上橋菜穂子
『精霊の守り人』にはじまる「守り人」シリーズの著者であり、国際アンデルセン賞作家賞、本屋大賞を受賞した上橋菜穂子。単行本初収録の多彩なインタビューやスピーチ、そしてエッセイが1冊の本にまとまりました。 作家を育んだ、愛してやまぬ本、約700冊の…
三人の物語の秘密が解き明かされる! ? 〈守り人〉シリーズ、『獣の奏者』、『西の善き魔女』、『RDG レッドデータガール』、『一瞬の風になれ』、『シロガラス』… 当代きっての物語の書き手でありまた読み手でもある3人の作家が、 お互いの作品を時にするど…
女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。 おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。 短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは――。 バルサの帰郷は…
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。 精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。 建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類…
命をつなげ。愛しい人を守れ。未曾有の危機に立ち向かう父と子の物語。 強大な帝国にのまれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団。 その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。 ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、…
高校生の頃から、これまでに訪れた様々な国々での出来事をつづりながら、 「あの頃の私」が「いまの私」になっていくまでを書いてみようと思います。(メッセージより) 上橋菜穂子さんのエッセイです。 小説も大好きですが、エッセイもまた違った上橋さんの…
大好きなことを仕事に出来たら、どんなにいいだろう。 みなさんの中にも、そんな憧れを抱いている人がきっといると思います。 私も、そんなひとりでした。 子どもの頃から、たくさんの物語を夢中で読んできました。 いつかこんな物語を、自分でも描けるよう…
(565) 守り人短編集です。 浮き籾、ラフラ<賭事師>、流れ行く者、寒のふるまいを収録。 バルサとタンダの子ども時代のことが書かれています。 久々に守り人の世界を堪能できました。 ラフラは雑誌ユリイカで掲載されたものを加筆したそう。 だいぶ前に読…
「守り人」シリーズや『獣の奏者』、『狐笛のかなた』に登場する美味しそうな料理の数々を再現した写真入りのレシピ集。 上橋さんの書き下ろしエッセイもついていてファンにはたまらない本だと思います。 読者が最も食べたいと思うメニュー、ノギ屋の弁当風…
(373) ついに読み終わってしまいました。感動!「天と地の守り人」三部作、ラストはチャグムの祖国、新ヨゴ皇国編です。 第二部までで大きく展開した物語がどう収まるのか期待しつつ読みました。 盛りだくさんの内容が詰め込まれているのに納得する内容で終…
(372) いいタイミングで予約の順番が回ってきたので続けて読めました。 第二部はバルサの故郷カンバル王国編です。 今回も最初から目が離せない展開で本を置くのがもどかしいほど。 一気読みに近い感じで夢中になってあっという間に読んでしまいました。 カ…
(371) ついに読み始めました! この三部作で一応シリーズが終了するのかと思うと、結末が知りたいようなずっと続いて欲しいような複雑な気分です。 でもそう思える作品に出合えたことが幸せともいえるのかな・・・ 第一部はロタ王国が舞台。 行方不明になっ…
(364) 「天と地の守り人」シリーズの予約待ちの間、気になって借りてみました。 上橋菜穂子さんの初期の作品(2作目)だそうです。 舞台は日本の古代。 山奥のムラで焼き畑、採集・狩猟をしながら静かにつつましく暮らしていた人々。 ムラでは月の森に住…
(362) 途中で読むのが止まっていた守り人シリーズ、久々に再開しました。 あとがきに詳しくありますが、今回のタイトルは『旅人』となっています。 バルサは登場せず、チャグムが主人公のストーリー。 本に載っていたあらすじを引用します。新ヨゴ皇国の皇…
(324) 王獣の子リランを任されたエリンは懸命に世話をします。 なんとかリランを救おうと奮闘するうち獣を操る技を身につけることに成功、皆を驚かせます。王獣を音無し笛で拘束したり、特滋水を与えることをせず、かつて見た野生の王獣のように育てようと思…
(323) 「守り人」シリーズ途中ですが気になっていたこちらを先に読みました。冒頭から惹きこまれてしまい、夢中で読み終わりました。 Ⅱの王獣編を読む前の時点だけれど星5つの気分。 とても充実した読書になりました。 上橋さんの物語、やっぱり好きです。…
(315)(316) 今回の守り人シリーズは2冊組、読み応えたっぷりでした。 来訪編を読んで一度感想を書こうと思ったものの先が気になって結局帰還編までノンストップで読みました。 久々にこのシリーズを再開しましたが改めてすごい吸引力を持った作品だと思…
(210) 今回の主人公はバルサではなく、新ヨゴ皇国の皇太子チャグムと星読博士シュガ。 新王の即位の儀に招かれサンガル王国へ出かけます。サンガル王国にもナユグと似たナユーグルという別の世界があると信じられていて、ナユーグル・ライタという民が住んで…
(203) 上橋菜穂子さんの作品は「守り人シリーズ」が有名ですが、これもすごく心に残る物語でした。読み始める前に装丁に目がいきました。 表紙は狐が飛んでいる(浮いている)絵。 ちょっと暗い空の色と桜並木が印象に残ります。裏表紙はきれいな青空で桜の…
(194) 守り人シリーズの3作目です。 今回は夢と花がテーマになっています。人の夢を必要として咲く不思議な花。 花の世界で夢を見つづけ、目覚めない人々。 皇太子を亡くし悲しみに暮れる一ノ妃、薬草師タンダの姪カヤ、そしてチャグムまで。花の夢から覚…
(176) 守り人シリーズの2作目です。 女用心棒で短槍使いの名人バルサが、生まれ故郷のカンバル王国に戻る場面から物語が始まります。 <闇の守り人>ヒョウルが住まうという洞窟を通る途中、ヒョウルに襲われているカッサとジナの兄妹の命を救います。バ…
(165) 今年必ず読みたいと思っていたシリーズです。 かなり私好みではまりました。 日本の伝説や神話が入ってる話にはなぜか惹かれます。 精神的強さを持つ登場人物も大好きです。 登場人物がかなり好きになると私の評価は甘めになることも今回判明しまし…