2014-01-01から1年間の記事一覧
とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員・掛水は、地方振興企画の手始めに、人気作家に観光特使を依頼するが、しかし……!? お役所仕事と民間感覚の狭間で揺れる掛水の奮闘が始まった! 高知出身の有川さんだからこその愛に溢れた小説でした。 …
ベストセラー『おひとりさまの老後」』の上野千鶴子は、その後も取材と調査を重ね、多くのお年寄りが、「家族がいようがいまいが、家で死にたい!」と実は思っていることに確信をもつ。 住み慣れた自宅で、介護が必要な状態になったら、適切な医療・看護・介…
ちいさな女の子の、澄んだまなざしの先にあるものは…。 その女の子のこころの中に生まれるものは…。 8編のショートストーリーで綴る、夢と現実のあわいの“不安”と“温もり”。 珠玉の傑作絵本。 1 昼間の蒸気機関車 2 図書館 3 お友達 4 12月 5 幼稚園 6…
世界各国多数の賞を受賞、世界中に衝撃を与えたグラフィック・ノヴェル、ついに刊行! 漫画でもコミックでもない、素晴らしいセンス・オブ・ワンダーに満ちた「文字のない本」。絵本だと思い込んでいましたが、想像していたのとはちょっと違っていました。 …
JR東日本の子会社である鉄道整備株式会社、通称テッセイ。新幹線の停車している短い時間で車内をテキパキ掃除する様子や丁寧なお辞儀姿をテレビでちらっと見ることがあり、気になっていました。 テッセイの人達の仕事ぶりを直接目にしたことがないのは残念…
ここは天に近い場所なのだ——。『家守綺譚』以後を描く、心の冒険の物語。亡き友の生家の守(もり)を託されている駆け出し文士、綿貫征四郎。行方知れずになって半年余りが経つ愛犬ゴローの目撃情報に基づき、家も原稿もほっぽり出して鈴鹿山中に分け入った…
いま,辞書に注がれる視線が熱い。 数多あることばから何を項目として選び,有限のことばでどう説明するのか。 地道な作業ながら,考えようによってはドラマチック。 でも実際,どんなドラマがあるのか,ないのか? 辞書づくりにかかわるあれこれのエピソー…
こんまりさんの片づけ本第二弾。 『人生がときめく片づけの魔法』は母にプレゼントしてもらって以前洋服→本の片づけまでは一応終了。 それ以降はちょこちょこつまみ食いして片づけては中断しているところでした。 そんな時、図書館で予約していた本書が回っ…
すべての叡智は、歴史に通じる! 3・11大震災、ユーロ危機、指導者の目まぐるしい交代――危機に対峙するには何が必要か? 『日本人へ』シリーズ、待望の最新刊!2013年10月発売。 文藝春秋2010年5月号〜13年10月までの文章とのこと。人気シリーズ第三弾とあり…
耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず――。 「文藝」掲載時より口コミで話題を呼び、かつてない大反響に。 著者16年の沈黙を破る、生者と死者の新たな関係を描き出した心に深く響く物語。 初いとうせいこうさん。 話題作ということでずっと気になっていまし…
「生きて、必ず生きて帰る。妻のそばへ、娘の元へ」 涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父…
それは真っ赤な贋作か、知られざる真作か? 傑作アートミステリー! ニューヨーク近代美術館(MoMA)の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。ルソーの名作『夢』とほとんど同じ構図、同じタッチ。持ち主の富豪は真贋…
黒猫工房では、あなたの大切な本を修復いたします――。中学生の瑠璃と美しい造本師が繰り広げる、本を愛する人の不思議な物語! 初村山早紀さん。 タイトルを見てすぐにいせひでこさんの『ルリユールおじさん』を連想しましたが、また違う魅力の素敵な作品。 …
それでも本屋は続いていく。家業の「アロワナ書店」で、三代目のハッコウと、いとこの昼田がとりくむ「町の本屋さん」のお仕事。若者に人気の町・幸福寺にある本屋さん「アロワナ書店」。地域密着型のこの書店で、三代目・ハッコウは名ばかりの店長となった…
物のやりとり、お金の使い方に、人間性が現れる――。反面教師や見習いたいこと、あさましくて軽蔑したくなるようなこと、後の世へ伝えたいと思うこと……、あらゆる物やお金にまつわる話をとくとお読みいただきたい。 母から借りて読みました。 長崎の五島列島…