★★★★★
こんどは、わたし達があなたの言葉をおぼえる結婚に失敗し、職場でも挫折した荒井は生活の為に手話通訳士となる。 徹底した取材のもと、ろう者の社会を描き出した異色ミステリー 手話は若い頃に興味を持ち、地域のサークルで少し習った経験はありますが、現…
ティーカップを両手で包み、ふたりで過ごした午後のひととき――。 離れていても大事な大事なガールフレンズ! 温かな友情を描いた陽だまりのような絵本!ミルクだらけのまぬけなお茶、飲みたいなあ♪そんな気持ちにさせてくれるとても素敵な友情の絵本でした。…
命をつなげ。愛しい人を守れ。未曾有の危機に立ち向かう父と子の物語。 強大な帝国にのまれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団。 その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。 ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、…
母から借りました。 大好きな清川妙さんの本。タイトルの「遺言」は遺書の言葉ではなく、私たちに教えてくれた数々の言葉とのこと。古典は難しい印象がありましたが『徒然草』を授業で習った時、「ずいぶん昔の文章なのになかなか面白いな」と感じたことを覚…
大好きなことを仕事に出来たら、どんなにいいだろう。 みなさんの中にも、そんな憧れを抱いている人がきっといると思います。 私も、そんなひとりでした。 子どもの頃から、たくさんの物語を夢中で読んできました。 いつかこんな物語を、自分でも描けるよう…
真夏の夜、元安川に、人々は色とりどりの灯籠を流す。 光を揺らしながら、遠い海へと流れていく――。 68年前の8月6日。 広島上空で原子爆弾が炸裂した。 そこに暮らしていた人々は、人類が経験したことのない光、熱線、爆風、そして放射能にさらされた。 …
石井桃子のことば (とんぼの本)作者: 中川李枝子,松岡享子,若菜晃子,松居直出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/05/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見るうさこちゃんも、プーも、ピーターラビットもみんなこの人が教えてくれた。〈おとな…
少女だったローレルは恐ろしい事件を目撃する。 突然現われた見知らぬ男を母が刺し殺したのだ。 男が「やあ、ドロシー、久しぶりだね」と母に声をかけた直後に。 男は母を知っていたし、母も男を知っていた! 彼は誰だったのか ? 国民的女優となったローレ…
絶望と希望を教えてください。 「あの日」から1年。 福島に住み続ける詩人の魂の記録。この日本をいかに生きるか。私は極限にそれを、暗い部屋の中で問われた気がした。 ストレートなメッセージを書き殴り、ツイッターに投稿した。 正気を取り戻すことが出来…
92歳の今も、執筆や、講演、講座などで活躍する清川妙氏。 ひとり暮らしの元気の秘密は、筋金入りのポジティブ思考と、愛する古典と、大好きな仕事にある。 人生の極意に満ちた宝石箱のようなエッセイ集。 大好きな清川妙さんの本ということで大切にゆっくり…
【主な内容】いま、読みたい絵本/「いのち」をめぐって― 宮沢賢治をてがかりに 中村桂子さんと語る/父を語る― 舟越保武の人と芸術 北川フラムさんとともに/母を語る― 舟越道子という生き方/大編集者マーガレット・マッケルダリー/ゴフスタイン『あなた…
ベストセラー『おひとりさまの老後」』の上野千鶴子は、その後も取材と調査を重ね、多くのお年寄りが、「家族がいようがいまいが、家で死にたい!」と実は思っていることに確信をもつ。 住み慣れた自宅で、介護が必要な状態になったら、適切な医療・看護・介…
こんまりさんの片づけ本第二弾。 『人生がときめく片づけの魔法』は母にプレゼントしてもらって以前洋服→本の片づけまでは一応終了。 それ以降はちょこちょこつまみ食いして片づけては中断しているところでした。 そんな時、図書館で予約していた本書が回っ…
それは真っ赤な贋作か、知られざる真作か? 傑作アートミステリー! ニューヨーク近代美術館(MoMA)の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。ルソーの名作『夢』とほとんど同じ構図、同じタッチ。持ち主の富豪は真贋…
あさのあつこさんによる熱い絵本ガイド。 絵本が大好き!という思いが自然と伝わって来る文章でとてもよかったです。 第一章 プレゼントしたい絵本 第二章 大好きな絵本作家 第三章 ひとりの時間にひらく絵本 未読の絵本もけっこうあったのですが、全部チェ…
