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2003年からの読書日記

凶笑面 蓮丈那智フィールドファイル? (新潮文庫)作者: 北森鴻出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/01/29メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (107件) を見る

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以前面白そうだと思って本プロでチェックしていた本です。
民俗学ミステリーというんですね・・・
民俗学という学問はちらっと聞いたことがあるくらいでしたが、これがなかなか面白くて想像以上に楽しめました。
なんだかミステリーなのに民俗学の勉強もしてるみたいでちょっと知識が増えた気分(笑)
読書って自分の興味ある分野はもちろんだけれど、たまにこうやって思いがけず未知の分野に触れることができるのがいいなと思います。

収められている短編は5つ。
「鬼封会」「凶笑面」「不帰屋」「双死神」「邪宗仏」とかなり怖そうなタイトルが並んでいますが、意外とさらっと読めるのが不思議でした。
殺人より民俗学のうんちくや謎解きが中心だからでしょうか?
主人公の民俗学者蓮丈那智とその助手内藤三國のコンビも絶妙で解説にもあったけれど、和製ホームズとワトスンという感じがしました。
ドラマのようにテンポよく進んでいくのも気持ちよかったです。
これからもこのシリーズを追いかけていきたいと思いました。

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イギー > 私もこの作品好きです♪トントンさんの言う通り、未知の分野に触れる喜びって読書の醍醐味ですよね。民俗学には元々興味もあったので楽しく読みました。 (2006/08/24 23:38)
トントン > イギーさん、おはようございます♪この作品、イギーさんもお気に入りなんですね。なかなか面白かったです。民俗学に興味があるとより楽しめるんでしょうね。民俗学って私は聞いたことがある程度だったのですが、今回この作品を読むことで少し興味を持つことができてよかったです。 (2006/08/26 06:46)