はぴの本棚

2003年からの読書日記

キッチン (新潮文庫)作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/06/28メディア: 文庫 クリック: 29回この商品を含むブログ (84件) を見る

生きることは淋しい。でも美しい。〈世界の吉本ばなな〉のすべてはここから始まった。定本決定版。

私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う──祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ、人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中で、あなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。〈吉本ばなな〉のすべてはここから始まった。


久々に読んだばななさんのデビュー作。
初めて読んだのは中学生?高校生くらいだったかな?
少しずつ大人の本を読み始めた頃だったのもあって、すごく衝撃を受けたのを覚えています。

それから私の青春は、ばなな作品と共にあった感じ。
夢中になっていくつか読んで、でも、だんだん離れていって・・・
ここ数年全く読んでいなかったのに、テレビでばななさんが話しているのを見て突然読みたくなりました。

「キッチン」「満月 キッチン2」
やっぱりよかった!
若い頃に読んだ時よりも台所についてすごく身近に感じてスッと物語が入ってきました。
みかげ、雄一、えり子さん、懐かしい人達にまた会えて(読めて)うれしかったです。
そしていつも思うのですが、食べ物がとても美味しそう。

「ムーンライト・シャドウ」
最初全く覚えていなかったけれど、読み進めていくうちに遠い記憶がそろそろとよみがえってくる感じで面白かったです。
再読って大事(笑)


しばらく離れていたけれど、やっぱりばななさんの文章が好きだ〜!と再確認。

ばなな作品、再びゆっくり追いかけていこうと思います。
未読本がたくさんあるのも楽しみです。