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はじめて生理をむかえる女の子のためのガイドブック。 生理のしくみから困った時の解決法まで、コミック形式でわかりやすく解説。小学3・4年生〜よさそうな内容だったので借りてみました。 1998年初版。 絵は今どきではないものの、特に古さは感じませんで…
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。 精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。 建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類…
小川糸さんは日常を大切に生きる達人、だから身近にあるものにこそ、こだわります。 それが「幸せ」の基本だから。 40代になってわかった、一生添い遂げられるものを、時間をかけて探す楽しみ。 心地よい暮らしのために到達した、「少なく贅沢に」というキー…
ある晴れた夏の日、わたしが、湖に浮かべたボートの上で出会ったのは、ふわふわの毛につつまれた、二本足で歩くハリネズミのようなふしぎな生きもの、「ヤービ」でした。梨木さんの新作!そして大好きな児童書ということで期待大♪ 体調が回復してきた頃から…
本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカは、一九三〇年代にフランスから帰国した反体制的な芸術家ロベルトと結婚し、当局の監視の下で流刑地を移動しながら、貧しくも幸せな生活を送る。 一人娘が連れてきた美少女ヤーシャがあらわれるまでは。 最愛の夫の秘…
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ――。 7年前、25歳で死んだ一樹。 遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフとの何気ない日常に鏤められたコトバが心をうつ連作長篇。初木皿泉作品。 夫婦脚本家と知ってから興味がわき、いつか読みたい…
小学生までに読んでおきたい文学シリーズの一巻目。(収録作品) 宮沢賢治「猫の事務所」 モーム「詩人」 桂三木助(演)「時そば」 サローヤン「ハリー」 星新一「悪魔」 グリム「ゾッとしたくて旅に出た若者の話」 ペロー「猫の親方あるいは長靴をはいた猫…
帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。 妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする――。東家の大黒柱、東昇平はかつて区立中学の校長や公立図書館の館長をつとめたが、十年ほど前から認知症を患っている。 長年連れ添った妻・曜子と…
生きることは淋しい。でも美しい。〈世界の吉本ばなな〉のすべてはここから始まった。定本決定版。私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う──祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ、人が死ぬことそして…
子どもの「なぜ?」に作家が答える人生相談「元気がないときは、どうしたら良いですか?」 「大人は楽しいですか?」 「努力はムダではありませんか?」 「死のうと思ったことはありますか?」 などなど、子ども素朴な疑問、悩みに55人の作家が好き勝手に答えます…
中庭のあるアパートに住んでいる子供たちが出会った奇跡。 六つの物語からなる大人のための絵本。かなり久々に新潮クレストブックスを手に取りました。 この本だけ?サイズが以前より小さくなったような気がします。独特な雰囲気の表紙がちょっと怖い感じで…
こんまりさんの最新刊。 片づけレッスンの現場で指導してきた108の具体的な片づけノウハウについてイラスト入りで、解説してくれています。 既刊本は全て読みましたが、この本はまさにかゆいところに手が届く内容といった感じ。 かわいくて和めるイラスト入…
著者は自由学園女子部部長で長年教師をされていた方です。我が家は娘二人なのもあり、読んでみました。 これからの女子に必要な4つの力は「率先力」「責任感」「実行力」「やさしさ」とのこと。 これら4つの力の育て方が詳しく書かれていました。男の子と…
イライラや焦り、不安、そして後悔――。 人気カウンセラーが教える、自分の中のネガティブ感情との上手な付き合い方!あるきっかけでライフオーガナイズという言葉を知り、初めてイベントに行ったのが春。 講演の中で紹介されていて興味を持った本です。 心の…
