朽木祥
夏休み,鎌倉の大叔父さんのお屋敷に預けられた兵吾と主税の兄弟は,地元の少女,静音と知り合って遊ぶようになるが,ある日,切り通しを滑っていて”時間が止まった”不思議な谷に迷い込み……. 夏休みのちょうどいい時期に読めました。 現代と過去が絶妙に交…
いつぶりの再読かなと思ったらなんと9年ぶり! 文庫本で購入してからずっと読み返したいと思っていたけれど、やっと手に取ることができました。 きっかけは長女に夏の読書感想文の宿題の本におすすめしたこと。 なんと海生と長女が同い年になってる・・・月…
真夏の夜、元安川に、人々は色とりどりの灯籠を流す。 光を揺らしながら、遠い海へと流れていく――。 68年前の8月6日。 広島上空で原子爆弾が炸裂した。 そこに暮らしていた人々は、人類が経験したことのない光、熱線、爆風、そして放射能にさらされた。 …
(594) 体育会系だが活字中毒の少年侃(カン)は、仲良くなった友だちに誘われてテニス部に入ることになった。 テニス三昧の明るく脳天気な高校生活がいつまでも続くように思えたが……。 少年たちのあつい友情、そして明日への希望の物語。 2012年課題図書(…
(583) 大好きな朽木祥さんの作品ですが、ヒロシマ原爆投下の物語ということでつい構えてしまう私がいました。 8月中に読もうと思っていたんですが、落ち着いてじっくりと考えているうちに日々は過ぎ・・・手に取るのに時間がかかってしまいました。 読ん…
引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)作者: 朽木祥,金子恵出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2010/03/02メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (9件) を見る
花明かり、なんて素敵な存在なんでしょう♪ 読んでいて『床下の小人たち』や「コロボックルシリーズ」を想像しました。 「アリスのドア」「チューリップの樹」なんて童心に戻った気分でわくわくしてしまいます。 すごく好きな物語になりました。 物語はもちろ…
>日ぐれまえの、空気の色までちがってくるような、ふしぎな時間。 「すずめいろどき」という言葉は初めて聞きました。朽木さんの「かはたれ」の言葉もそうですが、日本語って繊細で素敵な表現がたくさんありますね。 バイオリンを習っている主人公のわたし…