2011-01-01から1年間の記事一覧
東日本関東大震災から早10日過ぎました。 亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、ご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。私の住むところでは地震の影響はなかったのですが、最初の頃はニュースからずっと目が離せず…
(536) なんとも変わった主人公の名前がタイトル。 彼が大学に入学してからの一年間が綴られています。世之介は井原西鶴の『好色一代男』の主人公と同じ名前だそうですが、ちらりと聞いたことくらいしかなく。 ちょっと読んでみたい気がします(笑) のほほ…
言葉はなぜ生まれたのか作者: 岡ノ谷一夫,石森愛彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/07/13メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 214回この商品を含むブログ (33件) を見る
(535) ノンフィクションは堅苦しい印象があったりであまり読んでこなかったんですが、知らないことを知るのは面白い。 まだまだ知らないことがたくさんあると改めて感じました。 本書は「なぜ人間だけが言葉を話すようになったのだろう?」という疑問を持…
(534) 「花を持って、会いにゆく」「人生は森のなかの一日」の二つの詩にグスタフ・クリムトの絵が添えられています。 とても美しい樹木や花々の絵が詩にぴったりです。 あまりに美しすぎてこの世のものではないような感じもしました。 絵を眺めながら詩を…
(533) 中島京子さんの作品を読むのは2作目。 『小さいおうち』とは雰囲気の全然違う物語だったけれど好みでした。 21歳の女子大生瑛は、恋人ニシムラの暴力から逃れてやってきた見知らぬ南の町で7歳の少年ニノと出会います。 ニノも灰色の男から逃げてい…
(532) 不思議なタイトルだと思いましたが、読み終わるとこれがまさにぴったりで・・・すごくよかった! 三世代にわたる「風変わりな一族」の物語 東京・神谷町の洋館に暮らす柳島家は、ロシア人の祖母、変わった教育方針、四人の子供のうち二人が父か母が…
(531) 梨木さんの小説の舞台がアフリカ? なんとなく違和感があったんですが読み始めるとやっぱり梨木ワールド。 堪能しました。 正直難しかったです。 「ダバ」「ジンナジュ」これらの耳慣れない言葉にまず混乱。 さらさらと読めるのになかなか咀嚼できな…
(530) 坂木司さん、初めて読みました。 覆面作家でデビューしたそうで現在も性別など非公表とのこと。 他の作品が未読なので確信はできませんが、なんとなく女性かなという印象を持ちました。 『赤毛のアン』ともじったタイトルが絶妙。 主人公の杏子は食…
(529) 先日読んだ『第二音楽室』と同じシリーズ。 長編が好きというのもあるんだけれど、こちらの方がより印象に残りました。 出版社の内容紹介です。『第二音楽室』に続く“School and Music”シリーズはオルガン部が舞台。 ものごころつく前…
(528) 「はやぶさ」のことはニュースで見て知ってはいましたが、なんとなくすごいという印象を持っていたくらいで具体的にはいまいち分からず(笑) 月以外の天体表面からサンプルを採取したのは人類初の偉業だということ以外にもたくさん知らないことがあ…
(527) 「断捨離」を考案し、2000年頃からクラター(ガラクタ)・コンサルタルトとして全国各地でセミナーをされているやましたひでこさんの本です。 ブログもあるので参考になりそう。 以前読んだ川畑のぶこさんの本の感想はこちら。 http://d.hatena.ne.j…
(526) 去年の11月から時間をかけてゆっくり少しずつ読んでいた『富士日記』とうとう読み終わってしまいました。 長年、読みたいと思って手が出なかったこの作品を今回手に取ることができて本当によかった! 購入して手元に置いておきたくなりました。 昭和…
(525) 「第二音楽室」「デュエット」「FOUR」「裸樹」の4作品が収められています。 School and Musicとあるようにどの作品も学校で音楽に打ち込む女子が主人公です。 年代はそれぞれ2005年、1993年、1988年、2009年とバラバラでリンクはしていないん…
(524) 古いものは1974年、一番新しいものは1991年。 過去に発表された詩や童話、美しいカラーイラストなどが28収められています。 萩尾望都さんは有名な漫画家だということだけは知っていましたが、読んだのは初めて。 それなのにイラストを見ると懐かしく…
(523) 今話題になっている断捨離の本です。 図書館に予約していたのがやっと回ってきました。 3月に引っ越し予定なのでそれまでに読めてよかった! 「断捨離」という言葉、漢字を見ているだけでなんだか難しそうだと思ってしまいがちですが、もともと断行、…
(522) NHKの番組、プレミアム8<文化・芸術>「“愛と胃袋”」を見てから原作を読みました。 直木賞作家の4人が旅した地域をモチーフに短編小説を書き、ドラマ化するという面白い試み! 映像を見てからちょっと間が空いたのでいい具合に忘れていて楽し…
(521) 最初から一気に物語の世界に惹き込まれていきました。 日記のような小説、小説のような日記?なんとも不思議な雰囲気の作品でした。 読んでいるうちに現実なのか幻想なのか分からなくなっていく感じが魅力的。 淡々としている日常なんですが、苔料理…