映画の撮影で1カ月滞在した、フィンランド。 森と湖の美しい国で出会ったのは、薔薇色の頬をした、シャイだけど暖かい人たちだった??。 旅好きな役者が綴る、笑えて、ジンとくる名エッセイ。 片桐はいりさんのことは、大好きな映画『かもめ食堂』で知って以…
楽しく読んで教養が身につくコミック。 「夏目漱石は自分の間違いを認めない」「森鴎外は元祖キラキラネームの名付け親」「太宰治は芥川龍之介が好きすぎ」など、文豪のトンデモ話が盛りだくさん。 ちょっとためになって、だいぶ笑える日本文学コミック決定…
紫の上を中心に帖(章)を再構成している新しい源氏物語です。 都に戻った源氏は紫の上と再会を果たします。 明石の君との間に生まれた姫君の入内を進め、並ぶ者のいない栄華を極める中、女三宮という一片の暗雲が物語に影を落としていきます。 少しずつゆっく…
紫の上を中心に帖(章)を再構成している新しい源氏物語です。 死んだ母に似ているという、父の新しい妃に対する思慕。 山里で源氏は、その妃の面影を持つ少女を垣間みます。 紫の上との出会いでした。これまで何度も読みたいと思いつつ読み進められなかった『…
全国に多くのファンを持つ人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教えます。 イラストレーター・平澤まりこさんのかわいらしくほのぼのとした絵とともにコーヒーのお話が展開するので…
慶長五年(1600年)、角を一本しか持たない羚羊が、八戸南部氏20代当主で ある直政の妻・袮々と出会う。 羚羊は彼女に惹かれ、両者は友情を育む。 やがて羚羊は寿命で息を引き取ったものの意識は残り、祢々を手助けする一本の角――南部の秘宝・片角となる。 平…
真冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。 奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。 偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すが、すべての乗客には完璧な…
雪にうもれたムーミン谷の仲間はみな冬眠中。 青い月の光にてらされて目をさましたムーミントロールは、いままでだれも知らなかった冬の生きものの世界へ……。 トーベ・ヤンソンがえがく極北の自然に生きつづける生命への感動がここに!巻末エッセイは小林深…
高校生の頃から、これまでに訪れた様々な国々での出来事をつづりながら、 「あの頃の私」が「いまの私」になっていくまでを書いてみようと思います。(メッセージより) 上橋菜穂子さんのエッセイです。 小説も大好きですが、エッセイもまた違った上橋さんの…
「一人の馘首もならん!」。 異端の石油会社国岡商店を率いる国岡鐵造は瓦礫の前に立ち尽くす店員たちにこう告げた。 終戦ですべてを失った国岡鐵造は、再び立ち上がる。 だがその前に立ちはだかるのは「7人の魔女」と呼ばれる巨大国際石油資本だった。本屋…
秘密を抱いた青年と一匹の相棒は“最後の旅”にでた現代最強のストーリーテラーによる、青年と猫のロードノベル。 あたたかな光溢れるラストまでどのページにも忘れ難い風景が広がる傑作です!珍しく早いうちに結末が予想できてしまいそれが当たっていたことも…
豊後羽根(ぶんごうね)藩の檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう)は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村(むかいやまむら)に幽閉中の元郡(こおり)奉行戸田秋谷(とだしゅうこく)の元へ遣(つか)わされる。 秋谷は7年前、前藩主の側室との…
日本国憲法は「いのちの泉」のようなもの。 いのちを守るということについて、これほどしっかりとつくられた憲法は世の中のどこにもありません。 人間の根本にかかわることが憲法に書かれています。 この本は、十代のきみたちに日本の憲法をわかりやすく説明す…
Facebookページが原作だそう。 今回はFacebookページには掲載していない新しい絶景も紹介されているとのことです。世界編はまだ読んでいませんが、身近なこちらを手に取りました。 美しい写真の数々・・・パラパラ眺めているだけでとても癒されました。 60の…
海辺の村の老夫婦にあずけられたアンナは,金色の髪の少女マーニーと出会います。 2人は毎日ひみつの遊びを楽しみますが,村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。 ――ふしぎなめぐり合わせを体験した思春期の少女の物語。 巻末に,作者の長女による…
岬の先端に建つ喫茶店を一人で切り盛りしながら、何かを待ち続けるおばあさん。 その喫茶店を訪れる、心に傷を抱えた人々。 彼らの人生は、喫茶店での一期一会によって、変化し始める。初森沢明夫さん。 ずっと気になっていましたが、近々公開予定の映画『ふ…