2010-01-01から1年間の記事一覧
先日読んだ梨木香歩さんの『「秘密の花園」ノート』で紹介されていたのが岩波少年文庫だったので借りたのですが、図書館にあったのは吉田勝江訳。 一つ古い1958年に出版された岩波少年文庫でした。 西村書店版と比べるとより内容も詳しめ、同じ作品でも訳や…
草野たきさんの作品はだいぶ前に『ハーフ』を読んで以来でしたが、やっぱり好きだと実感。 でも好きな反面、読んでいてすごく痛いです。全く一緒ではなくても自分の子どもの頃を思い出させるからでしょうか? そして母親になった自分が子どもに主人公達のよ…
思いっ切り読む時期をはずしてますが(笑)積読消化するために頑張ってます。 特集は「夏休みには、読書を!」宮部みゆきさんのエッセイ、いしいしんじ、あさのあつこ、野崎歓、宮下奈都、千野帽子さんのブックガイドを掲載。 もう一つの特集は「鉄道にノル…
久々に柏葉幸子さんの作品を読みました。 本屋や図書館が舞台になった本ってつい惹かれて手に取ってしまいます。 山本容子さんの絵も素敵♪ 四方山市立図書館下町別館の司書になった桃さんが不思議なできごとに巻き込まれてしまうという物語。 「つづきを知り…
母に借りました。 日野原重明さんの本は実家にたくさんあるんですが、表紙の穏やかな笑顔に惹かれてこれに決定(笑) 本書は『いのちのバトン-97歳のぼくから君たちへ』の刊行記念講演の内容を基に大幅加筆修正し構成したものだそう。 講演収録CDもついて…
梨木香歩さんが書いた本書が出ると知ったのをきっかけに『秘密の花園』(西村書店版)を手に取ったんですが、すごく素敵な物語で感動! あらすじをなんとなく知っているだけだった物語を味わうことができました。 子どもの頃、読んでいればよかった・・・と…
梨木香歩さんの『秘密の花園ノート』を購入しているので予習のため読みました。 梨木さんが本の中で紹介しているのは岩波少年文庫だったけれど、挿絵がたくさん入っているこちらに惹かれました。 子どもの頃読んだと思い込んでいたけれど未読だったかも。 両…
ひなまつりは過ぎてしまったけれど、なんとか3月中に読むことができました。 かりんちゃんがひいおばあちゃんからもらったおひなさまは古いけれどとっても素敵。 それもただのひな人形ではなくておしゃべりするし、鳥に憑依もするんです! いつも見守ってく…
(450) 以前読んだ『かるいお姫さま』 http://d.hatena.ne.jp/lovelyplace923/searchdiary?word=%A5%DE%A5%AF%A5%C9%A5%CA%A5%EB%A5%C9 は楽しめたのですが、今回はファンタジー好きなのにかなり苦戦しました。 途中で挫折しそうになったこともしばしば。 …
バンクーバーオリンピックには間に合わず残念でしたが、読めてよかったです。 トリノオリンピック女子シングル金メダリストの荒川静香さんが書かれている本です。 目立つタイトルということで100倍とつけたのでしょうね・・・そこまではいかないかもしれない…
この感想を読んだファンの皆さん、すみません・・・と謝っておきます(笑) 私がこれまで読んだ数少ない作品の中で一番読みやすく楽しめたんですが、最終的にはすっきりせず。 理由も考えてみましたが、これはもう個人的な好みの問題みたい。 嫌いではないけ…
女性誌『Domani』に連載されていたエッセイに書き下ろしを加えたものだそう。 『Domani』は書店に並んでいるのを知っているくらいで手に取ったことはないのですが、小川さんの説明によれば「仕事、私生活、お洒落、すべてに手を抜かず頑張ってい…
母に借りました。 2008年6月18日、92歳で亡くなったターシャ・テューダーさん。 以前何度かTVで特集されているのを見ましたが、自然に囲まれゆったりとした暮らしをされていて素敵だなと思ったものでした。 本書は月刊MOEに掲載された彼女最後のインタ…
すごく話題になっている作品と言うことで気になっていました。 図書館で借りようと思ったのですが100人以上の予約が・・・ でも思いがけず母の読書友達から借りることができラッキーでした♪ 持つべきものは読書好きの母! 村上春樹さんの小説はこれまで『ね…
特集は「食べたい、読みたい、おいしい話」 食べるのも作るのも好きな私ですが、美味しいものが出てくる小説やエッセイってやっぱりいいなと改めて思いました。 なかなか挑戦できない宮尾登美子さんの小説、これを機にぜひ読んでみたいと思います。 <綾子も…
