2003-01-01から1年間の記事一覧
[今年のベスト3] 【第1位】『センセイの鞄』 川上弘美 【第2位】『ブレイブ・ストーリー』 宮部みゆき 【第3位】『ライラの冒険シリーズ』 フィリップ・プルマンかなり迷いましたが図書館で借りるのが多い私として買って家に置きたいくらい気に入ったの…
(72) 宮部さんの新刊を思いがけず早く借りることができました。 2年ぶりの現代ミステリーだそうです。ある財閥会長の個人運転手梶田が自転車に轢き逃げされ死亡する事故(事件?)が起こります。 編集者の杉村は義父の会長に梶田の娘二人を紹介され、相談に…
(71) 初石田作品でした。 本プロでも人気なのが分かりました。かなりよかったです! ドラマも見てなかったので新鮮な気持ちで読めました。 「池袋ウエストゲートパーク」ってかっこいいと思ったけれどなるほど・・・うまい呼び名ですね。マコト役は長瀬智也…
(70) 川上さんの小説はいくつか読んだけれど不思議な話が多くて、正直ついていけないと思ったこともありました。 でもこの本は全然そんなことなかったです。センセイと月子さんのかもし出す雰囲気がすごく好きでした。 切なくてちょっとほろりとしてあったか…
(69) 最初の気持ち悪い(笑)カタツムリの夢からすぐに物語に入り込んでしまいました。 7つの短編が収められています。主人公は会社を辞め探偵事務所を始めた仁木順平。 依頼もなく暇を持て余していた時、真っ白な猫を抱いた不思議な少女安梨沙がやって来ま…
(68) 本プロで話題になっていて気になっていた本です。 図書館でたまたま見つけたので早速借りました。 佐藤さんの本を読むのは初めてです。期待通り、とてもよかった! 私はしみじみほろりとする話にはめっきり弱いみたいです。主人公は噺家で二ツ目の三つ…
(67) よかった!上下巻噛みしめながら読んだ感じです。 図書館で借りたんだけれどボロボロになってました。 たくさんの人が読んだに違いないと思いました。 まだ読んでない人にはぜひおすすめします。 歴史ものが苦手な私でもかなり入り込んで読めました。登…
(66) やはり不思議なまま読み終わってしまった話でした。 でも意外と読後感はよかったです。哲学的であり、性的であり、幻想的。村上春樹さんに多くのファンがいるのも分かる気がしました。 彼独特の小説世界があります。 嫌いではないけれど、もう私はしば…
(65) ごめんなさ〜い!星2つにしちゃいました。 どうも私は村上春樹さんの本と相性が悪いみたいです。 以前読んだ「ねじ巻き鳥」も意味不明のまま読み切ったしこれもそんな感じです。 私には彼の魅力が分からないのかな?まだ上巻だけですが、さっぱり何が…
(64) 「ライオンハート」といえばスマップの曲しか思いつかなかったんだけれど、外国の人の曲だったんですね。 知らなかった・・・ちょっと興味あります。不思議なラブストーリーでした。 読み始めてすぐは時代が前後してかなり混乱しました。 ほんの一瞬の…
(63) 上巻から3ヶ月待ちと聞いていたけれど早く回ってきました。 上巻では説明が多い気がして評価も低めだったけれど、下巻はよかった・・・何回も涙ぐんでしまいました。 やっぱり宮部さんは上手いなあ。ここからはネタバレです。 自分の悲しい運命を変え…
(62) アル中の妻とホモの夫の話と聞いていたのでかなり覚悟して読んだのですが(笑)さすが江國さん、なんだか普通の恋愛小説のようにさらっと読めてしまいました。 切ないけどあったかくて透明感がある感じ。 章ごとに夫と妻の視点が交代するのもけっこう好…
(61) テレビでよく「名探偵ポアロ」を見ていたけど、実際小説で読むのは初めてでした。 ちょっと新鮮。 テレビの印象ではお茶目な感じのある探偵でしたが、本ではキザなすましたところが出ていた気がします。 有名なセリフ「灰色の脳細胞」も何回か登場して…
(60) 最近本を読む時間が取れず不満いっぱいの日々でした。 この本も一気読みすることが難しく図書館で何度か連続で借りてやっと読めました。 途切れ途切れで読んだのと中国の歴史についてあまり詳しくなかったことから評価はちょい低め。 でも十分楽しめま…
(59) 図書館で3ヶ月以上待ってやっと借りられました。 でも下も3ヶ月ほど待つらしい・・・今度までに内容を忘れてしまいそうです。 こんなに待つのなら古本屋で買った方がよかったかも。 図書館の返却期限が今日でまだ半分ほど残っていたのでかなり大急ぎ…