8月15日。遂に開廷日となり、5日間にわたる裁判が始まった。柏木卓也の家族、警察、不明だった告発状の差出人をはじめとする様々な証人が登場し、事件の謎の解明は二転三転する。同時に、生前の柏木卓也像がどんどん浮き彫りになる。しかし、最後の、あまり…
船長が不在の時に,霧にまかれ,錨を失ったゴブリン号.乗組員はツバメ号の子どもたちだけ.強風に流され,河口から外海に出てしまったゴブリン号は,船をもどそうとするジョンやスーザンの必死の努力にもかかわらず,まっしぐらに東へ進みます.やがて朝に…
(614) 手紙は人生を豊かに彩る。 その人の心を磨き、老いを遠ざける。 明るく細やかで、情感豊かな手紙を書いていると、いつまでも若々しくいられる。 91歳の著者がその証明である。 一通の手紙が紡ぎ出す21のストーリーを読めば、あなたも大切に思うあの…
(606)(607)(608)古事記を読みたいと思った大きなきっかけは去年(2012年)が編纂されて1300年の節目だったこと。 子どもの頃に日本の神話に興味を持ったことがあるくらいで、有名なエピソード(ヤマタノオロチ、因幡の白兎、海幸彦・山幸彦)を知って…
(603) 何故この世に歴史が必要なのか。生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進まねばならなかった、孤高の虎・水戸光圀の生き様に迫る。『天地明察』に次いで放つ時代小説第二弾! 『天地明察』が気に入ったので今…
(598)母が読んですごくいいと薦めてくれたので、久しぶりに清川さんの本を手に取りました。 1921年3月20日生まれの著者。 ちょうど感想を書いているこの日が92歳のお誕生日だなんて(おめでとうございます!)すごい偶然にうれしくなりました。 「はじめ…
(593) 絵本好きには大変気になるタイトル。 読んでみたいと思っていたら母が購入していたのを知り、借りました。 末盛千枝子さんはお名前を知っているくらいでしたが、子どもの本に愛情と情熱がたっぷりある方なのが文章からにじみ出ていて、とても素敵だ…
(583) 大好きな朽木祥さんの作品ですが、ヒロシマ原爆投下の物語ということでつい構えてしまう私がいました。 8月中に読もうと思っていたんですが、落ち着いてじっくりと考えているうちに日々は過ぎ・・・手に取るのに時間がかかってしまいました。 読ん…
(581) 母経由で借りることができました。 ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんの本です。 もうさすがとしか・・・人生の大先輩が語る言葉なので一つひとつに重みがある文章ばかり。 でも、修道者であってもやっぱり人間、心波立つ時もあったとのこと…
(571)(572) ずっと読みたいと思っていた作品。 美しい自然描写、物語の世界観にうっとり。 期待以上の面白さで最初から最後まで目が離せない展開でした。 祖母から英国コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した孫娘カサンドラは、祖母ネルの書き…
(563)長い間読みたいと思っていた作品です。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。 この新版は1977年に出た改訂版で、日本語訳は2002年に出版されたとのことです。 ページ数はそんなに多くないけれど、事実の重さに圧倒されページをめくるのも自然と…
★★★★★ (560)久々に漫画の感想UPです。 「タチアオイ児童図書館」の名物司書・御子柴は、ぶっきらぼうな地味眼鏡。 しかし、仕事は一流だ。 今日も、人々が救いの一冊を求め、彼のもとへ…。 図書館を舞台に「児童書のソムリエ」御子柴が活躍する癒やしの物…
(553) 梨木香歩さんは大好きなんですが、しばらく前から難解になってきた印象がありました。 手に取るのにヨイショがいる感じというのかな・・・読み終わると頭を使い過ぎてぐったりするような(笑) 今回の作品は久々に気持ちよく読め、かつこれまで同様…
(549)とても話題になっている本書。 母も読みたいと言っていたので共同購入しました。いまだ終息のめどが立たない福島の原発事故。 報道はずいぶん少なくなっているけれど、著者によれば水蒸気爆発の可能性も消えていなくてまだまだ危機的な状況のよう。 今…
(546) 母から借りました。 著者は1923年生まれで現在87歳。 20年前から信州の伊那谷で一人暮らしをされています。元は児童に向けて書かれたもので、それを年長者向けに編集し直したそうです。 優しく語りかける文章がとても心地よく勇気をたくさんもらいま…