はぴの本棚

2003年からの読書日記

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久々に漫画の感想UPです。


タチアオイ児童図書館」の名物司書・御子柴は、ぶっきらぼうな地味眼鏡。
しかし、仕事は一流だ。
今日も、人々が救いの一冊を求め、彼のもとへ…。
図書館を舞台に「児童書のソムリエ」御子柴が活躍する癒やしの物語。


児童図書館が舞台ということに加え、憧れの職業である司書の物語であるのでかなりツボでした。
大好きな『ツバメ号とアマゾン号』や『指輪物語』など児童書の作品がたくさん紹介されていてかなり私好み。
ニルスのふしぎな旅』は子どもの頃アニメをわくわくしながら見ていた記憶があるんですが、著者がノーベル賞作家というのは初めて知りました。
ちゃんと読んだことはなかったので今度は本でじっくり楽しみたいと思っています。
なんとなくあらすじを知っているくらいの作品がけっこうあったのでどんどん読みたいと思いました。

課題図書の問題点にもさらりと触れられていて共感しました。


特に印象に残った御子柴のセリフ。

>「大人の本だとか子供の本だとか楽しむのに年齢は関係ない」

これは常々実感していること。


>「自分が読めなかった分人に読ませてやればいい」

司書の役割ってそうかも。


>「お前が本を選ぶんじゃない 本がお前を選んだんだ」

この部分を読んだ時、この漫画に今選ばれたのかもとふと感じました。
間違いなく背中を大きく押してもらった気がします。

実は遡ること10年前・・・通信教育の司書講座を受講して挫折した苦い思い出があります。
それ以来やっぱり無理かもとあきらめの気持ちが勝っていたものの心のどこかでずっと気になっていました。
気持ちが前向きに変わってきたのはここ最近。
長女は小学生になったし、次女も来年幼稚園入園。
司書資格を取りたいという気持ちがフツフツ湧いてきたところでした。
今度こそ資格が取れるように来年4月から再入学予定、頑張ります!