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2003年からの読書日記

yom yom (ヨムヨム) 2007年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/06/27メディア: 雑誌 クリック: 7回この商品を含むブログ (47件) を見る

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今回の特集は「新潮文庫の100冊」の作家たち。
重松清川上弘美沢木耕太郎北村薫唯川恵角田光代恩田陸の読み切りが掲載されてました。

特に心に残ったのは
重松清「ドロップ酢は神さまの涙」
北村薫「ほたてステーキと鰻」
恩田陸「青葉闇迷路/光の領分」

重松さんのは保健室を舞台にした子ども達の物語。
いじめ、病気などちょっと重くて切ない内容でしたが、ラストは一歩踏み出した感じで少し気持ちが明るくなりました。

北村さんのは『ひとがた流し』のその後にあたる短編でした。
知らなかったのでちょっと得した気分に。
牧子が語りになっています。

恩田さんのはやっぱり圧倒的な魅力がありました。
この雰囲気すごく好きでした。
恩田作品が久々に読みたくなりました。

湯本香樹実さん、いしいしんじさんのエッセイもよかったし、高山なおみさんの「料理にも、心にもおいしい本5冊」も気になる本ばかりでした。

星新一さんの特集も興味深く読みました。
最相葉月さんの書かれた部分もよかったのですが、ショートショート「鍵」「使者」が印象に残りました。
短くても存在感があって、さすがだと思いました。

ここにきて気になりだしたのが阿川佐和子さんの小説。
登場人物は変わるけれど1からずっと続いているので面白くなってきました。

角田光代さんの小説もつながってる感じだし、やっぱり毎号買ってしまうかな。

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ゆんゆん > こんにちは。このyom yom3について無知な私。毎号という事は雑誌の類なのでしょうか?読んでみたいです!書店に行かねば・・・ (2007/08/31 12:47)
three bells > 私、刊行ものは全然無知なのです…湯本さんが好きなので気になります。トントンさんの解説を読んで、美味しいとこ録りな本と感じました。読んでみたいです。 (2007/08/31 22:48)
トントン > ゆんゆんさん、こんにちは。これ季刊の雑誌なんですよ。新潮文庫のキャラクターのパンダが表紙なのですぐ分かると思います。次の号は今月の27日に出るそうです。新潮社のHPにも紹介されてるので(URLを貼ろうと思ったら載せられない設定になってるようでごめんなさい><)検索してみてくださいね。
>three bellsさん、こんにちは。湯本さんのは今回だけだったんですがこれからまた載るといいなと思いました。前回のvol.2では石井桃子さんの特集があって江國香織さんや中川李枝子さんも載ってましたよ。この雑誌、たくさんの方が書かれているので読むとどれかは好きな作品が見つかるんじゃないかなと思います。ぜひ手に取ってみてくださいね。 (2007/09/01 14:43)