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2003年からの読書日記

1おかしな話 (小学生までに読んでおきたい文学)作者: 松田哲夫出版社/メーカー: あすなろ書房発売日: 2014/03/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

小学生までに読んでおきたい文学シリーズの一巻目。

(収録作品)
宮沢賢治「猫の事務所」
モーム「詩人」
桂三木助(演)「時そば
サローヤン「ハリー」
星新一「悪魔」
グリム「ゾッとしたくて旅に出た若者の話」
ペロー「猫の親方あるいは長靴をはいた猫
カポーティ「もてなし」
L・ヒューズ「そんなこたないす」
芥川龍之介「酒虫」
エーメ「壁抜け男」
中島らも「たたみ往生」
半村良「夢たまご」
豊島与志雄「手品師」

小学校高学年〜とあったので5年生の長女にどうかと思って借りましたが、まだ難しかったみたい。
けっこう読み応えがあり大人でも十分楽しめる感じでした。

松田哲夫さんの解説にもなるほどと思わされました。

>「おかしい」という言葉には、大きく分けて三つの意味があります。一つ目は「普通と違って、笑うべきさまである」、二つ目は「普通と違って格別な趣があるさま」、三つ目は「普通の状態でないものに対して、いぶかしさや奇異を感ずるさま」です。


印象に残ったのは「酒虫」「壁抜け男」「夢たまご」「手品師」
シリーズ全部読んでみたくなりました。