2007-01-01から1年間の記事一覧
(343) シリーズ4巻目。 前巻『さいはての島へ』が出版されてから16年経って出た本書。 発売からずっと追いかけてきたファンにとっては待ち遠しかったでしょうね。 私は完結している今連続して読めるのでとてもありがたいなと思います。この巻は女性について…
【2007年】 ①私のベスト3(本) 【第1位】『デイルマール四部作』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著【第2位】『獣の奏者』Ⅰ・Ⅱ 上橋菜穂子著【第3位】『ジェイン・エア』シャーロット・ブロンテ 1位は今年の初めに読んだのですが、とても面白く夢中…
(342) 前巻からまた長い時代を経てゲドは大賢人となって登場します。 エレス・アクベの腕輪がつながってからずっと平和が続いてきたアースシーですが、ついに変化が訪れ悪い知らせがあちこちからもたらされるようになります。 他の地と同様、災いの兆しを伝…
(341) 話題になっているこの本!母に借りました。 坂東さんの略歴がまずすごいです。 内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事当を経て、女性初の総領事(オーストラリア)、現在昭和女子大学学長とのこと。 第一章 マナーと品格 第二章 品格のあ…
(340) 『影との戦い』から数年後、今回はゲドも登場しますがちょっと脇役っぽい感じ。 主人公は初めて登場する少女テナーだと思います。彼女は5歳の時、大巫女の生まれ変わりとしてアチュアンの墓所に連れてこられます。 そこは名なき者たち(闇の力)が…
(339) 今年読みたいと目標にしていたシリーズです。 年末近くになってやっと手に取ることができました。 実は5年ほど前一度読み始めたことがあったんですが、暗いトーンで進む物語に馴染めないまま途中断念していて今回もそうだったらと少し不安でした。 …
(338) 三つ葉のクローバーのように心を結び合う、まゆ子・アミ・テト。三人の前に繰り返し現れる茶色い瞳の青年はだれ?白髪の老人がじっとそそいでくるまなざしの意味は?かつて若者が身を投げた塔の窓に映る謎の影、寮母が語る遠い日の心ときめく思い出…
(337) この本は1998年インドのニューデリーで開かれた国際児童図書評議会第26回世界大会においてビデオテープによって上映された皇后美智子様の基調講演を収録したものです。IBBY(International Board on Books for Young People)という団体があるの…
(336) クラフトエヴィング商會の活動もされている吉田篤弘さんの本です。 美味しそうなタイトルがまず気になっていたのですが、読むとますますお腹が空いてきます。読んでいるうちに男性版のかもめ食堂のような雰囲気を感じました。 淡々としている文章で…
(335) カナダを代表とする作家である著者は「短篇の女王」と呼ばれています。 賞の受賞も数多く、ニューヨークタイムズ「今年の10冊」やタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」にも選ばれています。でも、日本で訳されているのは本書と『木星の月…
(334) 『魔法の声』の続編、映画化も決まったようです。 あとがきによると三部作になるとのこと。だから今回は続きが気になるような終わり方だったんですね・・・本に載っていた紹介文を引用します。朗読すると物語が現実になる魔法の声を持つ少女メギーと…
(333) 教科書で習った覚えがなんとなくありますが、全文をじっくり読んだのは初めて。 小豆島の二十四の瞳映画村や岬の分教場にはだいぶ前に訪れたのですが、その当時はあまり心に残らなかった記憶があります。 ちゃんと原作を読んだり、映画を観てたら思…
(332) 新日記1冊目はこの本にしました。 娘が赤ちゃんの頃、肌が弱くて一時はアトピーと診断された経験や自分も子どもの頃から肌が少し弱い部分があったことから、体にも環境にも優しい石けんにはずっと関心を持っていました。 洗濯は粉石けんを使うよう…
初めまして、はぴです。以前「本のプロ」さんで「トントンののんびり読書日記」をつけてました。 そのサイトが残念ながら9月末で閉鎖になってしまい、現在引越し中です。 2003年からの読書日記なので先は長い・・・ 新しい日記と並行しつつ、過去日記を移し…
