はぴの本棚

2003年からの読書日記

八十歳をすぎてわかってきた人生の大切なこと作者: 吉沢久子,清川妙出版社/メーカー: 海竜社発売日: 2004/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

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1918年生まれの吉沢さんと、1921年生まれの清川さんが月1回くらいの割合で手紙を交換した記録をまとめた本です。
母にすすめられて読みました。

お二人とも高齢で仕事も忙しい中、丁寧に日々生活しているのが伝わってきます。
日本語の美しい使い方にしみじみ、みずみずしい感受性も素敵です。
年齢を素敵に重ねている手本のようなお二人でした。
花の名前にも詳しいこと、一人暮らしでも食事を丁寧に作り美味しく食べること、イギリス一人旅(清川さん)、思い立って旅行(吉沢さん)など行動的なのもすごいです。
心に響く言葉ばかりで、線を引きたいところがたくさんありました。

お二人が、健康を守るために守っていることがいいと思ったので簡単に抜粋します。
*吉沢さん
「しっかり食べること」「明るく考えること」
すべてを明るく考えるのは、むずかしいところもありますが、少なくとも、自分の身のまわりにある小さなしあわせに気づいて、それをひろい集めること、それを目標にすれば、なんとか明るい気持ちをもちつづけられましょう〜

*清川さん
質のいい食材をすこしずつ買う。これが私のモットーです。
〜ていねいに料理をするということは、なんと心を平穏にすることでしょう。
生きている充実感をそんなとき、しみじみ味わいます。
きげんよく生きなければ、生きる価値はない、とさえ、私には思えます。


素敵に生きている人たちにはやはり共通点があるように感じました。
人生の大先輩の本これからもっと読みたいなと思いました。




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すもも > 本を薦められたトントンさんのお母様も、素敵な方だと思いました。月一回の手紙というのにも惹かれます。ぜひ読んでみたいと思います。 (2005/06/26 19:18)
雨あがり > こういった本を薦めてくださるお母様、素敵だなと私も思いました。「ていねいに料理をするということは、なんと心を平穏にすることでしょう」の一文にドキッ!手抜きはダメですよね、、と反省(笑)読みたい本のリストに入れておこうと思います。 (2005/06/27 09:54)
nanao > 作者に比べれば、まだまだ若造です。
人生わかったつもりなんてできませんね。 (2005/06/29 19:26)
トントン > すももさん、母のことまでほめていただいたようで恥ずかしいやらうれしいやら・・・親子だからか読書の傾向が似ていておすすめも気に入ることが多いんです。この本も当たりでした!お二人の手紙のやりとりはとても上品だけど気取ってなくて素敵なんですよ。ぜひ読んでみてくださいね。
雨あがりさんもありがとうございます。母が聞いたら喜ぶだろうと思います^^ていねいに料理・・・私もドキッとしましたよ。一人の食事ってつい簡単にすませがちだけど、お二人はきちんと手を抜かずに作っているからすごいなと思いました。けっこうすぐ読める本なので雨あがりさんもぜひどうぞ。
nanaoさん、本にはさらっと書かれていますが、長く生きてきたからこその重みがあちこちで感じられましたよ。八十歳で素敵な生き方をされている先輩がいると励みになりますよね。nanaoさんが若造なら私なんてまだまだひよっこ(笑)人生日々勉強ですね〜 (2005/06/29 21:42)
ケイ > こんにちは。トントンさんの読書、しっかりと進められていますね。私もちょっとずつ、読んでいきたいな。この本、とてもいいですね。しっかりといいものを食べて、明るく生きる。毎日を大切にされている。トントンさんのリストにも読みたい本がたくさんです。また話しましょうね。レスありがとう。 (2005/07/07 12:53)
トントン > ケイさん、こちらにもありがとうございます。この本のお二人はとても素敵で、読みながら「こんな年の重ね方をしたいな」と思わされることばかりでした。ぜひ読んでみてくださいね。ケイさんとまたお話できるのを楽しみにしてます♪ (2005/07/09 12:07)