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2003年からの読書日記

サークル・オブ・マジック ブレスランドの平和作者: デブラドイル,ジェイムズ・D.マクドナルド,Debra Doyle,James D. Macdonald,武者圭子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2003/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る

(199)
シリーズ第3巻、完結編です。
久しぶりに故郷のブレスランドに戻ってきたランドルでしたが、後継者争いに巻き込まれてしまいます。
敵の陣営にいる魔法使いは以前、魔法学校にいたゲイマー。
当時落ちこぼだったランドルを散々馬鹿にしていた彼。
ランドルは従兄のウォルター、吟遊詩人のリースと共に、次々と困難な状況に立ち向かっていきます。

2巻の邪悪な彫像で登場したバーナートとの息詰まる戦い、妖精国に預けられた王女を連れ帰る冒険、悪魔の王子エラムとの死闘など緊迫した場面の連続で、ページをめくるのが止まらない感じでした。

今回も前巻以上にランドルが大きく成長していたのがうれしかったです。
王様の劇場で学んだことを生かして幻をたくさん出したり、強力な魔法だけでは体力がもたないので心理戦を試みたり・・・
最後はオールキャストでとても楽しく読み終わることができました。

夢に出てきた絡まりあった木。
あとがきを読むとそれぞれの木の持つ性質はまさに登場人物の3人でした。

ランドル(ナナカマド・・・背の高いバラ科の木、材質はかたく、燃えにくく腐りにくい)
ウォルター(オーク・・・ブナ科の堂々とした大きな木、材質がかたく、船や家具などに使われる)
リース(トネリコ・・・モクセイ科のほっそりした背の高い木、こまかな薄緑色の花を咲かせ、樹皮が薬用に使われる)




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北原杏子 > 3巻、読まれたんですね。ほんとにこの巻はオールキャストで、楽しかったです。次は4巻ですか? 私も図書館に予約してみました。夏休みで、子どもたちがどっと図書館に繰り出してくるから、いつ借りられるかはわかりませんが。 (2005/07/25 00:15)
すもも > この巻は、ストーリーもキャストもそろっていて、楽しめました。正統派のファンタジーですね。 (2005/07/25 10:18)
トントン > 北原杏子さん、これは2巻以上に楽しめました。一応3巻で完結しているみたいなので4巻は番外編なんでしょうか?確実に読むには予約が一番ですよね♪
すももさん、まさに正統派のファンタジーという感じでしたね。面白かったです! (2005/07/25 21:54)