恩田陸
俺はまだ、神に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、 そして音楽を描き切った青春群像小説。 著者渾身、文句なしの最高傑作!直木賞&本屋大賞受賞作。 図書館で予約してだいぶ待ちましたが、順番が回ってきた時「長く待った…
(247) 恩田陸さんの本を読んだのは久々でしたが、これはものすごく私好みでした。 もう最初の書き出しからぐっと心をつかまれてしまいました。 峰子の語りもまさに昭和初期の感じで、丁寧な言葉遣いからもなんともいえない穏やかな気持ちにさせられました。 …
(143) 登場人物28人という多さで、偶然の出会いからそれぞれどう話にからんでくるかと思っていたけれど、さすが恩田さん。 どんどん後半に向けて事件が進むにつれて、人物が絡み合いかかわってくるのがすごかったです。 まさにドミノ!一人ひとりがきちんと…
(102) ちょうど雨が降り続いていた時に読んだので、物語の雰囲気に合っていて楽しめました。 暗くてちょっと重苦しい感じの話だけれど私はけっこう好きでした。取材中に失踪した義兄。 静は彼の恋人という女性と一緒に奈良に向かうことになりますが・・・静…
(94) かなり分厚くて最初からびびっていましたが、意外とすらすらと読むことができました。 『三月は深き紅の淵を』でこの本のあらすじが少し触れられていたり、『麦の海に沈む果実』でのキャラクター憂理が登場したりと微妙にリンクしていてとても興味深…
(87) 『三月は深き紅の淵を』を読んだ時に皆さんからすすめられて、記憶が薄れないうちに読むことができました。 微妙にリンクしているとはいえ全く別物としても楽しめるお話でした。 各章ごとの絵も素敵でわくわくしながら読めました。>これは、私が古い…
(84) 3月ということで読もうと思っていた本です。 久々の恩田作品、かなり分厚いけれど集中して読めました。これは「三月は深き紅の淵を」という幻の本を巡る4つの独立したようでつながった物語です。 第1章〜第3章はけっこう分かりやすく読めたんだけれ…
(64) 「ライオンハート」といえばスマップの曲しか思いつかなかったんだけれど、外国の人の曲だったんですね。 知らなかった・・・ちょっと興味あります。不思議なラブストーリーでした。 読み始めてすぐは時代が前後してかなり混乱しました。 ほんの一瞬の…
(46) 続けて恩田陸さんの本です。 これは連作短編集で特殊な力を持ってひっそりと暮らす常野一族の話です。 当然ながら『木曜組曲』とは感じが違って、興味深く読めました。短編ごとに毎回登場人物が違うんだけれど、途中で前に出てた人がまた登場したりして…
(45) 以前本プロで話題になっていた本です。 古本屋で見つけたので早速ゲットしました。重松時子が薬物死を遂げてから4年。 毎年彼女をしのんで女たちがうぐいす館に集まります。 謎のメッセージにより和やかな席は一変し・・・ とにかく最初から引き込まれ…