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2003年からの読書日記

角野栄子さんと子どもの本の話をしよう作者: 角野栄子,高楼方子,富安陽子,荒井良二,金原瑞人,ひこ・田中,令丈ヒロ子,あべ弘士,穂村弘出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/08/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

本書は、JBBYの創立40周年を記念し、作家・角野栄子氏を中心に4回にわたって行われた、連続鼎談「子どもの本のこれから――未来への贈りもの」を加筆・再編集しています。

1幼年童話──物語がうまれるとき
高楼方子×富安陽子×角野栄子

2絵本・翻訳──世界に通じる言葉のリズム
荒井良二×金原瑞人×角野栄子

3児童文学──会話文のおもしろさ
ひこ・田中×令丈ヒロ子×角野栄子

4街や自然、動物からうまれる物語
あべ弘士×穂村弘×角野栄子

とても楽しい鼎談集でした。
特に最初にする「自己紹介三つ どれがほんと?」は面白かったです。
皆さん作家なのでとてもお上手。
どれがほんとか分からない・・・さすがです!

角野さんのお人柄なのかもしれませんが、どの鼎談も緊張感の中にもリラックスした雰囲気が流れているように感じました。
読んだことのある本の話はとてもうれしいし、未読のものは気になって仕方ない(笑)

鼎談を終えてのゲストのお二人の感想もよかったです。


読みたくなった作品。

『小公女』フランシス・ホジソン・バーネット作 高楼方子
『魔女からの手紙』『ナーダという名の少女』角野栄子
雨月物語金原瑞人
『パンプキン!模擬原爆の夏』令丈ヒロ子
穂村弘さんの短歌やエッセイ。