(58) 『ビッグ・ファット・キャット』の感想をUPした時にときわ姫さんが教えてくださった向山さんのファンタジーを読んでみました。 すごく面白くてのめり込んでしまいました。 英語の本も分かりやすくて好きだけれど小説もたくさん書いて欲しいです。主人…
(57) 高校生でこんな小説が書けるなんて・・・ 何かの賞の候補になったのだけは覚えていたんだけれど、あまり期待しないで読んだらすごく良くて衝撃的でした。「シルエット」「植物たちの呼吸」「ヨル」が収められています。 私は「シルエット」が気に入りま…
(56) 『夏の庭』を読みたかったけれど見つからずこちらを先に読むことにしました。 先日読んだ『ささらさや』と同じく夫を失った妻の話が続いてびっくり。また違った感じで楽しめました。主人公は7歳の千秋。 急に父が亡くなり母が虚ろになってしまいます。…
(55) 本プロでよく名前を見かける加納さん。 ずっと気になっていたので読んでみました。 なぜかこの作家さんの文章はスッと自分の中に入ってきました。 この本だけではまだ分からないけど好きな雰囲気です。 これから他の作品も読んでいこうと思います。主人…
(54) 10の短編が収められています。 江國さんのあとがきによると「愛にだけは躊躇わない、あるいは躊躇わなかった女たちの物語」です。 さらさらとして読みやすい文章で一気に読めましたが、なぜだろう・・・私にとっては好きではない話が多かったです。そん…
(53) エイズ患者とその世話をするホームケア・ワーカーの交流を描いた11篇。 それぞれに「〜の贈り物」というタイトルがついていてエイズという重いテーマを扱っていながらも暗くなり過ぎないところがよかったです。 著者が実際にホームケア・ワーカーの経験…
(52) 本プロでかなり話題になっていた本です。 この前図書館で発見したので(ラッキー!)早速借りました。まず表紙が素敵。 私好みで気に入りました! 読みながら何度も表紙を見てしまうくらい。 登場人物を想像しながら読みました。 病弱な若だんな一太郎…
(51) 『からくりからくさ』を読んでいいなあと思ったのでこの本を借りてみました。 第1回児童文学ファンタジー大賞を受賞している作品です。主人公は小学生の照美。両親はレストランを経営していて忙しく寂しい思いをしています。 以前照美は近所の子ども達…
(50) ネシャン・サーガシリーズの第3巻、最終巻です。 一冊がとにかく分厚かったし期間を空けて借りたので残念ながら前の話をかなり忘れていました。 とにかく長かったというのが正直な感想です。この3巻は第七代裁き司のゲシャンことヨナタンが仲間と共に…
(49) まゆさんの日記でこの本に興味を持ち、早速読みました。 以前、途中断念したこともあって最初は不安でしたが今回はすぐに物語の世界に入れました。 今がちょうど読むのにふさわしい時期だったのかもしれません。蓉子の祖母が残した古い家で四人の女性が…
(48) モデルやテレビの司会で活躍中のはなさんの英語本です。 彼女の自然で爽やかな雰囲気がとても好きなんですが、英語以外にもフランス語、中国語まで話せるとは知りませんでした。この本は日常で身近に使われる英語を紹介しているんだけれどイラストも多…
(47) 金城さんの本は『GO』しか読んだことがなかったんですが、ずっと興味を持っていました。 これは『GO』とはガラッと雰囲気が違う話だけれどとてもよかったです。 こんな話も書けるとは・・・追いかけていきたい作家の一人になりました。「恋愛小説」…
(46) 続けて恩田陸さんの本です。 これは連作短編集で特殊な力を持ってひっそりと暮らす常野一族の話です。 当然ながら『木曜組曲』とは感じが違って、興味深く読めました。短編ごとに毎回登場人物が違うんだけれど、途中で前に出てた人がまた登場したりして…
(45) 以前本プロで話題になっていた本です。 古本屋で見つけたので早速ゲットしました。重松時子が薬物死を遂げてから4年。 毎年彼女をしのんで女たちがうぐいす館に集まります。 謎のメッセージにより和やかな席は一変し・・・ とにかく最初から引き込まれ…
(44) さくらももこさんの本はよく読んで笑わせてもらうんだけど、これも面白かったです。 内容はいろんな人を訪ねてとんでもないめにあう体験記かな。最初の「ベル博士の謎」では絶対ベル博士はインチキだよ〜と思いつつ笑いながら読めました。 わくわくしな…