久生十蘭短篇選 (岩波文庫)作者: 久生十蘭,川崎賢子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/05/15メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 35回この商品を含むブログ (41件) を見る
あらすじを「BOOK」データベースより引用させてもらいます。現役の作家のなかにも熱狂的なファンの少なくない、鬼才、久生十蘭の精粋を、おもに戦後に発表された短篇から厳選。 世界短篇小説コンクールで第一席を獲得した「母子像」、幻想性豊かな「黄泉から…
1999年に出版された詩集です。 茨木のり子さんを知ったのはこの本のタイトルにもなっている「倚りかからず」を高校の授業で習ったからでした。 この詩の凛とした強さが印象的だったのを覚えています。 その時『詩のこころを読む』も課題になったか何かで読ん…
第2回MOE絵本屋さん大賞の特集ということで購入。この賞は全国1000人の絵本専門店、書店の児童書売り場担当者にアンケートを実施、2009年度最も支持された絵本30冊を決定したもの。 「2008年10月〜2009年9月頃までに出版された絵本のうち、絵本屋さん大賞…
(440) 図書館でずいぶん前に予約していたもの、忘れた頃に順番が回ってきました。 天童荒太さんの作品はずっと読みたいと思い続けてきましたが、重い、暗い、救いがないというイメージがあり(笑)機会があってもなかなか手に取ることができませんでした。…
ずっと前から読みたいと思っていました。 初谷崎潤一郎作品です。 私は一冊にまとまっている中公文庫版を図書館で借りたのですが、新潮文庫は分冊(上・中・下)になってます。 持ち運びに便利なのは新潮でしょうね。 かなりの厚さなので(本文929ページ)圧…
雑誌MOEはたまに購入するくらいですが、本書は以前雑誌で掲載された記事に追加取材をし単行本化したものだそう。北海道・東北編、関東編、甲信越・北陸・東海編、関西編、中国・四国・九州・沖縄編とに分かれています。 1ページずつ写真入りで絵本屋さん…
母にすすめられて読みました。「15分間」とあるように文字が大きく行間もかなり開いているのであっという間に読めます。 読書に慣れている人ならもっと早く読めそう。私は10分くらいでした。 CDもついていて(私はまだ聴いてませんが)けっこう面白いらし…
>イギリス文壇の偽善的内幕と俗物性を痛烈に暴露風刺したというモームの代表的作品 とのこと。 タイトルからはほんわかした甘い雰囲気の物語かと想像してしまいますが、予想に反して随所に風刺が効いた作品でした。 文豪トマス・ハーディと当代の人気作家ヒ…
今年はたくさん読みたいと思っている詩。また素敵な作品に出合えました。 岸田衿子さんは絵本作品では知っていたんですが、詩も書かれているんですね。タイトルに「ソナチネの木」とあるように音楽に関する詩が多かったです。 読んでいる間優しい音楽が耳の…
まど・みちおさんの最新書きおろし詩集です。 2009年11月に100歳になられたということでTVでも特集が組まれているのを見ましたが、いつまでもみずみずしい感性を持ち続けているまどさんは素敵だと思いました。 老いを見つめた詩やご自身のアルツハイマー症…
手のひらサイズの小さいかわいらしい本、宝物にしたくなります。桑原弘明さんが作り続けているスコープ作品。 小さなものだけれど完成するのに1日も休まずに徹夜を続けて1ヵ月半、複雑なものは3カ月もかかるそう。 だからまだ50個ほどしかできていないと…
ロシア語会議通訳の仕事をしながらこれだけの読書量、書評にまず驚きます。 そして挙げられている本は多岐に渡りただただすごいの一言。 まさに「打ちのめされる」がぴったり。 本にもだけど、米原さんに打ちのめされました・・・ がんの闘病を続けながらギ…
1年遅れで読んでます・・・今年こそ追いつきたい^^; 特集は二つ。沢木耕太郎「旅する力」沢木さんのエッセイと大沢たかおさんとの対談がありました。 『深夜特急』シリーズはずいぶん前に途中挫折しているのですが、また挑戦してみたくなりました。 大沢…
(430) 今年最初に感想をUPする本のタイトルがこれでちょっと複雑ですが(笑) 太宰治作品を読むのは『津軽』に続き2作目。 読者に語りかけてくるような文体だからでしょうか?想像以上に読みやすいのに驚きました。 タイトルに暗示されているように内容…