児童書・YA
(594) 体育会系だが活字中毒の少年侃(カン)は、仲良くなった友だちに誘われてテニス部に入ることになった。 テニス三昧の明るく脳天気な高校生活がいつまでも続くように思えたが……。 少年たちのあつい友情、そして明日への希望の物語。 2012年課題図書(…
(592)出版社の紹介文より。 >突然転校してきた謎の少年・リョウ。 住んでいるのは、丘のふもとの不思議なハウス。 四つ葉小学校・五年三組の仲間たちとリョウは、友情のため、コンピューターに立ち向かう。 子どもたちと人工知能との不可思議な世界が描か…
(583) 大好きな朽木祥さんの作品ですが、ヒロシマ原爆投下の物語ということでつい構えてしまう私がいました。 8月中に読もうと思っていたんですが、落ち着いてじっくりと考えているうちに日々は過ぎ・・・手に取るのに時間がかかってしまいました。 読ん…
(582) 14歳の世渡り術シリーズ、初めて読みました。 3.11で何が問われ、何を学ぶべきか。 今とこれからの生き方を考えるために-。 国語 「表現する力をつけてほしい」 あさのあつこ 歴史 「きみは世界史の中にいる」 池澤夏樹 倫理 「支えあうことの意味」…
(573) ずっと読みたいと思っていた作品。 母も気になっていたそうで、図書館で借り母の後に読みました。74歳のイコさんがある日、バイク・ツーリングに出かける。 目的地は5歳で死別した母の生家。 手がかりは、母が12歳の時の古い写真。 たどり着いたそ…
(565) 守り人短編集です。 浮き籾、ラフラ<賭事師>、流れ行く者、寒のふるまいを収録。 バルサとタンダの子ども時代のことが書かれています。 久々に守り人の世界を堪能できました。 ラフラは雑誌ユリイカで掲載されたものを加筆したそう。 だいぶ前に読…
(553) 梨木香歩さんは大好きなんですが、しばらく前から難解になってきた印象がありました。 手に取るのにヨイショがいる感じというのかな・・・読み終わると頭を使い過ぎてぐったりするような(笑) 今回の作品は久々に気持ちよく読め、かつこれまで同様…
(543) 小人の冒険シリーズ第2巻。 前回はメイおばさんの話をケイトが聞く形式でしたが、今回はトムじいさんの語る話をケイトが聞きます。 後半はかつてのトム少年が蘇るような感じで自然と物語に入ることができました。 1巻よりも冒険色が強くワクワクし…
(542) 今年長女が小学校入学したこともあり、タイムリーでした。 といっても小学一年生でなくても楽しめる内容です。雑誌「小学一年生」に連載(2009年4月号〜2011年3月号)されたものの書籍化。 25作品。 江國香織さんの伸びやかな詩、とてもいいなと思い…
(539) 5月10日読了。東日本大震災以降、原発についてもっと知りたい気持ちが高まっていました。 まずは前から読みたいと思っていた児童書作品から。 主人公は1986年に起こったチェルノブイリ原子力発電所の事故後に生まれた少女ナージャ。 事故はお隣のウ…
(529) 先日読んだ『第二音楽室』と同じシリーズ。 長編が好きというのもあるんだけれど、こちらの方がより印象に残りました。 出版社の内容紹介です。『第二音楽室』に続く“School and Music”シリーズはオルガン部が舞台。 ものごころつく前…
(528) 「はやぶさ」のことはニュースで見て知ってはいましたが、なんとなくすごいという印象を持っていたくらいで具体的にはいまいち分からず(笑) 月以外の天体表面からサンプルを採取したのは人類初の偉業だということ以外にもたくさん知らないことがあ…
(525) 「第二音楽室」「デュエット」「FOUR」「裸樹」の4作品が収められています。 School and Musicとあるようにどの作品も学校で音楽に打ち込む女子が主人公です。 年代はそれぞれ2005年、1993年、1988年、2009年とバラバラでリンクはしていないん…
(502) 以前から気になっていた理論社のよりみちパン!セシリーズ。 とてもよかったです。恥ずかしながらこれを読むまでユーゴスラビア(ユーゴ)のことはほとんど関心がなく知りませんでした。 かつて6つの共和国と2つの自治州を含む連邦国であったという…
ジブリの映画「借り暮らしのアリエッティ」をきっかけに再読。 最初の感想はこちら。 もう6年以上も前でした。 初読の時は小人の暮らしぶりに注目していて物語にはいまいち興味が薄かったようです。 「借り暮らし」「借りる」って言葉はやっぱりかわいい。 …
去年初めて読んで大好きになった『ツバメ号とアマゾン号』のシリーズ。 今年は岩波少年文庫でシリーズ刊行となり、とてもうれしく思っています。 物語の設定はあれから1年後の夏! 「アホイ!」というナンシイの挨拶に読者も物語に再び迎えられた気分になり…
