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2003年からの読書日記

泳ぐのに、安全でも適切でもありません作者: 江國香織出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2002/03/05メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (92件) を見る

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10の短編が収められています。
江國さんのあとがきによると「愛にだけは躊躇わない、あるいは躊躇わなかった女たちの物語」です。
さらさらとして読みやすい文章で一気に読めましたが、なぜだろう・・・私にとっては好きではない話が多かったです。

そんな中で一番気に入ったのは「うんとお腹をすかせてきてね」でした。
食べ物が全部おいしそうというのもあるし、食事をするのって江國さんが書くとなんでこんなに色っぽいんだろう?と何度も思ってしまいました。

>あたしたちは肉を食べ、血をつくり骨をつくり筋肉をつくり皮膚をつくり、それを使って愛し合う
という文がかなり好きです。

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さくら > 私もあんまり好きな話なかったです〜。文章もいつもの感じと違ったし、独特な感じが・・文庫まで待ってれば良かった・・と後悔した一冊です。 (2003/08/23 11:57)
まゆ > 私も「うんとお腹をすかせてきてね」がいちばん好きでした。あとはちょっとぴんとこなかったです。 (2003/08/23 17:28)
トントン > さくらさん、私もいつもと違う感じがしました。どうしてでしょうね・・・
まゆさん、江國作品はけっこう読んでいますが、これは残念ながらよさが分かりませんでした。 (2003/08/23 19:43)
マロン > 私、これ読んだのかなあ…読んだような気もするし。江國作品は大抵色や匂いで印象に残るのに、覚えていないということはそんなに良くなかったからかもしれません…。 (2003/08/26 11:15)
トントン > 江國さんに限らず、読んだはずなのに覚えてない本がたまにあったりします。自分に合う、合わないで印象が違うんでしょうね。 (2003/08/26 22:32)