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言葉はなぜ生まれたのか作者: 岡ノ谷一夫,石森愛彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/07/13メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 214回この商品を含むブログ (33件) を見る
(535) ノンフィクションは堅苦しい印象があったりであまり読んでこなかったんですが、知らないことを知るのは面白い。 まだまだ知らないことがたくさんあると改めて感じました。 本書は「なぜ人間だけが言葉を話すようになったのだろう?」という疑問を持…
(524) 古いものは1974年、一番新しいものは1991年。 過去に発表された詩や童話、美しいカラーイラストなどが28収められています。 萩尾望都さんは有名な漫画家だということだけは知っていましたが、読んだのは初めて。 それなのにイラストを見ると懐かしく…
(522) NHKの番組、プレミアム8<文化・芸術>「“愛と胃袋”」を見てから原作を読みました。 直木賞作家の4人が旅した地域をモチーフに短編小説を書き、ドラマ化するという面白い試み! 映像を見てからちょっと間が空いたのでいい具合に忘れていて楽し…
(521) 最初から一気に物語の世界に惹き込まれていきました。 日記のような小説、小説のような日記?なんとも不思議な雰囲気の作品でした。 読んでいるうちに現実なのか幻想なのか分からなくなっていく感じが魅力的。 淡々としている日常なんですが、苔料理…
(516) 心中をテーマにした小説ということで構えて読み始めました。 登場人物がつながる設定かなと思ったんですが、これは違った。 救われない物語が多く気持ちが暗くなりがちでしたが、最後の「SINK」で少し光が見えた気がしました。「君は夜」は悲しくて切…
(512) 母経由で借りた小林正観さんの本3冊目。 著者によれば無敵とは、敵がないこと。闘わないから無敵。 プロローグでは西遊記で有名な三蔵法師(玄奘三蔵)も無敵の人だったと書かれていて興味深く読みました。 前に読んだ本と重なる内容も多かったので…
(504) 母経由で借りた小林正観さんの本2冊目。 著者は2009年10月末〜11月末まで入院されていたそう。 今回のは復帰後第一作目で雑誌に連載されていたものに新規原稿を加えたものとのことです。 前に読んだものと内容が重なる部分も多かったのですが、印象…
(501) クレヨンハウス主宰の落合恵子さんが100冊の絵本を紹介した2006年出版のエッセイ。 火照った足の裏をもてあましたら・・・『よあけ』 のどかな「無防備」がうらやましかったら・・・『ロージーのおさんぽ』 幸福な想像力を磨きたかったら・・・『か…
(500) 熱田家の母・乙美が亡くなった。 気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。 乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。 彼女は、乙美が作ってい…
1924年初刊の詩や唄が収められたアンソロジー。 マザー・グース、ウォルター・デ・ラ・メア、クリスティーナ・ロセッティ、シェイクスピアなど詳しくない私でも耳にしたことがある有名作家が多数収録されています。 大正時代〜昭和当時の子ども達がこんなに…
特集は春のスペシャルヨムヨム。文庫「がらくた」刊行によせて江國香織さんと森絵都さんの往復書簡、栗田有起さんの江國作品イッキ読みがありました。 『がらくた』は未読だし、最近江國作品とは離れてしまってるので久々に読みたくなりました。 辻村深月さ…
ジブリの映画「借り暮らしのアリエッティ」をきっかけに再読。 最初の感想はこちら。 もう6年以上も前でした。 初読の時は小人の暮らしぶりに注目していて物語にはいまいち興味が薄かったようです。 「借り暮らし」「借りる」って言葉はやっぱりかわいい。 …
(485) 日本語学校の教師の日常が描かれた漫画エッセイ。 さらっと読めます。 お見舞いのマナーのところでは思わず笑ってしまいました。 日本人の自分でも知らなかったことも多々あり楽しめました。 テストで○が正解の意味だと当たり前のように思っていまし…
2009年に出版された児玉清さんと25人の作家の対談集です。 児玉清さんの読書家っぷりが文章のあちこちから伝わってきてただただ尊敬・・・ 残念だったのは対談が一人8ページくらいと短くあっという間だったこと。 たくさんの対談が読めるのはうれしいけれど…
(480) 特集は自分史上最強の恋愛小説。最近あまり恋愛小説を読まないので興味はイマイチ(笑) 読み切り小説では大島真寿美さんの「甘い記憶」が印象に残りました。石田衣良さん、島本理生さん、川本三郎さんのブックガイドにも気になるものがいくつか。 …
