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2003年からの読書日記

朝びらき丸東の海へ―ナルニア国ものがたり〈3〉 (岩波少年文庫)作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/06/16メディア: ペーパーバック クリック: 37回この商品を含むブログ (64件) を見る

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ナルニア国物語シリーズ3巻目です。
エドマンドとルーシィに加えいとこのユースチスがナルニアへ行くことになります。
今回ナルニアとつながっているのは、ユースチスの家にある船の絵。
人間界では前巻『カスピアン王子のつのぶえ』より1年過ぎていただけですが、ナルニアではちょうど3年経っていたところでした。
カスピアンやねずみのリーピチープとの再開も果たし、彼らと行方不明の七卿を探す航海の旅をする物語です。

不思議な島のあれこれの冒険はもちろん楽しかったのですが、やっぱり今回はいとこのユースチスの登場がポイントだと思います。
最初はものすごくわがままで、嫌な男の子だった彼ですが竜に変身してしまうという辛い経験を通して大きく成長します。
「人にすかれるという楽しさ、それ以上にまたほかの人をすきになるという楽しさ」を知り、みんなの為に協力するようになったユースチス。
リーピチープとは旅が始まってからずっと犬猿の仲?でしたが、この時には一番慰めてくれたというのもよかったです。
人間に戻る時の話(皮を脱ぐ)も興味深く感じました。

ワクワクする話が多かったこの巻ですが、私はルーシィが活躍する「のうなしあんよ」の話が特に好きでした。
東の果てでリーピチープが下した決断もさすが勇者だけのことはあると思わされました。

この巻くらいまではなんとなく読んだ覚えがあるのですが、次はどうだったか記憶があいまい・・・
でも、ユースチスが登場するらしいので楽しみです。

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ケイ > こんにちは〜このお話もおもしろいですよね。。りーぴちーぷ☆騎士で勇者の決断ですよね。。でもかわいいんです。この後にもルイスらしいお話が続くんです。ほかの読書しながら、追ってみてくださいね。。 (2006/07/30 09:29)
トントン > ケイさん、こんにちは♪この話、すごくワクワクして楽しかったです!リーピチープは騎士で勇者、本当にそうですね。でもかわいいところもあって・・・いいバランスだなと思います。この後も他の読書と並行しながらですけど、楽しみに追いかけていきますね。 (2006/07/31 15:03)