はぴの本棚

2003年からの読書日記

れんげ野原のまんなかで (ミステリ・フロンティア)作者: 森谷明子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/03/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (85件) を見る

(193)
近くの図書館ではまだ入荷していなかったので、リクエストして取り寄せてもらい一番に読むことができました!

図書館を舞台にした日常の謎を集めた物語です。
閉館後の図書館に居残ろうとする少年達の話、洋書絵本を積み重ねた暗号の話、ずっと前に廃校になっている図書室の本が紛れ込んでいた話など・・・

図書館で働いている人からの視点がよく分かり、新鮮でした。
主人公の文子は何事にも一生懸命すぎて、感情移入しにくいところがあったけれど、新人司書という設定だから熱意がありすぎだったのかな?
脇を固める先輩司書の能勢さんや日野さんはすごく好感が持てました。
秋葉のだんな、深雪さんもかなりいい味を出してました。

児童書が何冊か登場するのもうれしかったです。
それもいい作品だけどあまり目立たない本。
本プロで興味を持って読んだ2冊だったのでなおさら印象に残っていたのかも。
でも「しっかり張った顎のヒロインが登場する〜黄色い背表紙の文庫本」はどうしても分からなかったので残念でした。

謎は予想のつくものもあれば、すっかり騙されてしまうものまであり、楽しめました。
図書館好きにはたまらない物語だと思います。



                                                                                                                                                              • -

北原杏子 > 私もどうにかして、「黄色い背表紙の文庫本」の正体を知りたいものですが、未だにわかりません。気になりますよね。ほんとに図書館ってことだけで、イチオシしたくなります。 (2005/07/02 02:19)
雨あがり > トントンさん、読まれましたね!私も「黄色い背表紙の文庫本」の正体が気になって気になって・・。本プロだったらどなたかご存知かな〜と思ったりしたのですが。 (2005/07/02 10:21)
ぱせり > わたしも楽しく読みました。図書館ますます好きになりました。秋葉のだんなも深雪さんもすてきですよね。本のなぞときも、読者にしかけられた作者のお茶目ないたずらみたいで、楽しかったです。わたしも「黄色い背表紙の文庫本」気になります。いつか、どこかでひょこっと謎が解けたらいいな、と思っています。 (2005/07/02 11:21)
すもも > 今、手元にあります。トントンさんの日記、斜め読みですが、楽しみですね。 (2005/07/02 16:19)
トントン > 北原杏子さん、雨あがりさん、ぱせりさん、「黄色い背表紙の文庫本」すごく気になりますよね・・・本プロの皆さんで今後ご存知の方が出てくることを期待したいですね。読書好き&図書館好きの人ならとても楽しめる本だと思いました。
すももさん、もう読み始めていらっしゃるかな?感想楽しみにしてますね! (2005/07/03 22:05)
butti > トントンさん、こんばんは!「図書館、司書、謎」。もうこのキーワードでは読むしかないですよね〜。ますます司書さんへの憧れをかきたてられた一冊でした (2005/07/04 20:49)
トントン > buttiさん、こんばんは!読みたいキーワードだらけでしたね。司書の仕事って想像以上に大変なんだろうけど、すごくいいなあって憧れます。本プロでこの本を知ることができて本当によかったです! (2005/07/05 21:11)
ケイ > この本読みたいです。おもしろそう。。分からない本の正体も、、いいですねぇ。今度予約したいです。図書館に。みなさんのコメントも、好評でますます読みたい。。 (2005/07/12 10:54)
トントン > ケイさん、謎の本の正体・・・私もすごく知りたいんですが、いまだに分からないんですよ。ぜひ読んでみてくださいね♪ (2005/07/13 23:28)