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2003年からの読書日記

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ドラゴンライダー」シリーズ3部作の第2作目です。
エラゴン』もかなり分厚いと思ったけれどこれはその分厚さが上下巻に!
でもこの分量に飽きることは全くなく、さらに夢中になる面白さでした。

エラゴンとそのドラゴンサフィラはエルフの国に行き、ドラゴンライダーの厳しい修行が始まります。
そして故郷のカーヴァホール村では従兄のローランと村人達に帝国の魔の手が迫ってきていました。

またヴァーデン国を率いる新女王ナスアダは、サーダ国、ドワーフ族とも協力し戦いの準備を進めます。


今回はエラゴンの章とローランの章が並行して描かれているので、どちらの展開も見逃せない感じでさらに面白さが増していました。

前作で帝国の僕ダーザを倒したエラゴンですが、その時付けられた背中の傷が時折発作としてあらわれ、修行中も激しく苦しむ様子が痛々しかったです。

またエルフのアーリアに恋焦がれ悩むエラゴンの様子や、サフィラとの絆のさらに強い結びつき、挫折を繰り返しては成長する修行の様子なども熱中して読めました。

最後にエラゴンの前に登場した敵には少しびっくりしましたが、やっぱりそうだったのかと思う部分も少しありました。
そしてタイトルのエルデストの意味・・・なるほどと思いました。

次が最終巻だけど、まだ登場していないあの敵も気になるし、どういうふうな結末になるのかとても楽しみです。
また分厚いだろうけどきっと期待を裏切らないと予想しています。

印象に残った言葉です。
「〜過去を恐れず、未来を恐れず、今を生きること。あるのは今という時間だけ」(サフィラ)

「気に入らない相手を傷つけたり殺したり、ほしいものを弱者からうばいとったり、
そんな衝動に負けていいんだろうか?
もっといえば、他者の感情を無視してもいいんだろうか?
ぼくらは完璧にはつくられていない。
だから、自分の欠点で身を滅ぼすことのないよう、慎重にならなきゃならないんだ」(エラゴン

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北原杏子 > これも続きが楽しみなファンタジーの一つですよね。一作目の映画化のこともあるし、これからも注目の作品です。早く最終巻が読みたいですね。 (2006/07/15 23:34)
ときわ姫 > 最初の巻は頑張って書いているなって感じでしたが、もうすっかり手慣れて安心して読めたのには驚きました。続きが待ち遠しいです。 (2006/07/17 13:41)
トントン > 北原杏子さん、おはようございます♪そうそう映画化されるんでしたよね!この世界がどんな感じで表現されるのか楽しみだなと思います。最終巻、待ち遠しいですね。
>ときわ姫さん、私もこの巻はすごく安心して読めました。ローランの章が入ることで緊迫さも面白さも増していたように思いました。最終巻、ちょっと待ちそうですが楽しみですね。 (2006/07/18 06:31)