2005-01-01から1年間の記事一覧
(194) 守り人シリーズの3作目です。 今回は夢と花がテーマになっています。人の夢を必要として咲く不思議な花。 花の世界で夢を見つづけ、目覚めない人々。 皇太子を亡くし悲しみに暮れる一ノ妃、薬草師タンダの姪カヤ、そしてチャグムまで。花の夢から覚…
(193) 近くの図書館ではまだ入荷していなかったので、リクエストして取り寄せてもらい一番に読むことができました!図書館を舞台にした日常の謎を集めた物語です。 閉館後の図書館に居残ろうとする少年達の話、洋書絵本を積み重ねた暗号の話、ずっと前に廃…
(192) ドーン城に預けられ騎士の修行をしていた少年ランドルでしたが、城にやってきた魔法使いマードックに出会い、魔法に魅せられてしまいます。 魔法使いになりたいと思ったランドルは、安定した将来を捨て、城を飛び出します。しかし、魔法学校に入学で…
(191) 1918年生まれの吉沢さんと、1921年生まれの清川さんが月1回くらいの割合で手紙を交換した記録をまとめた本です。 母にすすめられて読みました。お二人とも高齢で仕事も忙しい中、丁寧に日々生活しているのが伝わってきます。 日本語の美しい使い方…
(189) 宇宙を巻き込んだすごくスケールの大きい物語です。 体調が悪い中読んだので頭にあまり入らず、次々と過去や未来が入れ替わる状況に混乱することが多かったです。 ジョーンズさんの本は元気な時に読むに限りますね。モーディオンやアンの隠れた正体…
(188) 湯本さんの作品は生と死、老人と子どもがテーマになっているものが多い気がします。 これもそんな1冊ですが、主人公の僕よりも母と祖父の親子関係に重点がおいてある感じでした。爪きりの絵が表紙にあり、印象的です。>母は夜更けに爪を切った。て…
(187) 堀江敏幸さんはこの『熊の敷石』で第124回芥川賞を受賞したそうです。 本には表題作と「砂売りが通る」「城址にて」が収められています。どれもよかったのですが、「熊の敷石」が一番印象に残りました。 主人公はなんとなく堀江さんをイメージしてし…
(186) 13歳当時に書いたデビュー作だそうです。 J・R・Rトールキンの『指輪物語』やミヒャエル・エンデの『はてしない物語』、フィリップ・プルマンの『ライラの冒険シリーズ』を愛読していた彼女。 なんとなくそれらの影響が感じられるなと思う箇所も…
(185) 母から借りて読みました。楽しみにしていた初堀江さんです! 本の装丁も素敵だし、派手さはないんだけれど(むしろ地味)印象に残りました。静かで落ち着いた雰囲気の文章、しみじみと味わっていたい感じです。 最近急いで読む習慣がついていたので…
スペース (創元クライム・クラブ)作者: 加納朋子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/05/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (75件) を見る
(184) 『ななつのこ』『魔法飛行』に続く、駒子シリーズ3作目です。 二つの恋愛物語になるのかな。 瀬尾さんと駒子の淡い恋が少し進展したような感じです。 今回も手紙の謎を解く話ですが、その手紙がとっても長い。 読者も一緒に読みながら謎を解いてい…
(183) 空想癖がある金持ちの男が作家の作られた物語を読むよりも市井の人達の実際あった不思議な体験を聞きたいと、新聞や雑誌で語り女を募集して話を聞くという物語。17人の女性が登場して話をしていくのですが、それぞれかなり独特で不気味なのもあり、…
(182) まず特徴ある表紙が目に飛び込んできます。 異国風の少女が二人。双子みたいにそっくりです。 夢見るようなトロ〜ンとした、うっとりした大きな目が印象に残ります。 一人の子は手に水色の石のようなものを持っています。 最後まで読むとこの絵が本…
(181) 時をテーマにした物語に最近はまっています。 カルミアさんおすすめのこれも素敵な一冊でした。主人公のペネロピーはロンドンに住んでいる病弱で空想好きな少女です。 ペネロピーは病弱でよく体調を崩すので療養のため、兄と姉と一緒に母方のサッカ…
(180) 高楼方子さんの著書は絵本も児童書も多数あってタイトルだけ知っているものが多かったのですが、読むのは初めてでした。 『時計坂の家』というタイトルが素敵!とてもわくわくします。主人公は12歳のフー子。 いとこのマリカから7年ぶりに手紙が届…
