はぴの本棚

2003年からの読書日記

ぼおるぺん古事記 (一)天の巻作者: こうの史代出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/05/27メディア: コミック購入: 17人 クリック: 326回この商品を含むブログ (51件) を見るぼおるぺん古事記 (二): 地の巻作者: こうの史代出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/09/27メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 26回この商品を含むブログ (30件) を見るぼおるぺん古事記 三: 海の巻作者: こうの史代出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2013/02/26メディア

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古事記を読みたいと思った大きなきっかけは去年(2012年)が編纂されて1300年の節目だったこと。
子どもの頃に日本の神話に興味を持ったことがあるくらいで、有名なエピソード(ヤマタノオロチ因幡の白兎、海幸彦・山幸彦)を知っている程度でした。


本書はタイトルから分かるように全てボールペンで描かれた古事記の漫画です。
まず最初にページを開くと細かい文字でびっしり書かれた原文。
これはそのまま読めない・・・圧倒されました。
でもよく考えてみれば古事記が書かれてから1300年も経っているのだから当然なのかもしれません。


今回、こうの史代さんのおかげで敷居が高そうだと思っていた古事記を気軽に手に取ることができてよかった!
たくさん登場する神様を描き分けるだけでも大変そうだし、原文を読み解いて漫画にするのはかなり時間のかかる作業だったはず。
読んでみて知らない話もけっこうあり、絵に助けられた感じです。


ただ、これでもまだ古事記全体の三分の一(神代編)とのこと。


>いつか力を付けて、必ず続きを描きます。


中巻、下巻の(人代編)が読める日をゆっくり待ちたいと思います。