はぴの本棚

2003年からの読書日記

ムギと王さま―本の小べや〈1〉 (岩波少年文庫)作者: エリナーファージョン,エドワード・アーディゾーニ,Eleanor Farjeon,Edward  Ardizzone,石井桃子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/05/18メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (25件) を見る

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初めてファージョン作品を読みました。
とても美しくて幻想的な作品たち。
著者は正規の教育は受けずに育ったそうですが、父は流行作家、母は俳優の娘ということでたくさんの本に囲まれて育ったとのこと。
本を読むことで、素敵な言葉が長い時間をかけて著者の心の奥深くにゆっくり積もっていったのだと思います。

この中には14の作品が収められています。
想像力を膨らませながらゆっくり読みました。
不思議なもの、物悲しいもの、懐かしい感じ、ちょっと滑稽なものなどバラエティに富んでいて楽しめました。

私が好きだったのは「金魚」「西ノ森」「小さな仕立屋さん」「おくさまの部屋」でした。
長めの話も短めの話もそれぞれ魅力があって面白かったです。
これは著者の力だなと思いました。
他の作品も少しずつ読んでいきたいです。

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ペミカン > トントンさんこんにちは!ファージョン!!はまりましたよ〜。わたしは「としとったばあやのおはなしかご」と「まちかどのジム」が大好きです。 (2007/06/08 14:17)
ケイ > トントンさん、こんにちは〜ファージョン、私も一冊しか読めていないのですが、独特の魅力がありますよねぇ。童話の原点のような、素朴な楽しみがある感じ。ペミカンさん、詳しそう。また児童書も読みたいです。それにしてもファージョンさんは、教育を受けずに感性を磨かれたんですねぇ。すごいなあ。だからおもしろいのかなと思いました。 (2007/06/08 17:36)
トントン > ペミカンさん、こんにちは。初ファージョン、ゆっくり楽しめてよかったです。ペミカンさんのおすすめ本もまたチェックしてみますね♪紹介してくださってありがとうございます。
>ケイさん、こんにちは。ファージョン作品、美しくて独特な感じでした。ケイさんのおっしゃる「童話の原点のような、素朴な楽しみがある感じ」というのも本当にそうだなと思いました。ファージョンさんは教育を受けなかったけれど、たくさんの本が先生だったんでしょうね。 (2007/06/09 14:24)