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2003年からの読書日記

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)作者: メアリーノートン,ダイアナ・スタンレー,Mary Norton,林容吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/09/18メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 323回この商品を含むブログ (97件) を見る

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中山庸子さんの本で紹介されていたので興味を持ちました。
小人の出てくる話はよくあるけれど、「借り暮らしをする」小人の話は読んだことがなかったので楽しめました。

イギリスの古風な家の床下には、人間から必要なものをこっそり借りる小人の家族が住んでいました。
穏やかに平凡な生活していた小人たちでしたが、ある日一人娘のアリエッティが男の子に姿を見られてしまい・・・

「取る」とか「盗む」じゃなくて「借りる」という表現はなんともいえずユニークな感じがしました。
たしかにちょっとした物がなくなって探しても見つからない経験はよくあるので、小人に借りられているかも?と想像すると楽しいと思いました。

時々出てくるイラストもかわいくて和みました。
切手が絵として飾られていたり、タンスがマッチ箱だったりします。
チェスの馬を切り取って首の部分を置物にして、下の部分はテーブルの一部になっているのも面白かったです。

このシリーズはあと4作あるみたいなので読んでみたくなりました。

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露 > こんにちは。なんだか面白そうな本ですね。「借り暮らし」なんて、初めて聞きました。私もよく、ちょっとしたものを部屋の中で紛失してしまうので、我が家にも小人さんがいるのかも。 (2004/04/17 18:01)
北原杏子 > このシリーズは小学生の頃に読んで大変面白かったのを覚えています。ところが学校の図書館で借りたのですが、1巻だけ置いてなくて、2〜4巻のみ読めただけでした。(当時は5巻目は出てなかった)でもそれでも楽しく読めました。
この小人シリーズといぬいとみこさんの「木かげの家の小人たち」「くらやみ谷の小人たち」は私の思い出の書です。 (2004/04/17 22:28)
ありんこ > 一度借りたのですが、読む時間がなくって返してしまった心残りな本です。小人つながりで「小人の靴屋」っていうお話がありますけど、自分の家事を眠っている間に手伝ってくれる小人さんがいたらいいなあ。(現実的ですいません!) (2004/04/18 08:12)
トントン > 露さん、小人の話は色々あるけどこれもよかったですよ。私も物がなくなることがよくあるので「小人いるかも?」と思ってしまいました。
北原杏子さんは小学生の頃に読んだんですね。子どもの頃に読むと今よりもっとわくわくしたんでしょうね・・・いぬいとみこさんの本も読んでみたくなりました!
ありんこさん「小人の靴屋」私も好きですよ。「知らない間に家事が終わってる!」なんて理想だわ〜 (2004/04/18 10:19)
ときわ姫 > ずうっと昔に読んだ気になっていましたが、全部で5作もあるんですか。それは知りませんでした。私は一冊しか読んでません。
知らないあいだに家事を手伝ってくれる小人のことで思い出しました。イギリスで始まったガールスカウトガールガイド)の年少さんは、ブラウニーというのですが、これはまさに知らないあいだにお手伝いをしてくれる小人のことだそうです。自分たちがそうなりましょうという意味なんです。やってもらうんじゃなくて、やってあげるわけね。 (2004/04/18 13:11)

トントン>ときわ姫さん、レスいただいていたのに今頃気づきました(汗)3年半も放置してすみません><全部で5作もあるんですね。ガールスカウトの年少さんは小人から名づけられているんですね。やってもらうんじゃなくて自分達がそうなりましょうっていう考え方、すごくいいと思います。