ジェイン・エア (ブロンテ全集 2)作者: シャーロットブロンテ,Charlotte Bront¨e,小池滋出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1995/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る
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先月読んだ『文学刑事サーズデイ・ネクスト1 ジェイン・エアを探せ！』で興味を持った『ジェイン・エア』。
分厚い本でしたが、じっくり読むことができました。
この小説が出版されたのが1847年というのがまず驚き！
ちょうど160年前に世に出た小説なんですね・・・出合えてよかったと思います。
母が「高校生ぐらいの時に読んで面白かった記憶がある」と言っていたのも納得。
私は高校生の時には読めなかったけれど、読めていたらきっと好きになっていただろうと思います。
古さを感じさせる部分はもちろんあるし、後半ちょっと出来すぎかなというところもありましたが、それ以上に波乱万丈なストーリーが面白くて夢中になりました。
主人公のジェインが貧乏で身分が低くて不器量な女性というのも興味深いし、だけど意思が強くて、率直なところ、自尊心や自立心もあるのが魅力的。
魂の輝いている女性、素晴らしいです。
ロチェスターとの恋愛は最後なんとなく予想がついていたものの、次々立ちふさがる障害にハラハラしながら読みました。
この物語はやっぱりジェインとロチェスターの恋愛が大きく印象に残りますが、それだけではなく人間の尊厳、女性の自立など考えさせられる部分がたくさんありました。
恋愛小説でくくってしまうのはもったいない魅力があると思います。
これからもたくさんの人に読まれながらずっと残っていってほしいです。
文章にキリスト教の引用が多くあったのですが、詳しくない私はちょっと残念。
以前読み終わった『ナルニア国物語』シリーズもそうですが、手にする本にキリスト教がよく出てくるような気がするので、キリスト教についてもう少し知識を身につけておきたいなと思いました。
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まゆ ＞ なつかしいです。小学生の頃読みました。読んで驚いたのを覚えています。だって、ジェインがこんなに報われなくていいんだろうかと･･･。でも、今読んだら、きっと違う感じ方ができるのだろうなと思います。 (2007/05/21 20:56)
トントン ＞ まゆさん、こんにちは。小学生の頃この本に出合ってたなんてすごいですね。さすが、まゆさん！大人になって読み直すのもいいですよね。 (2007/05/23 15:44)
すもも ＞ ジェイン・エアは、古典といっていいくらいなのに、古さをあまり感じさせないのは、トントンさんの書かれているように、人間の尊厳、女性の自立、みたいな現代にも通じるような部分があるからでしょうね。読んだときの年齢で受け止め方も変わってくる小説だと思いました。 (2007/05/28 15:57)
トントン ＞ すももさん、こんにちは。なるほど、古さを感じさせないのは現代に通じる部分があるからなんですよね。今回初めて読みましたが、すももさんのおっしゃるように読む年齢で印象が変わりそうな予感がします。また数年後再読したいです。 (2007/05/29 14:37)
ぺミカン ＞ トントンさんこんにちは。この本も私の読みたい本リスト上位にあります。＜恋愛小説でくくってしまうのはもったいない＞−−楽しみです。 (2007/06/01 15:04)
トントン ＞ ペミカンさん、おはようございます。読みたい本リスト上位にあるんですね！私もいつか、いつか・・・と思ってやっと読めましたが、160年前に出たものとは思えない引き込まれようでした。恋愛小説の面が表に出てる感じですが、色々な要素があって楽しいですよ。ペミカンさんの感想もゆっくり待ってますね♪ (2007/06/02 06:26)
もちもち ＞ はじめまして！今学校でジェーン・エアを調べていたらヒットしました☆彡ジェンダーの授業でジェーン・エアについてレポートを書いているのですが、とても興味深いです！イギリスの当時のガヴァネスの状況やブロンテ自身の経験も含まれていて・・・何度も読み返しては新しい発見があります！あと、ちなみにジェーンは身分は低くないんです。むしろジェントルマン階級で、だから教育を受けてガヴァネスになれたんです。お金を持っているかいないかは、階級に関係ない、というところがイギリス社会を複雑にしてますよね。今でも階級意識の強いイギリス社会の構造を理解するのは日本人には難しいですね・・・ (2007/06/13 16:36)
トントン ＞ もちもちさん、初めまして。コメントありがとうございます。レポートを書いているんですね。無知な私はカヴァネスが分からず早速調べちゃいました（笑）ジェインは身分が低くないというのは、たしかにそうですね。お金持ちの親戚がいたことが判明したし、両親が生きていればきっと違っていただろうなと思いました。階級意識の強いイギリス社会を頭に置いているとさらに興味深く読めそうです。もちもちさん、レポート頑張ってくださいね！ (2007/06/14 15:06)
