海外の作家(その他)
(509)(510) 三部作ラスト。 最後まで目が離せない展開で一気読みでした。 あとがきにもありましたが、著者は読者を楽しませるツボをしっかり押さえている感じがしました。 読んでいると自然と映像が浮かんでくるので映画化されたのも納得です。 上巻のあ…
(507)(508) シリーズ第2部。 登場人物が多いのは相変わらずですが、1巻で目にした名前も多くすんなり物語に入れました。 ミカエルはやっぱりもて過ぎ(笑)面白かったです。 上巻からあらすじ紹介をします。背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員…
1924年初刊の詩や唄が収められたアンソロジー。 マザー・グース、ウォルター・デ・ラ・メア、クリスティーナ・ロセッティ、シェイクスピアなど詳しくない私でも耳にしたことがある有名作家が多数収録されています。 大正時代〜昭和当時の子ども達がこんなに…
ジブリの映画「借り暮らしのアリエッティ」をきっかけに再読。 最初の感想はこちら。 もう6年以上も前でした。 初読の時は小人の暮らしぶりに注目していて物語にはいまいち興味が薄かったようです。 「借り暮らし」「借りる」って言葉はやっぱりかわいい。 …
600ページちょっとある長編だったので読むのに時間がかかりましたが、楽しめました。 スペインの作家を読んだのは初めてでしたが、職場環境や夫婦の関係、都会と田舎暮らしの落差など日本とも通じる部分がありすんなり入っていけました。 物語の中でたくさん…
2004年のドイツ児童文学賞にノミネートされた他、数々の賞を受賞している作品です。 550ページ近くある分厚さに最初は圧倒されましたが、読み始めると一気に惹きこまれていきました。 モンフィール王国の皇太子フロリーンが罠にはめられ、捕らわれの身となる…
児玉清さんが絶賛していたので気になっていた作品。面白かった! 全世界で800万部を突破し、本国のスウェーデンでは人口約900万人にもかかわらず290万部以上を売り上げる大ベストセラーというだけありました。 上巻のカバー紹介文からあらすじを・・・月刊誌…
この作品が書かれたのは1885年、著者が50歳の時です。 最初『トム・ソーヤの冒険』の続編のつもりで書き始められたそう。 父親のところから逃げ出したハックは思いがけず黒人の逃亡奴隷ジムと筏の旅をすることになります。一緒に旅を続けていくうちにジムは…
シェイクスピアの『リチャード三世』の印象が強烈だったので、その真逆をいく本書はとても楽しめました。 主人公は捜査中マンホールに落ち入院生活を送っているグラント警部。 寝たきりで退屈を持て余している彼は友人の女優が持ってきた肖像画の一枚に目を…
シェイクスピア作品は『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『マクベス』など耳にしたことがあるものの、ちゃんと読んだことは初めてかも。 次に読む『時の娘』ジョセフィン・テイ著にリチャード三世のことが出てくると聞き、予習のために読みました。 借…
梨木香歩さんの『秘密の花園ノート』を購入しているので予習のため読みました。 梨木さんが本の中で紹介しているのは岩波少年文庫だったけれど、挿絵がたくさん入っているこちらに惹かれました。 子どもの頃読んだと思い込んでいたけれど未読だったかも。 両…
(450) 以前読んだ『かるいお姫さま』 http://d.hatena.ne.jp/lovelyplace923/searchdiary?word=%A5%DE%A5%AF%A5%C9%A5%CA%A5%EB%A5%C9 は楽しめたのですが、今回はファンタジー好きなのにかなり苦戦しました。 途中で挫折しそうになったこともしばしば。 …
母に借りました。 2008年6月18日、92歳で亡くなったターシャ・テューダーさん。 以前何度かTVで特集されているのを見ましたが、自然に囲まれゆったりとした暮らしをされていて素敵だなと思ったものでした。 本書は月刊MOEに掲載された彼女最後のインタ…
>イギリス文壇の偽善的内幕と俗物性を痛烈に暴露風刺したというモームの代表的作品 とのこと。 タイトルからはほんわかした甘い雰囲気の物語かと想像してしまいますが、予想に反して随所に風刺が効いた作品でした。 文豪トマス・ハーディと当代の人気作家ヒ…
(370) リンドグレーンさんのデビュー作だそうです。 でも、デビュー作だとは思えないくらい完成度が高い作品。さすがだと思わされました!タイトルに「幸せ」とついているように、明るくわくわくするような日常が綴られています。 (原題は「ブリット-マリは…