(331) 船井さんと浅見さんが好きな母に借りました。 1933年生まれの船井さんと1977年生まれの浅見さんの対談集です。 お二人は通じるものがあるようで、とても話が弾んでいる感じ。 1 人生の大半の出来事は、決めて生まれてきた 2 「死」とは何か? 3 あの…
(330) 今回の特集は「新潮文庫の100冊」の作家たち。 重松清、川上弘美、沢木耕太郎、北村薫、唯川恵、角田光代、恩田陸の読み切りが掲載されてました。特に心に残ったのは 重松清「ドロップ酢は神さまの涙」 北村薫「ほたてステーキと鰻」 恩田陸「青葉闇迷…
(329) 漫画です。短くてあっという間に読めます。 実は去年既に購入し、読んでいたんですが、色んな気持ちが湧いてくるばかりで感想にならず時間が経ってしまいました。 今年こそ8月に再読して感想をUPしようと決意。 衝撃は初読の時と変わらず心に重くの…
(328) 映像を先に見てすごくよかったので原作も読んでみました。 これは映画のための書き下ろし作品だそうです。 すらすらあっという間に読めました。映画のキャストが頭に残っているのでそのまま人物を重ねてしまっていました。 でも日本の女性達はもちろん…
(327) シリーズ3作目、完結編です。 これまでの2作と同じくらい分厚く読み応えのある物語でした。新たにストラヴァガントするのはスカイというアフリカ系の少年。 病気の母親を世話する心優しい人物です。 彼の護符は青い香水ビン、ストラヴァガント先はジ…
(326) 図書館で予約していたのですが、どんな理由で借りようと思ったのか思い出せず・・・ 『風が強く吹いている』を借りるつもりが間違えたかな?まほろ市で便利屋を営む多田のところに転がり込んできた高校時代の同級生行天。 高校時代は全く言葉を発する…
(325) 私が子どもの頃から実家の本棚にあった町田貞子さんの本。 それを文庫化したものが発売されたようです。 母に借りて読みました。・食卓の知恵 ・快適な収納作戦 ・衣類の手入れと収納 ・家と住まいの健康管理 ・家庭は家族で築くもの ・家庭管理のア…
(324) 王獣の子リランを任されたエリンは懸命に世話をします。 なんとかリランを救おうと奮闘するうち獣を操る技を身につけることに成功、皆を驚かせます。王獣を音無し笛で拘束したり、特滋水を与えることをせず、かつて見た野生の王獣のように育てようと思…
(323) 「守り人」シリーズ途中ですが気になっていたこちらを先に読みました。冒頭から惹きこまれてしまい、夢中で読み終わりました。 Ⅱの王獣編を読む前の時点だけれど星5つの気分。 とても充実した読書になりました。 上橋さんの物語、やっぱり好きです。…
(322) 創刊号がなかなかよかったので今回も買いました。 年4回発行というペースも私にはちょうどいいみたい。特集は石井桃子さん。 児童書の翻訳家として有名な石井さん。 100歳というのにまずびっくりしました。 ご本人インタビューも興味深く読ませても…
(320)(321) 氷と炎の歌シリーズの2作目。 読んだのがちょうど1年くらい前だったので期間が開いてしまいましたが、出版社のHPで前巻のあらすじをおさらいしておいたし、人物紹介を印刷して手元に置いていたので早く物語に入ることができました。今回…
(319) 初めてファージョン作品を読みました。 とても美しくて幻想的な作品たち。 著者は正規の教育は受けずに育ったそうですが、父は流行作家、母は俳優の娘ということでたくさんの本に囲まれて育ったとのこと。 本を読むことで、素敵な言葉が長い時間をか…
(317) 母に借りました。 映画は観ていませんが、キャストは知っていたので本の登場人物達に重ねて読みました。さだまさしさんの作品を読んだのはこれで何作目だったかな? 歌手としてのさだまさしさんのことは知っていますが、私の印象は歌手というより作…
(315)(316) 今回の守り人シリーズは2冊組、読み応えたっぷりでした。 来訪編を読んで一度感想を書こうと思ったものの先が気になって結局帰還編までノンストップで読みました。 久々にこのシリーズを再開しましたが改めてすごい吸引力を持った作品だと思…
(314) 図書館でだいぶ待っていたものが回ってきました。 「すごくよかった」とか「感動する」と聞いたことがあったけれど期待しすぎると楽しめない私は逆に冷静に読むことができました。リリーさんのことはテレビでちらっと見たことがあるくらいでイラスト…
(313) 先月読んだ『文学刑事サーズデイ・ネクスト1 ジェイン・エアを探せ!』で興味を持った『ジェイン・エア』。 分厚い本でしたが、じっくり読むことができました。この小説が出版されたのが1847年というのがまず驚き! ちょうど160年前に世に出た小説な…