はぴの本棚

2003年からの読書日記

チーズと塩と豆と作者: 角田光代,江國香織,井上荒野,森絵都出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2010/10/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (27件) を見る

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NHKの番組、プレミアム8<文化・芸術>「“愛と胃袋”」を見てから原作を読みました。
直木賞作家の4人が旅した地域をモチーフに短編小説を書き、ドラマ化するという面白い試み!
映像を見てからちょっと間が空いたのでいい具合に忘れていて楽しめました。


http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/101019/med1010190748001-n1.htm

角田光代(スペイン・バスク)「神さまの庭」
井上荒野(イタリア・ピエモンテ)「理由」
森絵都(フランス・ブルターニュ)「ブレノワール
江國香織ポルトガルアレンテージョ)「アレンテージョ


ドラマは現地の方が演じているということもあって、異国情緒たっぷり。
日本人が書いたと思えない雰囲気で素敵でした。


どの方の作品も1冊は読んだことがあるのでよかったです。
先に映像を見たので読みながら自然と絵が浮かんできました。


原作と違うエピソードが入っていたり、原作にないエピソードもありましたが、それはそれで楽しめたように思います。
それぞれどの短編も素敵でしたが、映像も原作も気に入ったのは井上荒野さんの「理由」。
原作の方が好きだったのが森絵都さんの「ブレノワール」。


旅で見たこと・感じたことを消化してこんな素敵な小説ができるなんて・・・改めて作家のすごさを感じました。