はぴの本棚

2003年からの読書日記

ソナチネの木作者: 岸田衿子,安野光雅出版社/メーカー: 青土社発売日: 1996/10メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る

今年はたくさん読みたいと思っている詩。

また素敵な作品に出合えました。


岸田衿子さんは絵本作品では知っていたんですが、詩も書かれているんですね。

タイトルに「ソナチネの木」とあるように音楽に関する詩が多かったです。
読んでいる間優しい音楽が耳の傍でかすかに聴こえているような感じがしました。


そして装丁も素敵で飾っておきたくなります。
安野光雅さんの美しい絵が詩にぴったり合っていました。

文字が曲がっていたり、だんだん小さくなっていったり、逆さになったり遊び心があるのも楽しい♪



お気に入りの詩はいくつかあるんですが、大好きになったのを一つだけ紹介します。


草が枯れるのは
大地に分かれたのではなく
めぐる季節に やさしかっただけ
つぎの季節と むすばれただけ




私が図書館で借りたのは1996年に出版されたものでしたが、新版が2006年に出ているんですね。

ソナチネの木

ソナチネの木

ちょっと表紙の色が明るくなっている気がしますが違いはこれだけかな?
手もとに欲しくなりました。