(179) 荻原規子さんの勾玉三部作の2冊目です。 三部作の中でもとても分厚いので読むのに躊躇しそうですが、最後まで飽きることなく物語の盛り上がりにのせられて夢中で読めました。遠子と小倶那は性格は正反対だけれど幼い頃からずっと一緒。 双子のよう…
(178) ピーター(弟?)がはしかにかかり、隔離のためアランおじさんの家に預けられたトム。一緒に遊ぶ友達もなく、庭もないので退屈した日々を過ごしていましたが真夜中に13も時を刻む古時計の音を聞いたことから、昼はなかったはずの不思議な庭園に出る…
(177) カエルが黄色い児童用のかさを持って走っている表紙がかわいいです。 伊藤遊さんは『えんの松原』がすごくよかったので、今とても気になっている作家の一人です。 これは現代ものでまあまあ面白かったのですが、残念ながら『えんの松原』を読んだ時…
(176) 守り人シリーズの2作目です。 女用心棒で短槍使いの名人バルサが、生まれ故郷のカンバル王国に戻る場面から物語が始まります。 <闇の守り人>ヒョウルが住まうという洞窟を通る途中、ヒョウルに襲われているカッサとジナの兄妹の命を救います。バ…
(175) オックスフォード大学史学部の学生ネッド・ヘンリーは、コヴェントリー大聖堂の再建計画の資料集めのため責任者のレイディ・シュラプネルに駆り出され、何度も時間旅行をしていました。空襲の時、大聖堂にあったはずの「主教の鳥株」という花瓶を見…
(174) まだまだ売れ続けているこの本、母に借りて読みました。 たった5分で自分を変える方法が60書かれています。 4コマ漫画&イラストが載っていて読んでいるだけで面白い! ちょっとしたことなので簡単に実行できるのもいいです。自分があまりできてな…
(172) いしいしんじさんの本は2冊目ですが、またもや不思議で独特な世界にはまってしまいました。 どう感想を書いていいか悩んでしまいます。 童話のような、でもちょっと違う感じ。 物悲しくて優しい、胸がきゅんとしてしまう物語でした。ぶらんこが上手で…
(171) 続けてジョーンズさんの本です。 これは『星空から来た犬』とは違い、読みながら頭の中がぐちゃぐちゃになってました。 まさにジェットコースター! 登場人物は多いし、異世界が多重構造になってて展開についていくのが大変。 読んでいて、この人こっ…
(170) これはジョーンズさんのかなり初期の頃の作品だそうです。 私が読んだジョーンズさんの本はハウルの2冊のみですが、雰囲気が違う感じはなんとなく分かりました。主人公は無実の罪を着せられた星人シリウス。 裁判の結果、犬に姿を変えられ地球に送ら…
(169) 本プロで時々UPされていてずっと気になっていた伊藤遊さん。 初めてこの人の作品を読みましたが、すごくよかったです。物語は藤原氏が勢力を伸ばしていた平安時代が舞台。 現代と大きく違っているのは怨霊の存在が信じられていたこと。 色々な災害や…
(168) 本プロで絲山さんの本がよくUPされているので試しに読んでみました。 読みやすい文章を書く方だなとまず思いました。 さらさら読める、気づいたら終わってた・・・そんな感じ。私は登場人物に共感できるかできないかで評価が決まると、今回改めて実…
(167) 私は海外文学はファンタジーくらいしか読まないけれど、これは数々の文学賞を総なめにしたインド系新人作家のデビュー短篇と聞いたので珍しくチャレンジしてみました。あまり期待して読まなかったからよかったのか、文章がスーッと入ってきました。…
(166) 以前本プロで話題になってたこの本。やっと読めました。 期待通り、面白かったです。クローディアは弟のジェイミーを誘って家出をします。 行き先はメトロポリタン美術館というのがすごい。 日本では考えられない場所です。しっかり計画を練っている…
(165) 今年必ず読みたいと思っていたシリーズです。 かなり私好みではまりました。 日本の伝説や神話が入ってる話にはなぜか惹かれます。 精神的強さを持つ登場人物も大好きです。 登場人物がかなり好きになると私の評価は甘めになることも今回判明しまし…
(164) 前から気になっていたクラフト・エヴィング商会の本です。本当だったらいいなと思うような18の職業が写真つきでのせられています。 遊びごころがある本ですね。気に入りました。 雑誌「太陽」に連載中も本当にこんな職業があるのかと問い合わせが来…
(162)(163)長いようで短かった私の指輪の旅も終わりました。 こういう結末だったんですね・・・しばし放心状態でした。 読み終わった時に満足した気持ちで本を閉じる幸せ♪文句なし、星5つです。映画から入った私ですが、原作もよかった! 地名や人名に…