はぴの本棚

2003年からの読書日記

魔法無用のマジカルミッション

ケイティは退屈していた。

競争相手のいない市場でのマーケティングなどサルでもできる。

そんなとき、魔力を失い古写本の解読にいそしんでいたオーウェンが、とんでもないことに気づいた。

権力への渇望を生み出し、他者を支配する力を与える危険な石“月の目”が、ティファニーに現れたというのだ。

放っておけば大変なことになってしまう。

早速ふたりは追跡を開始する。

 

日本オリジナル書き下ろし。

今回からセカンドシーズンとのこと。

これまでの波乱万丈な日々から一転、平穏な日常が続くと思いきや

やっぱりそうはいかないようで・・・

今回はケイティの 元上司ミミが再登場。

こんな人が職場や周りにいるとしんどいでしょうね(笑)

すごい存在感でした。

負けず劣らず圧倒的な存在感はケイティの祖母。

孫娘の危機を感じて故郷から大都会にはるばるやって来て大活躍する姿にわくわくしました。

 

その一方で魔術を失ってしまったオーウェンがなんとか自分の状況を受け入れようとする姿は切なく感じました。

 

「月の目」をどうやって破壊するのかと思っていたら、なるほどそういう手があったんですね・・・

 

結末はまたびっくり!

力を取り戻したオーウェンと逆に魔法が使えるようになったケイティ。

一時的なものかもしれないけれど、次巻も目が離せない展開になりそうです。