はぴの本棚

2003年からの読書日記

頭のうちどころが悪かった熊の話作者: 安東みきえ,下和田サチヨ出版社/メーカー: 理論社発売日: 2007/04/02メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 61回この商品を含むブログ (79件) を見る

「小さな童話大賞」(毎日新聞社主催)受賞作「いただきます」を含む,人生について考える7つの動物寓話。

初安東みきえさん。
このタイトル、一度聞いたら忘れられない強烈なインパクト(笑)

「頭のうちどころが悪かった熊の話」「いただきます」「ヘビの恩返し」「ないものねだりのカラス」「池の中の王様」「りっぱな牡鹿」「お客さまはお月さま」を収録。
動物寓話とのことでかわいらしい感じの物語を想像していたのですが、ほんのり毒があるような。
7つのお話それぞれ違った面白さがあり、もっともっと読みたくなる・・・クセになる魅力がありました。
下和田サチヨさんの絵もとてもいい味を出していました。

お気に入りは「池の中の王様」
「ないものねだりのカラス」は宮沢賢治の「よだかの星」に少し似た雰囲気を感じました。