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2003年からの読書日記

獣の奏者 II 王獣編作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/21メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 24回この商品を含むブログ (138件) を見る

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王獣の子リランを任されたエリンは懸命に世話をします。
なんとかリランを救おうと奮闘するうち獣を操る技を身につけることに成功、皆を驚かせます。

王獣を音無し笛で拘束したり、特滋水を与えることをせず、かつて見た野生の王獣のように育てようと思ったエリン。
でもその結果、エリンは王獣の驚くべき能力を知り、意思を伝達することもできるようになります。

そのことを知られないようにしてきましたが、ある事件から秘密は公になり、唯一王獣を操れる使い手だということが知られてしまい・・・
王国の存亡をかけた争いに巻き込まれていくエリン。
王獣を野にあるように育てようとしただけなのに、結局国の争いのため戦いの道具にされ虚しさを募らせていきます。
自分は進むべき道を踏み外してしまったのではないか?



王獣編も目の離せない展開で夢中になりました。
陰謀を裏で仕切っていたのは彼だったんですね。
途中からなんとなく気になっていましたが、やっぱりそうだったのか・・・と思いました。

そしてイアルの登場する場面は毎回ハラハラしながら読みました。
性別は違うけど、なんとなくバルサに通じるものがあるような気がしました。
冷静で武力に秀で芯の強い人物でした。

面白かったんですが一つ不満が!
ラスト、あんなところで終わってしまうなんて〜消化不良です(笑)
後半はどんどん展開が速くなり、どうなるの?と思っているうちに終わってしまいました。
この物語は続きがあるんでしょうか?続きが知りたい・・・
エリンはじめ、この国のその後がとても気になります。

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ときわ姫 > 「どうなるの?と思っているうちに終わってしまいました。」ほんとにそうですね。私もこの国のその後はとても気になります。それだけ、登場人物みんなに心を惹かれたということかな。 (2007/07/14 13:44)
トントン > ときわ姫さん、おはようございます。夢中になった読書でしたが、すごく気になるところで終わってしまって(笑)上橋さんには、○○編としてその後をぜひ書いて欲しいです。登場人物も皆魅力的でしたね^^ (2007/07/15 06:13)
まゆ > 予想通りの展開だったにも関わらず、ものすごく引き込まれて読みました。そして、絶対ページ数足りてないと思うのですよ。この後どうなるのか気になって気になって・・・。特に、エリンとイアルは・・・。 (2007/07/15 09:57)
トントン > まゆさん、こんにちは。やっぱりページ数足りてませんよね!私もエリンとイアルのその後は特に気になります・・・続きがいつか出るといいですね。 (2007/07/16 13:18)