はぴの本棚

2003年からの読書日記

明日は、いずこの空の下作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/09/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る

高校生の頃から、これまでに訪れた様々な国々での出来事をつづりながら、
「あの頃の私」が「いまの私」になっていくまでを書いてみようと思います。(メッセージより)


上橋菜穂子さんのエッセイです。
小説も大好きですが、エッセイもまた違った上橋さんの魅力が出ているようでとても好きになりました。
『物語ること、生きること』もよかったけれど、こちらは旅のお話。
22編、たっぷり異国気分を楽しめました。

表紙と扉絵はとても雰囲気があっていいなと思っていたら・・・お父様が描かれていたとは!
画家だというのは知らなかったので驚いたし、表紙は83歳の時(2014年)描きあげたものだそう。

一つひとつのエッセイの終わりに描かれた後藤知江さんの挿画も素敵でした。

そして好奇心いっぱいのお母様も素晴らしい。
さすが親子ですね。
上橋さんと重なる部分があるように思いました。


サトクリフ著『第九軍団のワシ』『ともしびをかかげて』『運命の騎士』
ルーシー・M・ボストン著 グリーン・ノウシリーズ

上橋さんの愛読書と知ってから気になりつつずっと手が出なかったこれらの作品に今年こそ挑戦したいと思います。