はぴの本棚

2003年からの読書日記

東日本関東大震災から早10日過ぎました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、ご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

私の住むところでは地震の影響はなかったのですが、最初の頃はニュースからずっと目が離せず。
警察、消防、陸上自衛隊東京電力など大変な状況の中、日々現場で頑張ってくださっている方々には本当に頭が下がります。

被害に遭わなかった私に今できることは義援金を続けること、献血(先日行ったらヘモグロビン濃度が足りず残念でした)くらい。
そして、自分の心と体が元気でいること、家族の健康を守ること、日々を普段通りに過ごすことだと思っています。
また日本が元気な姿を取り戻せますように・・・心から祈っています。





先日、幕内秀夫さんの講演会に参加してきました。
幕内さんの本は何冊か読んでいてブログもチェックしています。
実際にお話を聞ける機会をとても楽しみにしていました。
目からウロコのためになるお話あり、時々笑いありでとても充実した講演会でした。


テーマは「じょうぶな子どもをつくる基本食」

食生活の影響が大きいのベスト3は乳がん、子宮の病気、子どものアトピーなどアレルギー疾患であり、特に女性ホルモンに関する病気だそう。
女性は食生活に気をつけなければいけないと強く感じました。



また大人と子どもの食事は別だということを色々な例を挙げながら何度もおっしゃられていたのが印象的でした。


・子どもは食べる量が分かっていて満腹になったら一口残っていようがやめるが、大人は違うということ。

お父さんは出されたものは全部食べる、お母さんは作ったものは全部食べるという言葉にはつい笑ってしまいました。


・大人は目で食べるが、子どもは生きるために食べるということ。

「朝の料理は子どもの迷惑」という言葉には会場の皆さんから苦笑が・・・
ご飯と味噌汁、常備食で十分足りるんですね。


・大人は心でも食べるということ。

心は体に悪い物(事)が好きというのが一番難しい問題だと思いました。
大麻薬(やめたら精神面に影響)は酒、タバコ、砂糖。

酒もタバコもやらない人は砂糖が恋人になっている場合が多いというのは納得。
パン屋さんは女性の居酒屋なんてすごくうまい表現!
以前よりずいぶん回数は減りましたが、私もパン好き。
食べ過ぎないようにしなければ・・・

大人には精神安定剤が必要なんでしょうね。
「やめろとは言いません!お菓子を食べるのは子どもに見つからないように、または寝てからに」というのはなるほどと思いました。


子どもは甘いものが好きですが、お母さんを幸せにしてくれる「砂糖」と一緒にしてはいけないということ。
我が家では特に長女の意識を変えるのが難しいと感じています。
既におやつは甘いものだという頭になってしまっているのでやっかいです。
でもそれはこれまで与えてきた私のせいなんですよね・・・反省。


次女はご飯大好きでおかずはほとんど食べず(笑)幕内さん流の食事に近いです。
きっとこれが子ども本来の姿なんでしょうね。
おやつにリンゴジュースを常備していましたが、ちょっと回数を減らして他のものにしていきたいと思っています。


お菓子をすぐにきっぱりやめるのは難しいけれど、子どもの将来のために今からやらなくては。
でも絶対食べさせないと考えるとしんどいしできないので、時々、たまにはOKというスタンスで。
「ここにいる皆さん全員が明日から子どもの食事を変えられるんですよ」という力強い言葉を支えに頑張りたいと思います。


長女が今年小学校入学ということもあり関心が高まっていた学校給食のお話もありました。
近々発売が予定されていた『もっと変な給食』は地震の影響で延期されることになったそうです。

本で紹介される献立を聞いて最初は笑っていましたが、ありえないメニューの数々にだんだん怖ろしくなってしまいました。
我が県代表のある市のメニューは菓子パンに大福、あと何か・・・あまりの衝撃に忘れてしまいました。
そのまま社員食堂に出したらどう思うか考えてみるというのはなるほどと思いました。
『変な給食』も未読ですが、読んでみたくなりました。



配られていた資料「子どもの食生活―10の提案」も参考になりました。

この提案は大切な順番に書かれているそうなので重要な上の5つだけ書いておきます。

1.しっかり、外遊びをさせよう

2.子どもの飲み物は―水・麦茶・ほうじ茶

3.朝ご飯をしっかり食べさせる

4.子どものおやつは食事

5.カタカナ主食は日曜日



講演会後、学校給食と子どもの健康を考える会にも早速入会しました。
私の県の米飯給食の週平均実施回数は3.0回とほぼ全国平均と同じ。
完全米飯給食がどんどん増えてくるといいなと思います。