児童書・YA
オーガスト・プルマンはふつうの男の子。 ただし、顔以外は。 生まれつき顔に障害があるオーガストは、はじめて学校に通うことになった。 だが生徒たちはオーガストの顔を見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。 一方…
いつぶりの再読かなと思ったらなんと9年ぶり! 文庫本で購入してからずっと読み返したいと思っていたけれど、やっと手に取ることができました。 きっかけは長女に夏の読書感想文の宿題の本におすすめしたこと。 なんと海生と長女が同い年になってる・・・月…
こそあどの森のあちこちの地面から水がわき出した!なぜ? スキッパーたちはふたごのヨットで湖の水の〈出口〉に調査に出かけます……。 こそあどの森の物語、第12巻。 これでシリーズ完結とのこと・・・寂しい。今回も11巻で登場した水の精が出てきます。 で…
「こんにちは、憲法です。70歳になりました。わたしがリストラされるといううわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか」そんな科白からはじまる、芸人・松元ヒロ氏のひとり芝居『憲法くん』の舞台を、平和を愛してやまない絵本作家・武田美穂氏が絵本に仕立…
大人も子どもも楽しみながら、命の大切さを学べる図鑑ができました! 「みんな、いつか、死んでしまう」 だからこそ、みんな一生懸命生きていて、いろんなものを大切にできるんだ。そんな想いを込めて、 動物、人、建築物、機械、天体…などなど、 この世のす…
「お金は何のためにあるのか?」 「お金はどうやってお金になるのか?」 このような質問は、いざ聞かれると明確には答えにくいものです。 「本当の経済は、利益重視ではなく、ひとをしあわせにするための手段である」 本書は、経済の本質を、これまでの経済…
あの、おそろしい地震のあった日、萌花ちゃんは、会ったこともない親戚にひきとられるために狐崎の駅を降りました。 そして、たまたま同じ電車に乗ったゆりえさんは、自分の境遇と似た萌花ちゃんから目が離せず、いっしょに駅を降りてしまいました。 ゆりえ…
はじめて生理をむかえる女の子のためのガイドブック。 生理のしくみから困った時の解決法まで、コミック形式でわかりやすく解説。小学3・4年生〜よさそうな内容だったので借りてみました。 1998年初版。 絵は今どきではないものの、特に古さは感じませんで…
女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。 おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。 短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは――。 バルサの帰郷は…
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。 精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。 建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類…
ある晴れた夏の日、わたしが、湖に浮かべたボートの上で出会ったのは、ふわふわの毛につつまれた、二本足で歩くハリネズミのようなふしぎな生きもの、「ヤービ」でした。梨木さんの新作!そして大好きな児童書ということで期待大♪ 体調が回復してきた頃から…
小学生までに読んでおきたい文学シリーズの一巻目。(収録作品) 宮沢賢治「猫の事務所」 モーム「詩人」 桂三木助(演)「時そば」 サローヤン「ハリー」 星新一「悪魔」 グリム「ゾッとしたくて旅に出た若者の話」 ペロー「猫の親方あるいは長靴をはいた猫…
ムーミンパパは、一家のあるじとしてのプライドと責任から、海をわたり、小さな島であたらしい生活をはじめることを思いたちます。 灯台もりのいない灯台に、岩だらけの島。 慣れない土地での生活は、思っていた以上にきびしくて、ムーミンパパは大奮闘! い…
子どもの「なぜ?」に作家が答える人生相談「元気がないときは、どうしたら良いですか?」 「大人は楽しいですか?」 「努力はムダではありませんか?」 「死のうと思ったことはありますか?」 などなど、子ども素朴な疑問、悩みに55人の作家が好き勝手に答えます…
自由と冒険をもとめて、みなしごホームを抜け出したムーミンパパ。 発明家・フレドリクソンやスニフの父・ロッドユール、スナフキンの父・ヨクサル。 旅先で出会った最高の仲間たちとともに「海のオーケストラ号」で大冒険へ! 波乱に満ちた青春時代を、ムー…
