はぴの本棚

2003年からの読書日記

新版 指輪物語〈8〉王の帰還 上 (評論社文庫)作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二,田中明子出版社/メーカー: 評論社発売日: 1992/07/01メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (30件) を見る新版 指輪物語〈9〉王の帰還 下 (評論社文庫)作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二,田中明子出版社/メーカー: 評論社発売日: 1992/07/01メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (33件)

(162)(163)長いようで短かった私の指輪の旅も終わりました。
こういう結末だったんですね・・・しばし放心状態でした。
読み終わった時に満足した気持ちで本を閉じる幸せ♪文句なし、星5つです。

映画から入った私ですが、原作もよかった!
地名や人名には苦労させられましたが、頑張って読んだだけの充実感がありました。

映画だけしか観ていなくて原作にも興味がある人がいたら、ぜひ頑張って読むのをおすすめします。
読み始める前は長さに戸惑いましたが、物語に入ってしまえばなんてことはないです(笑)

ここから後は少しネタバレがあります。
未読の人は読まないほうがいいかも。



映画ではアラゴルンガンダルフに興味があったけれど、原作ではホビットの活躍に注目して読みました。
メリー、ピピンもかなり好きなキャラクターだし、なんといってもサムが素晴らしかったです。
最後はサムが家に帰るところで終わることからも、指輪所持者はフロドだけれどサムの物語にも思えました。

またセオデンとデネソールの対比にも興味がわきました。
蛇の舌に長い間、騙されていたセオデン・・・ガンダルフの助けで復活し、最後まで勇敢に戦う姿には涙が出そうでした。

立派だったと言われていたデネソールは逆に悲しい死を迎えてしまいます。
見る石を頼りにするようになり、最終的には狂ってしまったデネソール。
戦いの途中なのに瀕死のファラミアを道連れにして先に死のうと炎に飛び込む場面には鳥肌が立ちました。
人は歯車が狂ってしまうとこうも違うのかと感じました。

指輪の旅が終わり、仲間が別れ別れになり終わるのかと思ったら、ホビット村で大変な騒ぎが起きていたのも楽しく読めました。
たくましく成長した旅の仲間達が騒ぎを無事解決し、また元の穏やかな生活を取り戻します。
冒険で名を成すのも素晴らしいことだけれど、身近にある穏やかな暮らしを大切にするのが一番の幸せなのかな。
そんなことを思いながら本を閉じました。

王の帰還』のビデオを見るのが楽しみになってきました。
追捕編も読んだ方がいいかな・・・
私の指輪の旅は終わってしまったけれど、ずっと心に残る物語になりました。
また必ず再読したいと思います。



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カルミア > トントンさん、読了おめでとうございます♪ 読了後の幸せ感が伝わってきました。サムの物語、そう、そう思えますよね、同感です。追補編も年表とかは難しいんですけど、旅の仲間のその後とか、アラゴルンとアルウェンの事とかあって、映画の理解度がアップしました。(なぁんて、まだよく分からない所たくさんなんですが)。 (2005/01/30 15:31)
ぱせり > こんにちは。読了おめでとうございます♪わたしも「指輪物語」を読み始めました。まだ一巻目なのですが、ちゃんと読めるのかなあ、とはなはだ心配です。がんばります。 (2005/02/02 07:52)
トントン > 家族全員風邪をひいてダウンしてました・・・レス遅くなってごめんなさい><
カルミアさん、長い物語でしたがかなり満足して本を閉じることができました。読書の幸せを感じる瞬間ですよね!追捕編は難しいところもあるみたいですね。でも理解度がアップするなら挑戦してみようかな。
ぱせりさんは指輪の旅に出発したんですね。長いですが話に入ってしまえば大丈夫♪地名や人名などややこしいところはありますが、だいたいで読んでも十分楽しめますよ(笑)いい旅になりますように! (2005/02/02 21:29)
たばぞう > 読了おめでとうございます。トントンさんも無事に旅を終えられましたね〜!。これから見る「王の帰還」のビデオも楽しみですね。最近「王の帰還」の長バージョンのDVDを手に入れたので、日々少しづつ見たりしています♪。わかっているのに、同じところでまたうるうるしたりしています〜(笑)。 (2005/02/12 11:35)
トントン > 「王の帰還」すごく楽しみなんですよ。私はたぶんレンタルビデオで借りるのですが、長いバージョンもあるんですよね。DVDそろえたいなと思いつつ高いから手を出せずにいます・・・ (2005/02/12 13:28)
ときわ姫 > 私は昨日長バージョンの王の帰還本編DVDを一気に見ました。見ごたえありましたよ。疲れて本プロにこれませんでした。本編以外のも見ようとすると、一体あと何時間あったら見れるだろうというくらいあるんです。そのうちに見ようと思っています。 (2005/02/13 13:42)
トントン > 本編だけでもかなり長いですよね。どっと疲れる感じ分かりますよ〜機会があればぜひ特典映像も見てみたいです! (2005/02/13 21:49)
ケイ > こんばんは。遅れましたが、読了おめでとうございます。全部読んだ達成感は、今でも忘れません。。マラソンランナーみたいですけど。なんだか、読めたことで自信がついたような、トールキンにほめてもらったように、ひとり喜んでいました。私もビデオ←古!も見たいです。いずれ。またね♪ (2005/02/15 22:04)
トントン > ケイさん、ありがとうございます。マラソンランナー!分かります。私も読み終わったときはすごい達成感でした。うちもまだビデオ(古!)なのですができれば中断せずに見たいところです。無理だろうけど・・・ (2005/02/16 17:44)
ぱせり > トントンさん、やっとわたしも「指輪」の旅から帰ってきました。デネソールの死は衝撃的でした。「歯車が狂う」、そうですね、怖ろしく、哀れで、無念です。サムについては、同じ気持ちです。そうですね、フロドの物語であると同時にサムの物語ですよね。サムがガラドリエルのもらった種を撒くところ、すごく好きです。あの長い帰路の旅も、ホビット庄でのことも、物語の興奮を、ゆっくりと鎮めてくれるようで、よかったです。 (2005/02/23 10:14)
トントン > ぱせりさん、お帰りなさい!今思うと長いようで短かった旅でした。サウロンが滅んだ後、ホビット庄へ帰る旅はぱせりさんがおっしゃるように興奮がだんだん落ち着いてくる感じでしたね。私もサムが種を撒く場面、お気に入りです。 (2005/02/23 21:50)