2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧
(277) 須賀さんのエッセイは2冊目ですが、(初は『ミラノ霧の風景』)こちらの方がより好みでした。 美しい日本語は相変わらずで、より読みやすく文章が練られている印象です。タイトルも素敵で「ヒヤシンスの記憶」「雨のなかを走る男たち」「重い山仕事の…
(276) 以前面白そうだと思って本プロでチェックしていた本です。 民俗学ミステリーというんですね・・・ 民俗学という学問はちらっと聞いたことがあるくらいでしたが、これがなかなか面白くて想像以上に楽しめました。 なんだかミステリーなのに民俗学の勉強…
(275) 宮沢賢治の作品は教科書で少し習ったくらいでいつかきちんと読んでみたいと思っていました。収録されている作品は下の14編。双子の星 よだかの星 カイロ団長 黄色のトマト ひのきとひなげし シグナルとシグナレス マリブロンと少女 オツベルと象 猫の…
(274) 講談社のYA!ENTERTAINMENTシリーズの1冊です。 このシリーズは初めて読んだかも。江戸時代〜明治初期だと思われる時代の十代前半の子ども達が主人公の短編集でした。「つ」の字 なまくら 灰 チョボイチ 車引き 赤い番がさ どろんどの…
(273) お屋敷の屋根裏の人形の家でひっそり暮らしていた小人。 ある日美しい妖精が突然やって来ます。 一晩だけ泊まっていくという約束のはずだったのに、小人は毎晩少しずつ語られる妖精の話に引き込まれていき・・・朝になって眠ってしまうと透明になった…
(272) 以前図書館で予約していたものの読む気分ではなくて、期限切れ。 再度予約し直してやっと順番が回ってきました。涙もろいからきっと泣くだろうなと思っていたけれど、少し涙が出たくらいで案外冷静に読めました。 う〜ん、冷静というのとは違うかな。 …
(271) ちらも初めて読む作家さん。 イラン・テヘラン市生まれで大阪育ちというのにまずびっくり。 そして自分とかなり近い年齢だったので、重なる部分がなんとなく多いような・・・ 関西弁も心地よく、「どんじゃら」「肝油ドロップ」など文章の中にも懐かし…