2005-01-01から1年間の記事一覧
[今年のベスト3]【第1位】『少年時代』 ロバート・マキャモン 【第2位】『風紋』『晩鐘』両方セットで 乃南アサ 【第3位】『指輪物語』 J.R.R.トールキン 1位は本プロで話題になってぜひ読みたいと思っていた作品。 少年の成長物語でもあり、ミステ…
(227)(228) なんとか年内に読むことができました。 前巻でかなり圧倒されましたが、これはそれ以上だったかもしれません。 かなり分厚い上下巻だったということもあり、読了後は自然とほーっとため息が出ていました。 物語はまだ続いている感じがするか…
(226) これも母から借りました。だいぶ前に話題になった新書です。この本のテーマは「単なる娯楽のための読書ではなく」、「多少とも精神の緊張を伴う読書」で、文庫百冊、新書五十冊を読んだ(有効期限は4年)というのを、「読書力がある」ラインとして…
(225) 母から借りました。 本を読む前に漠然と持っていた美輪さんの印象は、意志が強くてずばずば物事を言う人、舞台がすごいらしいというくらいでしたが、読んだ後でだいぶ印象が変わりました。かなり苦労をして自分の道を切り開いてきた努力の人なんです…
(224) 私が今年の課題図書に決めていた本、なんとか間に合いました。 図書館で借りたのですが、すごい本の傷み方にびっくり。 表紙は新たに貼り替えられているものの、もう茶色く変色しています。 書かれたのは約10年前なのでかなりの人が読んだんでしょう…
(223) 更級日記を読んでから読むとより楽しめると、ときわ姫さんからお聞きしていたので、まず更科日記から。 図書館で借りたのはいいのですが、脚注だけの本を借りたのがいけなかったのか、難しすぎて数ページでギブアップ(笑) インターネットを渡り歩…
(222) 初マクドナルド作品。 この方、ルイス・キャロルと親交があったり、『ナルニア国物語』の作者C.S.ルイスに影響を与えたなどすごい人なんですね。昔話みたいな感じなんだけれど、とても独特な物語の世界です。 表題作の他に「昼の少年と夜の少女」…
(220)(221) 図書館派の私ですが、本プロでの評価も高くえいっと購入して読みました。 まさに名作!少しずつじっくりじっくり読みました。主人公はゼファーという田舎町に住むコーリー少年。 12歳の春から翌年の冬までのほぼ1年間の物語です。 牛乳配達…
(219) 2〜3年前にベストセラーになった新書です。 母から借りました。 ベストセラーと聞くとあまのじゃくな私は読みたくなくなるのですが、この本はずっと気になっていたので読めてよかったです。これは養老さんの語った話を編集部がまとめた本です。 す…
(218) これは続編になるのかな? この本単独でも楽しめますが、先に『ささらさや』を読んでいた方が楽しめると思います。 これまでの登場人物のことがより分かるので。 『ささらさや』を読んだ時、さやの気弱さ、頼りなさにもどかしさを感じたので、(本プ…
(217) 初、森絵都作品。 ずっと気になっていた作家の一人でしたが、作品も多く、何から読もうか悩むところでした。 ちょうど図書館で借りられずにあったものがこれ。 人気があるのでいつもほとんど残ってないのでした。 児童文学の枠を超えて綴られた初め…
(216) シリーズ第2巻です。 かなり分厚いので(あとがき含めて683p!)よいしょがいる感じがしますが、読み始めるとあっという間にスラスラいけました。物語はあれから2年後のロンドン。 レジスタンス団による相次ぐ爆破事件に悩まされています。 出世し…
(215) たんぽぽのお酒・・・なんともいい響きです。 本プロで何度もこのタイトルを聞きましたが、そのたびにいつか読もうと思っていました。アメリカ1928年の夏。 12歳の少年ダグラスが経験する様々な出来事。 幸福マシン、テニス靴、フリーリー大佐との出…
(214) ずっと読みたいと思っていた須賀敦子さん。 イタリアで暮らしていた日々を振り返ってのエッセイです。静かで落ち着いた文章を書く人だなというのが第一印象。 それに日本語の表現がなんとも上品で美しいです。 イタリアで翻訳の仕事をしているところ…
(213) 母の知人から借りた本(写真集といった方がいいかも)です。 かなり高額本ですが、文章もけっこう多めだし、写真がとても美しい。 もし自分の手もとに置けたとしたらきっと愛蔵版にして、時々ふと眺めては夢の楽園にいる気分になると想像してしまい…