海辺の村の老夫婦にあずけられたアンナは,金色の髪の少女マーニーと出会います。 2人は毎日ひみつの遊びを楽しみますが,村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。 ――ふしぎなめぐり合わせを体験した思春期の少女の物語。 巻末に,作者の長女による…
平和な6月のムーミン谷に大洪水がおしよせる。 ムーミン一家は、大水をのがれて、流れる一軒の家にうつる。そこは劇場だったので、一家はすばらしい劇をすることになって……。 大洪水に巻き込まれたムーミン谷の物語。 ちょうどこの本を読み終わった後に広島…
「小さな童話大賞」(毎日新聞社主催)受賞作「いただきます」を含む,人生について考える7つの動物寓話。初安東みきえさん。 このタイトル、一度聞いたら忘れられない強烈なインパクト(笑)「頭のうちどころが悪かった熊の話」「いただきます」「ヘビの恩…
長い冬眠からさめたムーミン谷の愛すべきなかまたちが、海べりの山の頂上で、黒いぼうしをみつける。 だが、それは「魔法のぼうし」だったために、つぎつぎにおかしな大事件が……。巻末エッセイは角野栄子さん。子どもの頃、唯一読んだ覚えがある作品。 今回…
北海道に住む少女ノリコが、お母さんのお墓の近くで出会った「小さな生き物」。 コロボックルの温かな物語の扉が、再び開く――。 佐藤さとるさんのコロボックルシリーズは6巻あるんですね。 全て読んだわけではないですが、子どもの頃出会った『だれも知らな…
長い尾を光らせた彗星が、地球にやってくるというので、ムーミン谷は大さわぎ。 ムーミントロールは彗星をしらべるためスニフと天文台へ出発しますが……。子どもの頃、『たのしいムーミン一家』(だったはず)を読もうとしたけれど、当時の私には物語の魅力が…
船長が不在の時に,霧にまかれ,錨を失ったゴブリン号.乗組員はツバメ号の子どもたちだけ.強風に流され,河口から外海に出てしまったゴブリン号は,船をもどそうとするジョンやスーザンの必死の努力にもかかわらず,まっしぐらに東へ進みます.やがて朝に…
ひとり立ちした魔女の子キキが、新しい町ではじめた商売は?相棒の黒猫ジジと喜び悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの一年をさわやかに描いた物語。 私が子どもの頃は単行本で3巻くらいまで読んだはず。 あとはジブリのアニ…
一度単行本で読んだので再読になります。 前回の感想はこちら↓ http://d.hatena.ne.jp/lovelyplace923/20100809 前巻から1年後の夏。 ツバメ号が座礁してしまっただけでも大変なのに同盟者であるブラケット姉妹が大おばさんの監視からなかなか逃れられない…
(613) 有力な魔術師たちがみな手に入れたいと願うソロモンの指輪―――宮殿のかたすみで一匹(ぴき)の<スナネコ>が目をきらめかせていた。 それは、最上級の獲物をねらうバーティミアスの姿だった……。 バーティミアス外伝、最終巻。 物語の世界に慣れてき…
(612) 見張りの妖霊たちによって厳重警戒が張り巡らされたソロモンの塔―――その黒壁を巨大な<ヤモリ>がのぼっていた。 それは、ソロモン暗殺という限りなく不可能な命令にやむなく従わされているバーティミアスの姿(すがた)だった……。 バーティミアス外…
(611) 今から3000年前―――エルサレムの上空を一羽の<フェニックス>が舞っていた。 それは、絶大な権力をふるうソロモン王のもとで奴隷として働かされているバーティミアスの姿だった……。 このシリーズを初めて手に取ったのが2004年。 http://d.hatena…
(609)(610)夏休み,ウォーカー家の4人きょうだいは,小さな帆船「ツバメ号」に乗って,子どもたちだけで,無人島ですごします. 湖を探検したり,アマゾン海賊を名乗るナンシイとペギイの姉妹からの挑戦をうけたり,わくわくするできごとがいっぱい! 40年に…
レ・ミゼラブル〈上〉 (岩波少年文庫)作者: ヴィクトルユーゴー,Victor Hugo,豊島与志雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/01/18メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (22件) を見るレ・ミゼラブル〈下〉 (岩波少年文庫)作者:…
アーヤと魔女作者: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,佐竹美保,田中薫子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/07/11メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (8件) を見る(596) 身よりのない子どもたちの家で育った女の子アーヤは、ある日、魔…