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2003年からの読書日記

雪沼とその周辺作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/11メディア: 単行本 クリック: 63回この商品を含むブログ (113件) を見る

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母から借りて読みました。楽しみにしていた初堀江さんです!
本の装丁も素敵だし、派手さはないんだけれど(むしろ地味)印象に残りました。

静かで落ち着いた雰囲気の文章、しみじみと味わっていたい感じです。
最近急いで読む習慣がついていたのですが、これはじっくり読まないともったいない。
何日もかけてゆっくりゆっくり読みました。

収録されているのは短編7つ。
どれも雪沼という地名が少しだけ出てきます。
登場人物も微妙にリンクしているというのが面白い。
どの話も好きなのですが、「スタンス・ドット」「送り火」「レンガを積む」が特によかった!

この間新聞で堀江さんの顔写真を拝見しましたが、本のイメージ通り?
知的で静かで少し繊細な落ち着いた印象を持ちました。
彼の著作、出ているもの全て読みたくなりました。



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ミワ > トントンさん、★が高くてうれしいです!自分が書いたわけじゃないけど(笑)。
あの地味さがくせになるんですよね。装丁もこだわってらっしゃるようでいつもいいなぁと思います。
堀江さん、新聞に顔写真が載っていたのですね。うち、新聞とってなくて(恥)。イメージどおりとおっしゃること、わかります。 (2005/05/18 23:22)
ぱせり > 本プロでよく目にする本、しかも皆さん評価が高いんですね。トントンさんも高評価ですね。すごーく気になります。ぜひ読んでみたいです。派手さはない。静かで落ち着いた雰囲気の文章。なんとなく好きになりそうな期待でいっぱいです。 (2005/05/19 08:14)
ありんこ > トントンさん、とうとうお母様から回ってたんですね〜!地味で普通なら手に取らないような本ですよね。本プロだとじわじわ人気の出てくるタイプというか(笑)一字一句、大切に読みたくなるような、日本語の味わいがありますね〜。 (2005/05/19 13:15)
トントン > ミワさんのおすすめしてた理由が読んでみてなんとなく分かった気がします!新聞は地元のなので全国版で載ってるかな?写真でも本のイメージ通り素敵な方でした。装丁もいいですよね♪これからも堀江さんの作品を追いかけていきたいです^^
ぱせりさん、私も本プロでずっと気になっててやっと読めたんですよ。評判どおり静かで落ち着いた雰囲気の文章でした。ぱせりさんも気に入ってくださるような気がします。是非読んでみてくださいね。
ありんこさん、とうとう読めました!実は母は積読派なので買っても少し読んで寝かせておくんですよ。なので先に全部読んだのは私なのでした(笑)「よかったよ〜!」と逆にすすめています。ありんこさんがおっしゃるように地味だけどじわじわ人気の出てくる予感がします。 (2005/05/19 22:07)
ぱせり > トントンさん、読みました。「最近急いで読む習慣がついていたのですが、これはじっくり読まないともったいない。」って本当にそうですね。一文一文に不思議な輝き(でも地味に光るのですよね)があって、大切に読みたい本でした。わたしも読み終わるまでにすごく長い時間かかりました。読んでよかったです。ありがとうございました。 (2005/05/30 08:15)
トントン > ぱせりさんもゆっくりじっくり楽しまれたようでよかったです!
>一文一文に不思議な輝き〜 
分かります♪私も何度でも読み返したい作品になりました! (2005/05/30 13:21)