はぴの本棚

2003年からの読書日記

これからの女の子に身につけてほしいこと―幸せな未来を切り開く4つの力作者: 近藤正美出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

著者は自由学園女子部部長で長年教師をされていた方です。

我が家は娘二人なのもあり、読んでみました。
これからの女子に必要な4つの力は「率先力」「責任感」「実行力」「やさしさ」とのこと。
これら4つの力の育て方が詳しく書かれていました。

男の子と女の子、身につけたい力は共通しているところもたくさんあると思うけれど、性差もやっぱりあって・・・
女の子に合わせた言い方だったり、接し方も考えたらよりいい子育てになるかもと本書を読んで感じました。


お手伝いについて書かれたところは私も大事に思っているので参考になりました。
たしかに子どもに任せるお手伝いと一緒に行うお手伝いは両方必要。

現在小学5年生の長女はやや反抗期に入りかけているのかなかなか難しいですが、最近は少量の皿洗いや食卓の準備など、できる範囲で声をかけています。
小学1年生の次女は料理の手伝いをするのが楽しいようで、休日など時間に余裕のある時を狙って一緒にするようにしています。
これからも家族の一員としての自覚が持てるよう娘達の成長に合わせた手伝いを頼んでいこうと思いました。


(自戒を込めて・・・特に印象に残った言葉)

・お母さんが心に余裕をもつこと
・待つことは、親の訓練
・やさしさは相手の痛みに触れること
・根掘り葉掘り聞かない
・子どもを信じる


おすすめの児童文学も紹介されていました。
赤毛のアン』『永遠の出口』『西の魔女が死んだ』『青い鳥』『そのぬくもりはきえない』

未読は『永遠の出口』だけでしたが、他の作品も再読を兼ねてじっくり味わいたいと思いました。


この本は折に触れ何度も開くことになりそうです。