ずっと気になっていたジョーン・バウアー作品、とてもよかった! 主人公は高校生のジェナ・ボーラー。 靴店でアルバイトをしているジェナは靴を売る才能を老婦人の社長に見込まれます。 運転免許を取ったばかりなのに運転手に抜擢されてびっくり。 シカゴか…
2004年のドイツ児童文学賞にノミネートされた他、数々の賞を受賞している作品です。 550ページ近くある分厚さに最初は圧倒されましたが、読み始めると一気に惹きこまれていきました。 モンフィール王国の皇太子フロリーンが罠にはめられ、捕らわれの身となる…
引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)作者: 朽木祥,金子恵出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2010/03/02メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (9件) を見る
花明かり、なんて素敵な存在なんでしょう♪ 読んでいて『床下の小人たち』や「コロボックルシリーズ」を想像しました。 「アリスのドア」「チューリップの樹」なんて童心に戻った気分でわくわくしてしまいます。 すごく好きな物語になりました。 物語はもちろ…
>日ぐれまえの、空気の色までちがってくるような、ふしぎな時間。 「すずめいろどき」という言葉は初めて聞きました。朽木さんの「かはたれ」の言葉もそうですが、日本語って繊細で素敵な表現がたくさんありますね。 バイオリンを習っている主人公のわたし…
先日読んだ梨木香歩さんの『「秘密の花園」ノート』で紹介されていたのが岩波少年文庫だったので借りたのですが、図書館にあったのは吉田勝江訳。 一つ古い1958年に出版された岩波少年文庫でした。 西村書店版と比べるとより内容も詳しめ、同じ作品でも訳や…
草野たきさんの作品はだいぶ前に『ハーフ』を読んで以来でしたが、やっぱり好きだと実感。 でも好きな反面、読んでいてすごく痛いです。全く一緒ではなくても自分の子どもの頃を思い出させるからでしょうか? そして母親になった自分が子どもに主人公達のよ…
久々に柏葉幸子さんの作品を読みました。 本屋や図書館が舞台になった本ってつい惹かれて手に取ってしまいます。 山本容子さんの絵も素敵♪ 四方山市立図書館下町別館の司書になった桃さんが不思議なできごとに巻き込まれてしまうという物語。 「つづきを知り…
梨木香歩さんの『秘密の花園ノート』を購入しているので予習のため読みました。 梨木さんが本の中で紹介しているのは岩波少年文庫だったけれど、挿絵がたくさん入っているこちらに惹かれました。 子どもの頃読んだと思い込んでいたけれど未読だったかも。 両…
ひなまつりは過ぎてしまったけれど、なんとか3月中に読むことができました。 かりんちゃんがひいおばあちゃんからもらったおひなさまは古いけれどとっても素敵。 それもただのひな人形ではなくておしゃべりするし、鳥に憑依もするんです! いつも見守ってく…
このシリーズには前から興味があったのですが、地味な感じ&分厚さに気力を阻まれ、全12巻もあるというのに恐れおののいて(笑)読むのが今になってしまいました。 一言でいえば、あ〜楽しかった! 夏は過ぎてしまったけれど、ゆっくりゆっくり読みました。 …
(373) ついに読み終わってしまいました。感動!「天と地の守り人」三部作、ラストはチャグムの祖国、新ヨゴ皇国編です。 第二部までで大きく展開した物語がどう収まるのか期待しつつ読みました。 盛りだくさんの内容が詰め込まれているのに納得する内容で終…
(372) いいタイミングで予約の順番が回ってきたので続けて読めました。 第二部はバルサの故郷カンバル王国編です。 今回も最初から目が離せない展開で本を置くのがもどかしいほど。 一気読みに近い感じで夢中になってあっという間に読んでしまいました。 カ…
(371) ついに読み始めました! この三部作で一応シリーズが終了するのかと思うと、結末が知りたいようなずっと続いて欲しいような複雑な気分です。 でもそう思える作品に出合えたことが幸せともいえるのかな・・・ 第一部はロタ王国が舞台。 行方不明になっ…
(370) リンドグレーンさんのデビュー作だそうです。 でも、デビュー作だとは思えないくらい完成度が高い作品。さすがだと思わされました!タイトルに「幸せ」とついているように、明るくわくわくするような日常が綴られています。 (原題は「ブリット-マリは…