2008-01-01から1年間の記事一覧
(355) 久々に中山庸子さんの本を読みました。 この本は以前出版された『おかあさんの夢づくりノート』を改題し文庫版で出したものだそうです。中山さんのエッセイは読んでいるうちにふっと肩の力が抜けて楽な気分にさせてくれます。 心に染みる優しい薬の…
(354) 最近とても気になる作家、小川洋子さん。 多くの作品が出版されていますが、私がこれまで読んだのはまだ2作のみ。初めて読んだのは『博士の愛した数式』でした。 第1回目の本屋大賞として話題になったのをずっと覚えていて手に取ったはず。 数学が…
(353) 夫の実家では、毎年のように箱根駅伝を見るのが恒例行事になってます。 運動は苦手な私ですが見るのは好きなので、それ以来駅伝に少しずつ興味を持つようになりました。 そんな時にこの作品!駅伝シーズンには間に合いませんでしたが、やっと読むこ…
(352) SNSの今月の課題本ということで挑戦してみました。 太宰治作品は教科書で『走れメロス』を習った時に読んだくらいで、有名なのに読んでいない作家の一人でした。 本書はタイトルさえも知りませんでした。 説明は岩波文庫の解説を引用させてもらい…
(351) 久々に読んだジョーンズ作品、18の短編が収められています。 どれもそれぞれ面白くて楽しめるものばかり! 表紙で佐竹美保さんが表現されているようにバラエティに富んだ物語がぎゅうぎゅうに詰まったびっくり箱(絵は壺みたいですが)のような感じ…
(350) 初桜庭一樹さん、ずっと気になっていた作家です。 『私の男』も図書館に予約しているんですが、先にこちらを読むことができました。上下二段組の分量なのでちょっと構えてしまいましたが、世界に入ると一気読み。 何がこんなに惹きつけるんだろう?…
(349) 児童書です。 ちょっと甘いかなと思ったけれど、九月館の雰囲気がなんともいえず好きで星4つにしました。 主人公は九月館で下宿する小学6年生のシゲル。 母は早くに亡くなり、父が学生の頃お世話になっていた九月館で暮らしていたのですが、仕事を…
(348) 2007年に出された文庫本サイズのフリーペーパーです。 編集協力が岩波書店とスタジオジブリなので映画の宣伝も兼ねてるんでしょうね。 無料ですがけっこう内容も濃く、楽しめました。まず知らなかったのはアーシュラ・K・ル=グウィンさんの父が文…
昨日(2008年1月27日)上橋菜穂子さんの講演会に参加してきました。 タイトルは「作家になるまでの道のり〜物語に魅せられて〜」講演会の詳しい内容を書くのはNGとのことなので、出版社のHPで既に触れられていることや、自分が感じたことなど差し障りの…
(347) 以前『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を読んで気に入ったのでこちらも借りてみました。 物語を書きあぐねる吉田くん(著者の分身?)が主人公。 ふとしたきっかけで謎の作家ジュールズ・バーンを知った彼はバーンのことも探りつつ、…
(346) ゲド戦記、とうとう最終巻になりました。 ここまで読んできて本当によかった! ぐいぐい引っ張られて最後はほ〜っと満足のため息が出た感じでしょうか。 (読み終わった後はまさに訳者の清水さんの気持ちと全く一緒でした) 1巻から考えるとどの巻…
(345) ゲド戦記の旅も残すところあと2冊となりました。 今回迷ったのは読む順番。 邦訳の刊行順だと『アースシーの風』→『外伝』なのですが、原書では『外伝』が先に出版されたのでどうしようかと考えていました。 『外伝』のまえがきをちらっと読むと『…
(344) 本当はクリスマス時期に読みたいと思っていたこの本。 結局間に合わず年を越してしまいました。 でも後回しにせず読んでよかったです。本自体は分厚くないのですぐに読み終わりました。 短いけれど深くて味わいのある作品でした。スクルージ老人は冷た…