2006-01-01から1年間の記事一覧
[今年のベスト3]【第1位】『血族の物語』 ピーター・ディッキンソン 【第2位】『トリツカレ男』 いしいしんじ 【第3位】『蒲公英草紙 常野物語』恩田陸1位はダントツ! 児童書としてはもちろん大人にも十分楽しめる物語。 上下巻かなり分厚いですが、最…
(295) ハードボイルド三部作、ラストです。 ページ数も少なめだし、ブラッドベリの文体に慣れているのでけっこう早く読むことができました。原作が出版されたのは前巻『黄泉からの旅人』から12年後、1作目『死ぬときはひとりぼっち』からだと17年にもなると…
黄泉からの旅人作者: レイブラッドベリ,Ray Bradbury,日暮雅通出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る
(294) 続けてハードボイルド三部作の第2作目。 原作では1作目が出版されてからこれが出るのに5年、ちなみに完結編はそれからさらに12年後の出版だそう。途中まで1作目と関連があまりないのかと思っていたけれど、年月が経っているだけで主人公は同じ人物…
(293) これがハードボイルド三部作の第1作目とのこと。 今回一気に3冊借りてきました。ハードボイルド小説というのはよく聞くけれど、読み慣れないジャンルなのでいまいちピンとこなかった私。 ちょっと調べてみたら「感情を抑えて行動する主人公が登場す…
(292) ナルニアシリーズ6作目。 ナルニア年代記からいうと一番最初の物語でした。ここでの主人公はディゴリーとポリー。 ディゴリーのおじが作った魔法の指輪で、ちょうど誕生する頃のナルニアにやってきますが、ナルニアへ行く途中立ち寄った滅びの都チャ…
(291) これ、今月ぜひ読もうと思っていました。 最近ぐっと冷え込むようになって、ぴったりの時期に読めました。中学生の少女爽子が主人公です。 爽子はある日素敵なたたずまいの二階家を見つけます。 そこは「十一月荘」と名前でした。十一月荘からの帰り道…
(290) 名作と呼ばれる有名な作品がずっと気になっている私。 なんとか月に1冊以上は読みたいと目標にしているのですが、なかなか・・・ これは以前テレビで紹介されていて気になったので読んでみました。もっと堅苦しい話かと思っていたら意外に読みやすく…
(289) 初あさのあつこ作品。 時代小説を読んだ数はそう多くない私ですが、初めての時代小説とは思えないくらいこなれている印象。 最後への盛り上がりも十分で面白さもあり、本当にうまい! 途中からは夢中になって読みました。小間物問屋遠野屋の若おかみお…
(288) ピーターディッキンソン(ディキンスン?)作品2冊目。 アーサー王物語伝説はちらっと聞いたくらいだし、その中に登場する魔術師マーリンも軽く耳にした程度。 でも、そんな私でも十分楽しめる物語でした。訳者あとがきから抜粋して簡単に説明させて…
(287) ずっと読んでみたかったこの本。 最初は図書館で借りたのですが、(書庫に保管されていて著者のサイン入りでした!)少し読むだけでかなり気に入ってしまいすぐに購入。 ゆっくりゆっくり読みました。シャンソン歌手である著者のエッセイ&料理レシピ…
(286) 雫井さんの作品は初めて。 本プロで評判がよかったので図書館で予約していました。自分が教育系の学科で教師の勉強をしたこともあったし、(教育大ではありませんが)部活も音楽関係だったのでなんだか主人公が若い頃の自分に近いように思えて評価がや…
(285) 主にフランスで出会った「もの」についてのエッセイ。 各2〜3ページで堀江さんのところにやってくることになった「もの」が紹介されています。 堀江さんが気になるのは「ほんのちょっとむかしの」もので、ビー玉、ボタン、ヨーヨー、腕時計などあり…
(284) ナルニア国物語5巻目。 刊行順でいけば5番目ですが、ナルニアの年代表でいけば、『魔術師のおい』(シリーズ6巻目で未読)→『ライオンと魔女』に次いで3番目の物語になります。今回は現代から誰かがナルニアへ行くという形式ではなく、もう既にピ…
(282)(283) ピーター・ディッキンソンさんの作品は初めて読みました。 分厚い上下巻のファンタジーですが、とても面白かった! 上下巻ものって下巻まで読んで評価が決まることが多い私ですが、これはもう上巻を読んだ時点で星5つって決まってるくらい夢中に…
(281) 図書館に予約してずいぶん待ちましたがやっと読めました! 劇団ひとり=お笑い芸人というのは知っていましたが、どんなネタでどんな芸をするのか全然知らない私(汗) 最近NHKの朝のテレビ小説で俳優として出てるのを見て、お笑いの人なのに演技も…
