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2003年からの読書日記

海辺のカフカ〈下〉作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/09/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 34回この商品を含むブログ (153件) を見る

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やはり不思議なまま読み終わってしまった話でした。
でも意外と読後感はよかったです。

哲学的であり、性的であり、幻想的。村上春樹さんに多くのファンがいるのも分かる気がしました。
彼独特の小説世界があります。
嫌いではないけれど、もう私はしばらく読まないかも・・・他の作品もこんな感じが多いのでしょうか?

登場人物がいっぷう変わっている人達ばかり。
それぞれ何かを失っているのが共通点。
ナカタさん、ホシノさん、佐伯さん、大島さんが特に魅力的な登場人物でした。

>僕には生きるということの意味がよくわからないんだ
何度も出てきたこの言葉がとても印象に残りました。




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E..T. > こんばんは。完読されたんですね。私は春樹さんの作品を高校生の頃に一度読んで、その時は良さがあまり理解できなかったのでそれ以来避けていたんですが、この作品で少し「他の作品も読んでみようかな」という気になりました。春樹さんの作品はその作品を読む時の年齢とか、気分とか、嗜好とかで随分作品の印象が変わるのかもしれませんね。なので、この「海辺のカフカ」もまた歳を重ねてから読んでみたい気がします。・・・と、なんかよく分からない事ばっかり書いてしまいました、ごめんなさい(苦笑) (2003/11/23 20:26)
トントン > なんとか完読できました!私も学生の時、他の作品を読んで良さが理解できなかったけれど、今回は分からないなりに印象が変わってきた気がします。やっぱり歳を重ねたこともあるのかな?まだ読んでない作品が多いので挑戦してみたくなりました。 (2003/11/26 09:27)
青子 > トントンさん、読み終えられたのですね。村上作品の登場人物は一種独特で、手強い人たちですよね。これらの人たちはメタファーで、人の形をとって現れていると解釈すると少しは納得できるんじゃないかなあと思います。私も、もう一度読みたい作品です。ちなみに過去の作品で一番好きなのは「風の歌を聴け」です。コレは理解しやすかったですよ。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」はもっと解らないけど、その幻想的なところが好きです。 (2003/11/26 18:09)
あしか > 私は「世界の終わり〜」より「風の歌〜」のほうが余程わかり辛いのかと思っていました・・・。 (2003/11/26 21:50)
トントン > 青子さん、メタファーという言葉たくさん出てきましたよね。読んでる間ずっと?マーク出っぱなしでした。「風の歌を聴け」「世界の終わり〜」も読んでみたくなりました。
あしかさんは「世界の終わり〜」の方が理解できたんですね。私にとって村上さんの小説は読むのにヨイショがいるみたいです。でも嫌いではないんだから不思議。 (2003/11/26 22:07)