(359) SNSの4月の課題本。 中公文庫(阿部知二訳)で読みました。 読み始める前、全55章、本文726ページのボリュームに圧倒された私。 初めて読むオースティン作品ということもあり読了できるか心配でしたが、混乱したのは登場人物の多さに慣れるのと…
(357) アリス・マンローさんの小説を読むのは2作目。 初めて読んだ『イラクサ』がとても印象に残ったのでこちらも楽しみにしていました。10年にわたって書き綴られた自伝的短編小説だそうです。 スコットランドからカナダへ入植し、著者が生きる現在まで…
(344) 本当はクリスマス時期に読みたいと思っていたこの本。 結局間に合わず年を越してしまいました。 でも後回しにせず読んでよかったです。本自体は分厚くないのですぐに読み終わりました。 短いけれど深くて味わいのある作品でした。スクルージ老人は冷た…
(335) カナダを代表とする作家である著者は「短篇の女王」と呼ばれています。 賞の受賞も数多く、ニューヨークタイムズ「今年の10冊」やタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」にも選ばれています。でも、日本で訳されているのは本書と『木星の月…
(334) 『魔法の声』の続編、映画化も決まったようです。 あとがきによると三部作になるとのこと。だから今回は続きが気になるような終わり方だったんですね・・・本に載っていた紹介文を引用します。朗読すると物語が現実になる魔法の声を持つ少女メギーと…
(319) 初めてファージョン作品を読みました。 とても美しくて幻想的な作品たち。 著者は正規の教育は受けずに育ったそうですが、父は流行作家、母は俳優の娘ということでたくさんの本に囲まれて育ったとのこと。 本を読むことで、素敵な言葉が長い時間をか…
(313) 先月読んだ『文学刑事サーズデイ・ネクスト1 ジェイン・エアを探せ!』で興味を持った『ジェイン・エア』。 分厚い本でしたが、じっくり読むことができました。この小説が出版されたのが1847年というのがまず驚き! ちょうど160年前に世に出た小説な…
(308) ずっと読みたいと思っていたこのシリーズ。 図書館で借りようと思っていたのに、結局書店で文庫を見つけて買いました。 先に『ジェイン・エア』の予習ができなかったのが心残りですが楽しめました。それに『ジェイン・エア』以外にも登場する文学作品…
(302) 相変わらず分厚いⅡでしたが、物語に慣れたのでⅠよりも読むスピードが俄然早くなりました。 スリルが増して先も気になり、どんどん読み進めた感じです。 でも最後まで夢中になるほどではなかったのが残念。 見返しに地図はあるし、きっと私の知識不足の…
(280) 魔法のような、幽霊話のような、でもおどろおどろしいのではなくて、恋愛の部分もあるし、家族の物語でもある・・・本当に色々な要素を詰め込んだ魅力的な物語でした。主人公のローランドは幼い頃から毎度見る悪夢におびやかされながらも、学校でも家…
(273) お屋敷の屋根裏の人形の家でひっそり暮らしていた小人。 ある日美しい妖精が突然やって来ます。 一晩だけ泊まっていくという約束のはずだったのに、小人は毎晩少しずつ語られる妖精の話に引き込まれていき・・・朝になって眠ってしまうと透明になった…
(265)(266) 「ドラゴンライダー」シリーズ3部作の第2作目です。 『エラゴン』もかなり分厚いと思ったけれどこれはその分厚さが上下巻に! でもこの分量に飽きることは全くなく、さらに夢中になる面白さでした。エラゴンとそのドラゴンサフィラはエルフの国…
(264) ムーミンシリーズは子どもの頃ちらっと読んだとは思うんですが、アニメの印象が強くて原作はあまり覚えていないかも。 完読まではいかずにいつも読むのをやめていたような気がします。これはそのヤンソンさんが書いた別のお話です。 母を亡くした少女…
(261) 初リンドグレーン作品です。 この本と子どもの頃に出会っていたらなあ・・・と思ってしまいました。 ピッピのキャラクターがすごく魅力的です。 明るくて天真爛漫でものすごく力も(気も)強い女の子。 母は赤ん坊の時に亡くなり、父は航海中に海に投…
(250) 今年の私の目標である名作を読むという課題ですが、やっと1つ読めました。 たしかに精神の緊張を伴う読書も大事ですね。 それにしても長時間かかったし、かなり疲れました。 分厚かったのもあるけれど、読み終わった後の達成感が違う気がしました。で…