(280) 魔法のような、幽霊話のような、でもおどろおどろしいのではなくて、恋愛の部分もあるし、家族の物語でもある・・・本当に色々な要素を詰め込んだ魅力的な物語でした。主人公のローランドは幼い頃から毎度見る悪夢におびやかされながらも、学校でも家…
(279) ナルニア国物語4巻目。 前巻に登場したユースチスに加え、新たにジルという少女がナルニアを訪れます。 そこでアスランから行方不明のナルニアの王子リリアンを探すことを命ぜられ、ユースチスと沼人の泥足にがえもん(すごい名前!)とで 王子探索の…
(278) 住んでいる部屋をシンプルに綺麗に片付けたい!というのが私が常に思っていることなんですが現実はほぼ逆・・・ なので時々こういう本を読んで気持ちを奮い立たせています。 この本は以前かなり話題になったような記憶があります。 母から借りました。…
(277) 須賀さんのエッセイは2冊目ですが、(初は『ミラノ霧の風景』)こちらの方がより好みでした。 美しい日本語は相変わらずで、より読みやすく文章が練られている印象です。タイトルも素敵で「ヒヤシンスの記憶」「雨のなかを走る男たち」「重い山仕事の…
(276) 以前面白そうだと思って本プロでチェックしていた本です。 民俗学ミステリーというんですね・・・ 民俗学という学問はちらっと聞いたことがあるくらいでしたが、これがなかなか面白くて想像以上に楽しめました。 なんだかミステリーなのに民俗学の勉強…
(275) 宮沢賢治の作品は教科書で少し習ったくらいでいつかきちんと読んでみたいと思っていました。収録されている作品は下の14編。双子の星 よだかの星 カイロ団長 黄色のトマト ひのきとひなげし シグナルとシグナレス マリブロンと少女 オツベルと象 猫の…
(274) 講談社のYA!ENTERTAINMENTシリーズの1冊です。 このシリーズは初めて読んだかも。江戸時代〜明治初期だと思われる時代の十代前半の子ども達が主人公の短編集でした。「つ」の字 なまくら 灰 チョボイチ 車引き 赤い番がさ どろんどの…
(273) お屋敷の屋根裏の人形の家でひっそり暮らしていた小人。 ある日美しい妖精が突然やって来ます。 一晩だけ泊まっていくという約束のはずだったのに、小人は毎晩少しずつ語られる妖精の話に引き込まれていき・・・朝になって眠ってしまうと透明になった…
(272) 以前図書館で予約していたものの読む気分ではなくて、期限切れ。 再度予約し直してやっと順番が回ってきました。涙もろいからきっと泣くだろうなと思っていたけれど、少し涙が出たくらいで案外冷静に読めました。 う〜ん、冷静というのとは違うかな。 …
(271) ちらも初めて読む作家さん。 イラン・テヘラン市生まれで大阪育ちというのにまずびっくり。 そして自分とかなり近い年齢だったので、重なる部分がなんとなく多いような・・・ 関西弁も心地よく、「どんじゃら」「肝油ドロップ」など文章の中にも懐かし…
(270) すももさんの日記で知りました。 初めて読む作家さん。 1970年生まれでまだ30代、デビューは1999年とのことです。 今回読んだのがすごく好きな感じだったので、既出の作品も読んでみたくなりました。 これからの作品も楽しみです。主人公の真治は父さ…
(269) 最近ミステリーから離れていましたが、図書館で予約していたこの本が届き久々に読みました。 そういえば以前直木賞で話題になって予約していたのでした。 本プロでも人気の東野圭吾さんですが、実は私苦手なんです。 以前何冊か読んだことはあるけれど…
(268) ナルニア国物語シリーズ3巻目です。 エドマンドとルーシィに加えいとこのユースチスがナルニアへ行くことになります。 今回ナルニアとつながっているのは、ユースチスの家にある船の絵。 人間界では前巻『カスピアン王子のつのぶえ』より1年過ぎてい…
(267) 以前母にすすめられた本を読んで以来清川さんのファンになってしまいました。 私からいえば祖母くらいの年齢なんですが、とても素敵な方だなと思っています。これは清川妙さんの今年出たエッセイです。 といってもこれまでのエッセイ集から一部を抜粋…
(265)(266) 「ドラゴンライダー」シリーズ3部作の第2作目です。 『エラゴン』もかなり分厚いと思ったけれどこれはその分厚さが上下巻に! でもこの分量に飽きることは全くなく、さらに夢中になる面白さでした。エラゴンとそのドラゴンサフィラはエルフの国…