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2003年からの読書日記

魔術師のおい―ナルニア国ものがたり〈6〉 (岩波少年文庫)作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/17メディア: ペーパーバック クリック: 6回この商品を含むブログ (34件) を見る

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ナルニアシリーズ6作目。
ナルニア年代記からいうと一番最初の物語でした。

ここでの主人公はディゴリーとポリー。
ディゴリーのおじが作った魔法の指輪で、ちょうど誕生する頃のナルニアにやってきますが、ナルニアへ行く途中立ち寄った滅びの都チャーンで魔女(のちの白い魔女)を目覚めさせ、一緒に連れてきてしまいます。

災いを持ってきてしまったディゴリーには遠くにあるリンゴの実を取りにいく冒険が命ぜられます。
男の子と女の子、リンゴ、災いの種・・・と聞くとキリスト教に詳しくない私でも、つい聖書のアダムとイブを連想します。
でもそういう知識に関係なく楽しめる物語でした。

今回最初からハラハラする場面が続いたのも楽しかったし、(ディゴリーのおじのキャラクターがかなりいい味を出してました)『ライオンと魔女』からずっと読んできた謎が次々と明かされるのもなるほどと思いつつ、とても興味深く読めました。
衣装タンスの謎、魔女がナルニアにやって来たわけ、外灯の秘密・・・
ナルニアの物語はすごく考えて作られたのが改めて分かりました。

残すはあと1冊。どういう結末なのか楽しみです。

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ケイ > こんばんは〜トントンさん、着実に進んでますね!私このお話一番ぐらい好きかなあ。トントンさんの言われるように、このお話はキリスト教に基づいたものなんですよね。ルイスの広い世界観が少し分かったような気がしました。またね〜 (2006/11/16 22:26)
トントン > ケイさん、こんにちは♪あと残すところ1冊になりました。年内に読めたらいいなと思ってます。このお話、ケイさんもお好きなんですね。この巻は最初からハラハラドキドキしてすごく楽しめました。キリスト教に詳しかったらもっと違った風にも読めるのかもしれませんね。私は全然詳しくないんですが十分面白かったです。 (2006/11/18 14:24)
澪 > こちらにもレス失礼します。キリスト教に基づいたお話とのこと。クリスチャンの私としては興味深いシリーズです。そういえば最近ハラハラドキドキできる本に出会っていなくて、読書欲も落ちてきてしまいました(;_;) (2006/11/19 21:25)
トントン > 澪さん、こちらにもありがとうございます。クリスチャンの方が読まれるとまた違った感想になりそうですよね。児童書で全7巻と長いんですけど、物語に入ると楽しめると思います。澪さんの好みかどうかは分からないけれど、読書欲が上向きになってきた時にでもぜひ手にとってみてくださいね。 (2006/11/20 18:44)