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2003年からの読書日記

源氏物語 紫の結び〈2〉作者: 荻原規子出版社/メーカー: 理論社発売日: 2013/12/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

紫の上を中心に帖(章)を再構成している新しい源氏物語です。
都に戻った源氏は紫の上と再会を果たします。
明石の君との間に生まれた姫君の入内を進め、並ぶ者のいない栄華を極める中、女三宮という一片の暗雲が物語に影を落としていきます。


少しずつゆっくり読みました。

光源氏は都に戻り、見事復活を遂げます。
それから一気に頂点に登りつめた感じがしました。
でも、主人公であるはずの彼に全然感情移入できず(笑)
何度も出家を考えながら結局実行にうつさないという・・・


光源氏よりも葵の上との息子と雲居雁の姫君との恋物語が印象に残りました。


女性陣では紫の上と明石の君が魅力的でした。


>私が、「源氏物語」をスピード感をもって読めるものにしたいと意図した理由は、「若菜」にたどり着く前に読むのをやめてしまう人が多い中、一人でも多くがここにたどり着いてほしいと願うからでした。
〜「若菜」を読まなくては、せっかく「源氏物語」を手にとった甲斐がないとさえ思えるからです。


長い回り道でしたが、荻原さんのおかげで私もやっと「若菜」までたどり着くことができました。
いよいよ次は最終巻!
どんな結末か楽しみに読みたいと思います。