はぴの本棚

2003年からの読書日記

幽霊の恋人たち―サマーズ・エンド作者: アンローレンス,佐竹美保,Ann Lawrence,金原瑞人出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1995/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る

(208)
本プロで紹介されていて気になっていた本です。

タイトルや表紙の感じではちょっと手に取らなかった種類のものかも。
幽霊というより「不思議な人たち」と言えばいいのかな?
人間ではないけれど、人々の世界の境目を行き来するものたちの話でした。
といっても、怖い感じはあまりなくて恋物語の印象が強いです。
すごく私好みの物語でした。

流れ者のレノルズさんが滞在している間に三姉妹に語る不思議な物語なのですが、私も姉妹の一人に加わったように(笑)自然と話に入っていけました。
物語に登場する女の子達は皆しなやかな印象。
自分でなんとか解決しようとする芯の強さがありました。

本プロでちらちら見かける「タム・リン」って何だろうと思っていましたが、
妖精物語のことなのかな?興味深く読みました。
もっと色々な「タム・リン」の話を読んでみたくなりました。

サマーズ・エンドという副題がぴったりで、
今の季節にちょうどいい本ですごく得した気分になりました。


                                                                                                                                                              • -

北原杏子 > トントンさんも読まれたんですね♪好評のようで何か私も嬉しいです。私も楽しんで読めました。受身じゃなくて自分から何とかしようとするところがいいですよね。タム・リンの話に出てきたジャネットもそうですし。しかし私も一連のタム・リン関連本を読んですっかり通になってしまった心地です。もっといろいろ読みこめばいろんなところに転がっていそうですね、この話。興味深いです。 (2005/09/08 00:34)
ぱせり > おはようございます。
>幽霊というより「不思議な人たち」と言えばいいのかな?
そうですよね〜。タイトルに「幽霊」はないでしょう、と思いました。レイノルズさんのお話がどれも、わたしも好みでした。初めて知った作家でしたが、他の本も読んでみたくなりました。 (2005/09/08 08:45)
ときわ姫 > 私がこの本を読んだきっかけはタム・リンだったのですが、少女が大人になる物語が大好きなので、そういう話としてとても楽しめました。 (2005/09/08 09:31)
トントン > 北原杏子さん、この物語の雰囲気とっても気に入りましたよ。さっき日記読ませてもらってきましたが、タム・リンって色々な方が書いてるんですね。ジョーンズさんの『九年目の魔法』も読みたくなってしまいましたよ。タム・リンという響きも好きです。
ぱせりさん、こんばんは。本当に「幽霊」はこの物語にはおどろおどろしい感じがしますね。ぱせりさんが日記でおっしゃっていたようにサマーズエンドの方がしっくりくる気がしました。この方の作品私も初だったのですが、とても好きになりました。また読んでみたいです♪
ときわ姫さん、私も少女が大人になる物語って好きです。不思議物語でもあるし恋の物語としても読めるし、成長物語としても楽しめましたね。本プロをきっかけに知ることができてよかったです! (2005/09/09 23:26)
カルミア > トントンさんも、この本読まれたんですね。私も興味わいてます。タイトルで躊躇する気持ちもありましたが、そんな感じでないなら読んでみようかな。タム・リンに興味ありです。 (2005/09/18 17:52)
トントン > タム・リンに興味があるならぜひ♪タイトルはあまり気にしないで大丈夫ですよ。カルミアさんの感想も楽しみにしてますね。 (2005/09/20 21:56)