(211) 母がコンビニでふと見つけて買ったこの本。 母と私は読む本も結構重なっていて好みも合うので時々貸し借りしています。 なかなかいいわよとすすめられ読んでみました。手帳は毎年買うんだけれど、使いこなせていない私。 最初気合を入れて書いていても…
(210) 今回の主人公はバルサではなく、新ヨゴ皇国の皇太子チャグムと星読博士シュガ。 新王の即位の儀に招かれサンガル王国へ出かけます。サンガル王国にもナユグと似たナユーグルという別の世界があると信じられていて、ナユーグル・ライタという民が住んで…
(209) デビュー作『停電の夜に』の雰囲気がとても好きだったので、2作目のこれはかなり期待して読みました。期待しすぎるとがっかりすることもあるけれど、さすがはラヒリさん! 読者の期待を裏切らない作品、堪能しました。 短篇もよかったけれど、長篇も…
(208) 本プロで紹介されていて気になっていた本です。タイトルや表紙の感じではちょっと手に取らなかった種類のものかも。 幽霊というより「不思議な人たち」と言えばいいのかな? 人間ではないけれど、人々の世界の境目を行き来するものたちの話でした。 と…
(207) 本プロで高評価だったこの本! 図書館で予約していたのが早く届いてよかったです。 最近気に入った文章に付箋を貼るようになったのですが、この本にもあちこちに付箋がつきました。角田さんの作品は都会的で乾いた文章というイメージで、変わった家族…
(206) 母に借りました。 娘を母乳で育てているのですが、最近よくトラブルになるので、どうも私の食生活が大きく関係しているように思い、食について少し勉強してみることにしました。病院の先生帯津さんと『粗食のすすめ』で有名な幕内さんの共著。 分かり…
(205) 本プロで知り、借りました。 副題に「書物を愛する人のための本」とあります。 手紙だけで成り立っている本です。チャリング・クロス街84番地はイギリスの古書店マーク社の場所。 そこへニューヨークに住む読書好きな女性ヘレーンが手紙を出し、古本を…
(204) 今月の1冊にもなっていたし、今年こそ夏に読もうと思っていました。 読めてよかったです! ネタバレはしていないと思いますが、未読の人は先入観なしで読んだ方がいいかも。小学6年生の仲良し3人組、木山、河辺、山下が一人の老人を観察し始めます…
(203) 上橋菜穂子さんの作品は「守り人シリーズ」が有名ですが、これもすごく心に残る物語でした。読み始める前に装丁に目がいきました。 表紙は狐が飛んでいる(浮いている)絵。 ちょっと暗い空の色と桜並木が印象に残ります。裏表紙はきれいな青空で桜の…
(202) 梨木香歩さんのエッセイを読むのは2冊目。 『春になったら苺をつみに』よりも難解な感じがしました。「考える人」という雑誌に掲載されていたからか、私の理解がなかなかなのか? 言葉がすっと入ってこないで、読むのにけっこう時間がかかりました。 …
(201) 第13回鮎川哲也賞受賞作ということです。 上下段の厚い本ですがとても面白く、夢中で読んでしまいました。第一部 上にさぶらふ御猫 第二部 かかやく日の宮 第三部 雲隠語り手は紫式部(御主)に仕えるあてき。 第一部から第三部まで時代が下っていき…
(200) 以前読んだ『八十歳をすぎてわかってきた人生の大切なこと』が、とても素敵で清川妙さんのことが大好きになった私です。 地域の文庫をされている方から母が借りたというこの本も、すごくいいよとすすめられて読みました。 読んでいる途中で、この本…
(199) シリーズ第3巻、完結編です。 久しぶりに故郷のブレスランドに戻ってきたランドルでしたが、後継者争いに巻き込まれてしまいます。 敵の陣営にいる魔法使いは以前、魔法学校にいたゲイマー。 当時落ちこぼだったランドルを散々馬鹿にしていた彼。 …
(198) ちゃこたろさんの日記で知って読みました。 食に関するエッセイ、すごく好きです。 表紙をめくるとすぐに素敵な言葉が飛び込んできました。 「ていねいに暮らすって、ていねいに暮らしたいと希うこと」 ていねいに暮らす・・・いい言葉です。 中でも…
(195) 勾玉三部作の3冊目ですが、他2冊を読んでいなくても十分楽しめると思います。 主人公は坂東の地で双子のように育った同い年の阿高と藤太。 甥と叔父の関係にあたるが、仲良しでどこへ行くのもいつも一緒。 そのため二連と呼ばれ、武蔵の中でも注目…