特集はわたしたちのスポーツ人生。江國香織さん、酒井順子さん、森見登美彦さんなど、スポーツに縁遠そうな(ごめんなさい)イメージの方々の文章が掲載されていて興味深かったです。 近藤史恵さんの「老ビプネンの腹の中」は『サクリファイス』の番外編のよ…
この作品が書かれたのは1885年、著者が50歳の時です。 最初『トム・ソーヤの冒険』の続編のつもりで書き始められたそう。 父親のところから逃げ出したハックは思いがけず黒人の逃亡奴隷ジムと筏の旅をすることになります。一緒に旅を続けていくうちにジムは…
三年間失踪中の夫がある夜ふいに帰ってくる。 ただしその身は遠い水底で蟹に喰われたという。 妻は、彼とともに死後の軌跡をさかのぼる旅に出る。 彼岸と此岸をたゆたいつつ、 永久に失われたものへなお手を差し延べる 愛のつよさがあまりに切なく、心が震え…
「守り人」シリーズや『獣の奏者』、『狐笛のかなた』に登場する美味しそうな料理の数々を再現した写真入りのレシピ集。 上橋さんの書き下ろしエッセイもついていてファンにはたまらない本だと思います。 読者が最も食べたいと思うメニュー、ノギ屋の弁当風…
シェイクスピア作品は『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『マクベス』など耳にしたことがあるものの、ちゃんと読んだことは初めてかも。 次に読む『時の娘』ジョセフィン・テイ著にリチャード三世のことが出てくると聞き、予習のために読みました。 借…
>日ぐれまえの、空気の色までちがってくるような、ふしぎな時間。 「すずめいろどき」という言葉は初めて聞きました。朽木さんの「かはたれ」の言葉もそうですが、日本語って繊細で素敵な表現がたくさんありますね。 バイオリンを習っている主人公のわたし…
思いっ切り読む時期をはずしてますが(笑)積読消化するために頑張ってます。 特集は「夏休みには、読書を!」宮部みゆきさんのエッセイ、いしいしんじ、あさのあつこ、野崎歓、宮下奈都、千野帽子さんのブックガイドを掲載。 もう一つの特集は「鉄道にノル…
(450) 以前読んだ『かるいお姫さま』 http://d.hatena.ne.jp/lovelyplace923/searchdiary?word=%A5%DE%A5%AF%A5%C9%A5%CA%A5%EB%A5%C9 は楽しめたのですが、今回はファンタジー好きなのにかなり苦戦しました。 途中で挫折しそうになったこともしばしば。 …
この感想を読んだファンの皆さん、すみません・・・と謝っておきます(笑) 私がこれまで読んだ数少ない作品の中で一番読みやすく楽しめたんですが、最終的にはすっきりせず。 理由も考えてみましたが、これはもう個人的な好みの問題みたい。 嫌いではないけ…
女性誌『Domani』に連載されていたエッセイに書き下ろしを加えたものだそう。 『Domani』は書店に並んでいるのを知っているくらいで手に取ったことはないのですが、小川さんの説明によれば「仕事、私生活、お洒落、すべてに手を抜かず頑張ってい…
母に借りました。 2008年6月18日、92歳で亡くなったターシャ・テューダーさん。 以前何度かTVで特集されているのを見ましたが、自然に囲まれゆったりとした暮らしをされていて素敵だなと思ったものでした。 本書は月刊MOEに掲載された彼女最後のインタ…
特集は「食べたい、読みたい、おいしい話」 食べるのも作るのも好きな私ですが、美味しいものが出てくる小説やエッセイってやっぱりいいなと改めて思いました。 なかなか挑戦できない宮尾登美子さんの小説、これを機にぜひ読んでみたいと思います。 <綾子も…
久生十蘭短篇選 (岩波文庫)作者: 久生十蘭,川崎賢子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/05/15メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 35回この商品を含むブログ (41件) を見る
あらすじを「BOOK」データベースより引用させてもらいます。現役の作家のなかにも熱狂的なファンの少なくない、鬼才、久生十蘭の精粋を、おもに戦後に発表された短篇から厳選。 世界短篇小説コンクールで第一席を獲得した「母子像」、幻想性豊かな「黄泉から…
1999年に出版された詩集です。 茨木のり子さんを知ったのはこの本のタイトルにもなっている「倚りかからず」を高校の授業で習ったからでした。 この詩の凛とした強さが印象的だったのを覚えています。 その時『詩のこころを読む』も課題になったか何かで読ん…
母にすすめられて読みました。「15分間」とあるように文字が大きく行間もかなり開いているのであっという間に読めます。 読書に慣れている人ならもっと早く読めそう。私は10分くらいでした。 CDもついていて(私はまだ聴いてませんが)けっこう面白いらし…