宮部みゆき
8月15日。遂に開廷日となり、5日間にわたる裁判が始まった。柏木卓也の家族、警察、不明だった告発状の差出人をはじめとする様々な証人が登場し、事件の謎の解明は二転三転する。同時に、生前の柏木卓也像がどんどん浮き彫りになる。しかし、最後の、あまり…
期間はわずか15日。有志を集め証人を探せ! 14歳の夏をかけた決戦、カウントダウン!もう大人たちに任せておけない――。保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内…
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。気づけば中学校は死を賭けたゲーム…
(506) 色々なジャンルの小説を書かれる宮部さんですが、私の好みはどちらかといえば時代もの。 数年ぶりに読む現代ものだったのでやや不安でしたが、面白かった! やっぱり宮部さんは巧いなと思いました。 両親が購入したマイホームは元は写真館だったとい…
(134) 宮部さんの小説はミステリーもファンタジーも上手だけれど、私は時代ものが好みだと分かってきました。 この『ぼんくら』もかなり長い話ですが、文章がスーッと入ってきて読みやすかったです。物語は鉄瓶長屋が舞台。 加吉という男が何者かに殺されて…
(126) 1巻は序章という感じでしたが、2巻に入ってシェンの生い立ちの詳しい話やドリームバスター(D・B)の仕事や組織との関係がだいぶ飲み込めてきました。今回出てくる悪役は善意も持っていて、悪役とは言い切れない感じがしました。 宮部さんは、完全…
(107) 江戸の初もの(鰹、白魚、鮭、柿、桜)を織り交ぜた巧い短編集になっています。 『本所深川ふしぎ草紙』でも登場した岡っ引きの茂七が活躍する話です。 今回は糸吉、権三という二人の新たな子分が登場したり、深夜まで営業している謎めいた稲荷寿司屋…
(103) 宮部さんの小説はファンタジーと現代ものばかり読んでいたので、これが初の時代ものでした。 もっと早く読んでればよかった!と思うほどはまりました。 何年か前は時代ものには見向きもしなかったのに、読書って不思議。 宮部さんの時代ものはけっこう…
(96) 宮部さんのSF?ファンタジー小説です。 テーラという地球とよく似た星で研究施設の大規模な事故が起こります。 実験に利用されていた囚人達50人の肉体から切り離された意識が、抜け穴を通り地球にやって来て悪さをしているというのです。 彼らは肉…
(72) 宮部さんの新刊を思いがけず早く借りることができました。 2年ぶりの現代ミステリーだそうです。ある財閥会長の個人運転手梶田が自転車に轢き逃げされ死亡する事故(事件?)が起こります。 編集者の杉村は義父の会長に梶田の娘二人を紹介され、相談に…
(63) 上巻から3ヶ月待ちと聞いていたけれど早く回ってきました。 上巻では説明が多い気がして評価も低めだったけれど、下巻はよかった・・・何回も涙ぐんでしまいました。 やっぱり宮部さんは上手いなあ。ここからはネタバレです。 自分の悲しい運命を変え…
(59) 図書館で3ヶ月以上待ってやっと借りられました。 でも下も3ヶ月ほど待つらしい・・・今度までに内容を忘れてしまいそうです。 こんなに待つのなら古本屋で買った方がよかったかも。 図書館の返却期限が今日でまだ半分ほど残っていたのでかなり大急ぎ…